JLPGA、樋口久子 森永製菓ウイダーレディス、結果

３位タイグループが伸びず、１位２位の一騎打ち。

前半、藤本麻子が１打縮めるが、後半全美貞(チョン・ミジョン)が突き放す。

勝負を決定づけたのは、２打差となって迎えた１６番。
フェアウェイ右サイドのバンカーにつかまった藤本麻子。

残り１７０ｙほどを２オンを狙い、ボールをクリーンにヒット！
のはずが、
なんと、トップして、ボールはすぐ目の前のバンカーの土手に当たり、
跳ね返ってバンカーサイドのラフに。

それでも第３打をグリーンオンすれば、まだチャンスはあったが、
力み過ぎたか、グリーンオーバー。

寄らず入らずのダブルボギーで全美貞(チョン・ミジョン)を
一気に楽にしてしまい、勝負あり。

２位は最終日のベストスコアの金英(ヤング・キム）通算９アンダー。

藤本麻子は８アンダーの３位だった。

４位タイはぐっと離れて５アンダーに７人。
横峯さくら、北田瑠衣、服部真夕、表純子、金ナリ、黄アルム、
馮珊珊(フェン・シャンシャン)。

３アンダー、１１位タイは５人。
有村智恵、竹末裕美、安宣柱(アン・ソンジュ)、豊永志帆、金田久美子。

２アンダー、１６位タイは野村敏京、永井奈都ら４人。

１アンダー、２０位タイ、酒井美紀、井芹美保子ら５人。

イーブンパー、２５位タイ、９人。
宮里美香、不動裕理、飯島茜、若林舞衣子、佐伯三貴、中村香織ら。

１オーバー、３４位タイ、森田理香子ら３人。

３オーバー、３７位タイ、上原彩子、原江里菜、櫻井有希ら７人。

４オーバー、４４位タイ、諸見里しのぶら３人。

斉藤愛璃は４７位タイ、東浩子は単独５５位でした。

＊

これで獲得賞金は全美貞(チョン・ミジョン)が
２位安宣柱(アン・ソンジュ)との差を２３００万円に広げた。

藤本麻子は５０位で目安の１５００万円から一気に１９９０万円に。

「目安」と書いたのは、ここ数年はシード権のカットラインが
大体１５００万円だったからだが、今年はこれで、
５１位の藤田幸希までが１６００万円を超えてしまった。

今季の残りは４試合だが、ミズノとリコーカップは、
上位選手しか出れないので、シード争いの選手にとっては実質２試合。

この２試合、伊藤園レディスと大王製紙エリエールレディスの
賞金総額はともに９０００万円。

優勝を１８％として、１６２０万円。
これでは現在の５１位の藤田幸希の１６５０万円を上回ることはできない。

まあ、優勝すれば最終戦にも出られるからいいけど、
現在０円の天沼千恵子、竹村真琴、山本亜香里は
伊藤園優勝＝一発シードとはならない。