全米女子オープン３日目、渋野日向子単独トップで最終日に

３日目はセッティングがむずかしかったようで、スコアを落とす選手が続出。

ＴＶで見ても、ロングパットはもとより、通常の大会だと決まりそうな入れごろのパットも
カップのすぐそばを通り抜けるシーンが多かった。

渋野日向子もかなり苦労。
出だしのボギーは５番で取り返したものの、後半もパーが続き、１４番ショートでバンカーから寄らず入らず。
最終ホールもボギーで、首位は守ったものの３つ落として４アンダー。

１打差の２位にエイミー・オルソン。
一時１アンダーまで落としたが、その後２バーディで盛り返した。

１アンダーの３位にはモリヤ・ジュタヌガーンとキム・ジヨン２。
「キム・ジヨン２」は３日目のベストスコアの４アンダーで４７位タイからジャンプアップ。
３日目のアンダーパーはもう一人だけ。３６位タイから９位タイに上がったユ・ヘラン。
パープレーもエイミー・オルソンともう一人、２９位から同じく９位タイに上がったコ・ジンヨンだけ。

なお、韓国選手の登録名に「２」などの数字が付くのは同姓同名の選手がいるから。
登録時の漢字を変えるか、英語表記のスペルを変えればいいのにとは思うが、ハングルだとどうしても同じになるらしい。
日本だと漢字の一部や全部をかなにしたり、短縮したり愛称にしたりするが、そこはお国柄なんでしょうか。

後は岡山絵里と高橋彩華がともに１オーバー、通算４オーバーで４７位タイから２５位タイに上がった。
笹生優香は６つ落としての通算４オーバー、２５位タイに後退。

河本結、畑岡奈紗は３９位タイ。
比嘉真美子、稲見萌寧は５１位タイ。
三ヶ嶋かなは李美香（イ・ミヒャン）と並んでＢＭの６５位タイ。

さあ、明日は最終日。

渋野日向子は当然ながら最終組。
エイミー・オルソン、モリヤ・ジュタヌガーンとのペアで現地時間９：３５のスタート。

日本人初の全米女子オープン優勝、全米メジャー大会２勝はなるでしょうか。

＊
過去の日本人のＵＳＬＰＧＡのメジャー大会優勝は、樋口久子の「全米女子プロ」と
昨年の渋野日向子の「全英女子オープン」のみ。
宮里藍は現在のメジャー大会である「エビアン」に２度勝っているがいずれもメジャー昇格前。