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防災訓練

2007-11-19 13:51:44 | 地域・コミュニティ
昨日はマンションの防災訓練だった。

マンションなどでは法律上、防火管理者を置く必要があり、
「消防計画」を策定して所轄の消防署に提出しなければならない。

消防計画にはこう言うことを盛り込んでほしいというひな型を
消防署の方で作ってくれていて、不慣れでも一通りの消防計画は作れる。

とはいえ、仏作って魂入れずの言葉通り、
出さなきゃいけないので作りましたになってはいないだろうか。

また、消防計画には消防訓練(あるいは防災訓練)の記載があり、
年1回はやることになっているだろうが、やってみましたというか、
やれと書いてあるからやったのお義理の訓練になっていないだろうか。

実際、うちのマンションでも管理組合理事(輪番制)が、
毎期消防訓練(防災訓練)を計画して実施しているが、
やらなきゃいけないからやりましたレベルにとどまっていた。

特に去年はさびしかった。
出席者は管理組合理事と自治会役員を除けば、数人以下、
理事でも出ない人もいて全体で20人かそこら。

300世帯近くあってこれじゃお義理と言われても仕方なかった。
やったことを知らなかった人もいたしね。

ところが、今期の理事は熱心で、毎回単発の訓練、訓練のための訓練ではなく、
毎年毎年だんだんとノウハウを蓄積し、将来は震災等の大災害時にも、
住民が自主的に対応できるようにしていきたいと考え、
何とか次の期につながる訓練、継続的な訓練の第1回にしたいと考えた。

そのためには毎期交替して都度0からのスタートとなる管理組合だけでなく、
メンバー交代が比較的少ない自治会執行部を巻き込んで計画、実施しようとした。

また、管理組合理事でも自治会役員でもない住民有志組織を立ち上げて、
万一の際のネットワークに資するよう計画した。

この考え方はおおむね成功し、総数で昨年比3倍、
一般住民だけでも60名ほどの参加が得られた。

これだけではまだまだ不十分ではあるが、
住民が防災訓練を必要なものだと意識して、
積極的に対応していく足掛かりにはなったと思う。

なお、訓練の内容は、
(1)避難訓練
(2)初期消火訓練
(3)通報訓練
(4)炊き出し訓練
(5)防災講和

住民、管理組合、自治会のほか、所轄の消防署、区役所防災課が参加した。

今年はお願いしなかったが、来年以降は町会の防災組織である
災害協力隊の参加も考慮していく予定だ。
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