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国際郵便マイページサービス

2021-02-22 22:11:26 | 手続き
同じマンションに住む方(Aさんとします)が、今日チラシを持って訪ねて来られた。
Aさんは娘さん二人が結婚して海外に在住されており、時々日本のものを送っているとのこと。

今日もいつものように娘さんのお一人に食品や調味料を送ろうと荷造りし、伝票に必要事項を書いて
郵便局に持って行ったところ、ダメと言われたそうだ。

国際郵便では電子通関データを送ることになっており、今までは手書きでもよかったのだが、
今年からは手書きでは受け付けない、パソコンかスマホで必要事項を記入し送り状を印刷し、
それを荷物と一緒に郵便局に持ち込むことになったらしい。

旦那さんが数年前に亡くなってパソコン云々と言われても訳が分からないから、と助けを求めに来られた。
チラシを預かって少し時間をいただき、「国際郵便マイページサービス」なるものを調べてみた。
国際郵便マイページサービス

これが結構わかりにくい。
ともかく、ざっくり中身を見てからお伺いした。

既に少し娘さんとお話をされていたようだが、私も入って(国際)電話で段取りをつける。
Aさんは既に荷物を郵便局に持ち込んでおり、伝票でNGを食らったため、荷物は預けたままで、
私に助けを求めに来られているので、今回分はこちらで送り状まで作るが、毎回私が手伝うわけにはいかない。
次回以降はAさんの娘さんが送り状を作成してAさんに郵送し、Aさんがそれを日本で発送に使う、ことにした。

チラシでは
(1)サイトにアクセスし
(2)必要事項を記入し
(3)送り状を印刷し
(4)専用のパウチに入れて荷物に貼り付ける
としか書いてないがそんなに簡単なものではない。

まずは、ユーザ登録しないと始まらない。
ここから先はすべて英語表記で入力していく。
全角はNGなので要注意。

そのまま登録完了ではなく、一旦メールで登録確認のURLが送られてくるので、そこをクリックして登録完了。
登録したユーザIDとパスワードを使ってログイン。

荷物の品目名、単価、数量を登録していくが、この操作が分かりにくい。
品目名、単価を入力して「送り状に登録」し、次の品目の名称、単価を入力して送り状に登録の繰り返し。

次に進むと、ここで品目ごとの名称と単価が一覧で出てくるので、それぞれの数量を入れる。
品目に漏れがあると前の画面には戻す必要があるものの、品目の追加ができるのはありがたい。
単価や数量も訂正が効く。最初から入れ直しになるとつらいからね。

相手先(受取人)の住所、氏名、連絡先などを入力。
全て英語表記なので、あらかじめ調べておく必要がある。
特に中国、韓国、その他母国語でアルファベットを使わない国では、英語表記がどうなるかは大変。

EMS(国際特急便)の文書なのか、物品なのか、国際郵便なのか、とか、航空便かなども選択し、
入力が終わったら、次に進む。

どうやらここで国際郵便の電子通関データが作られ、相手国に送られるらしい。
(実際にこの時点で外国に送られるのか、この時点では郵便局にデータが届くだけなのかはわからない)

続いて、送り状の印刷。
送り状一式はA4が合計4枚。
「送り状」の他「こちらの控え、郵便局の引き受け書、郵便局の保管用書類」「内容一覧」と「その控え」
(この順に印刷されるわけではないが、「 」で囲んだ部分が1枚になっていて合計4枚)

切り取り線や折り線があって、ここで切って両方郵便局に出すとか、これは控えだとか、ここで折れとか
なんだかんだ書いてあるが、間違って切って、印刷やり直せと言われたら大変なので、そのまま郵便局に
持って行ってもらった。

窓口でまたどうのこうのいわれたらどうしよう、と心配しておられたが、幸いそういうことはなく、
無事に受け付けてもらえたそうだ。
こちらもほっと胸をなでおろす。

確かにテロ対策やら危険物の検知の他、通関事務の電子化、効率化、迅速化には必要な手続きだとは思うが、
いわゆる情弱には難しい。
Aさんの旦那さんはPCを十分使える方だったが、それでも時々誤操作で元に戻らず助けを求めに来られることがあった。
Aさんもスマホは十分使える方だが、PCは苦手。
既に設定ができているものを使うのはそれほどでなくても、新規の登録や設定は難しい。

なお、「国際郵便マイページサービス」での送り状データ登録には「スマホ版」もあるが、品目数が3つまでに限られるのと
スマホ宛てに送られてくるQRコードを郵便局にあるリーダーに読ませて送り状を印刷する仕組みのようだ。
こちらの方がハードルが高くない? 
若者世代、「物心ついたときからスマホがありました」世代にはスマホの方が簡単だろうけど、「パソコン万能!」世代には使いづらい。
どっちにしろ、情弱にはムズイけど。

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