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自動車運転免許更新(普通車)

2024-02-15 13:16:26 | 手続き
免許更新に行ってきた。

免許更新は誕生日の前後1か月以内に行う。

更新時期が近づいてすると管轄の道府県警(都は警視庁)からお知らせはがきが来る。
そこには、更新期間の具体的な日付のほか、更新場所や手数料、免許の種類(優良、一般など)と
講習種別などが書かれている。

必要な持ち物なども書かれているので、それに従って手続きすればまず間違うことはないと思う。
ここでは、試験場で戸惑いやすい免許更新の誕生日時点で70歳以上の者の区分「高齢者」についても記載していきたい。

高齢者には、免許更新のおよそ半年前に「免許証更新のための講習のお知らせ」はがきが届く。
高齢者講習は自動車教習所で行われ、およそ2時間にわたって、座学と実技が行われる。
(実技がないケースもあるが普通免許は実技必須)
どこでやっているかはお知らせはがきに載っている。
都内では伊豆大島の2か所を含め、42か所。23区内ではその半分の21か所の教習所が対応している。

講習は高齢者が自分で予約、受講、支払いをする必要があり、補助等は一切ない。
費用は教習所によって異なり、7千円から1万円ぐらいと思われる。
教習所によっては「枠」が少なく、予約しようにも空きが何か月も先になるケースもあると聞く。
また、おそらく一般の生徒を優先するためだろうが、なかなか次回の予約が始まらないところもあり、
予約開始すると、すぐに枠が埋まってしまう教習所もあると聞くので、先延ばしは危険。

更に75歳以上になると「認知症検査」が追加され、ことらはもっと予約困難らしいので、更新期限に間に合わない、
なんてケースもあるらしい。
なお、70歳、75歳は免許更新の誕生日の年齢で判定されるので「誕生日前に更新に行けばセーフ」にはならない。
お知らせが来ても期限まで半年あるから、ゆっくりでいいや、と考えていると大変な目に合う。

通常の免許更新では、講習区分によって講習料金が変わるが、高齢者講習雄修了者は講習なしで、更新手数料のみ。

講習区分は「高齢」のほかに「優良」「一般」「違反」「新規(初回)」の4種があり、講習時間、内容、講習料が異なる。
「優良」は講習30分で費用は500円。手数料の2500円と合わせて3000円になる。
「一般」は軽微な違反をした者で講習は1時間、受講料は800円。
「違反」は軽微な違反を除く違反をした者で、「新規(初回)」共々講習2時間で費用は1350円。
いずれも手数料2500円は当然ながらかかる。

免許の区分は更新期間のおよそ40日前に判定されるらしく、その時点で「優良」であればゴールド免許となるが、
その後免許更新までの間に違反すれば、本来はゴールドでなくなるはずなので、「金メッキ」と呼ばれるらしい。

免許有効期間は区分によって異なり、3年、4年、5年がある。
過去5年の免許期間中無事故無違反だった場合は「ゴールド免許」となる。
「ゴールド免許」の有効期間は5年だと思っている人が多いと思うが、70歳は4年、71歳以上は3年と短くなっている。
「ブルー免許」は軽微な違反1回の「一般」は5年。それ以上の違反をした「違反」は3年。
また「初回」(初めての更新)もブルーの3年。
「新規」(免許が初めて)の人は有効期間3年の「グリーン免許」。
初心者マーク、いわゆる若葉マーク表示の義務が免許取得後1年なのに対し、免許証は3年間初心者扱いみたいなものになる。

**

運転免許試験場までは我が家からバスを使い、ドア・トゥー・ドアで20分。

都内では、今年の2月から「予約制」となっているので、予約する必要があるが、何事にも例外があり、「高齢者」のほかにも
予約が要らないケースが、複数存在する。
高齢者は更新のお知らせに予約が要らないと書いてあるが、その他の理由で予約しなくていい人は確認されたい。

東陽町の江東運転免許試験場の入り口は「予約あり」と「予約なし」に分かれていて、平日午前だったからか、
予約なしは列がなく、すぐに端末に案内してもらえるが、「予約なし」は長い列でなかなか進まない。
係員が「高齢者講習、XXXなどの講習が必要ない人はいますか」と聞き、何人かが手を上げた。
その人は列から出されて、予約ありの方に進むよう指示される。
それなら、「予約あり」の札に特例の人はともかく「高齢者」は追加しておくべきではないか。

端末で「申請書」を作成するのだが、「そっちへ行け」としか指示されなかったようで、そのまま行きすぎようとして
怒られている人がいた。

更新受付に人はおらず、端末を操作し必要事項を入力し、免許証を読ませると申請書が印刷され、0番へ行けと指示される。
ここで、4桁の暗証番号を2つ入れるようになっている。
更新時は前回の暗証番号と違うものを入れても問題はない。
2つの暗証番号は印刷されて出てくるので、なくさないようにする。
2つにしなくても8桁にすればよくない? と思うかもしれないか。
一つ目の4桁(第1暗証番号)と2つ目の4桁(第2暗証番号)は役割が違い、「本籍地」は第1、第2とも入れないと
読みだせない仕組みになっている。

申請書は両面になっており、裏面には意識を失ったことがないか、などの質問がいくつかあり、レ点を入れて署名する。

0番は手数料の支払窓口。
ここでも長い列ができている。
よく見ると列の枠が2つあって、右は「現金」、左は「現金、クレジットカ-ド/電子マネー」とある。
誰も並んで剥ないから並びにくいんだろうけど、左も現金が使えるらしいから並べばいいのに。
クレカの列に行き、待たずに支払い、7番へ行けと指示される。

なお、後で知ったが、電子マネーはSuica、PASMO、WAON、nanaco、楽天Edy、それに
ID、QUICPayが使えるそうだ。

7番は視力検査。4つのブースがあり、混雑具合によって開いているブース数が変わる。
最初にコンタクトかどうか尋ねられる。
メガネは見りゃわかるがコンタクトはわからないから。
以前、検査待ちの大勢に対して「コンタクトは検査の時、分かりますから、正直に言ってください。」と言われたことがあるが、
実際はどうか知らないが、個人的にはわかるわけないと思い、信用しなかった。
今回は「目に何か入ってますか?」的なことを聞かれた。

立ったまま機械に顔を近づけて示されるランドルト環(いわゆるC環)の切れ目を答える。
切れ目は上下左右にしかなく、「斜め右上」などはない。
免許の要件である、片眼0.3、両眼0.7以上であれば良く、正確な視力を計るものではない。
それにしては両眼の祖館は小さく感じた。
多少間違えても、別のC環を指示してくれるのでやり直しが効く。
新規の人はそのまま続いて色彩識別能力を受けるが、更新の人にその検査はない。
申請書に合格印をもらい、8番へと進む。

8番の窓口で「視力検査、合格です」と言われ、反対側の窓口に行くよう指示される。
2人ほど前に「新規」の人がいて、その人は「3番へ行け」と指示されていたと思うが、新規全員なのか、
その人だけ特別に何かあったのかはわからない。

問題がなければ、反対側では、免許証を出し、高齢者は「高齢者修了証」を提出する。
隣の係員の前に進む。
書類を渡され、穴の開いた旧免許証が返される。これは一応まだ使える。
当日新免許証が受け取れる人には不要だが、ケースによっては当日受け取れない場合もあるからだろう。
穴は以前は下の方に2つだったと思うが、今回は中央の余白部分に一つだけだった。

免許の適合検査には視力のほかに聴力と身体能力があるが、張力は普通に会話ができることで確認し、
身体能力は場内を問題なく歩くことで確認しているらしく、特に機材を使った検査はない。

続いて9番で写真撮影。
荷物を置くかごがあり、椅子に座って撮影。
カメラの赤い点を見るよう言われ、昔はあった気がしたが、フラッシュはなかった。

ここで、講習の区分を指定される。
講習は予約の有無や、予約時間に間に合ったかどうかなどケースに違いがあるのかどうかはよくわからなかった。
講習が終了すれば晴れて、免許交付となる。
「高齢者講習終了者」には講習がなく、そのまま、4階の免許証引渡場に行ける。
ここまで、入場からおよそ20分+α。
但し、受付と手数料支払いに並べばもっとかかるし、そこで待たなければ、20分を切るかもしれない。

講習会場は2階と3階。
2階だったか、講習受付には長い列ができていたが、窓口は開いておらず、どうやら次の受付待ちだったようだ。
2階、3階の講習会場に相当する位置は4階では食堂になっている。

写真撮影から、新免許証が出来上がるまではおよそ1時間。
写真撮影順に作成されるので、「高齢者」と「優良」の人は、結局ここで待たされる。


「一般」の人はほぼ待たずに、「違反」と「新規(初回)」の人は、講習が終われば既に出来上がっている感じだ。
手元の「引換書」に書かれている番号が出るまで待つ。


更新や新規などごとに印刷しているようで、更新は、5~60枚がまとめて持って来られる。
違反と新規は同じ講習時間なので、引換が被るようだ。
一番右端の係員に引換書を渡すと、更新はその場で渡されるが、新規は隣の係員に託される。
と言っても新規は講習が2時間なので、講習修了時には出来上がっている。

また、再交付や併記の人は10枚ほど持って来る。
講習が違うのか無いのか、該当の人が少ないので、来たら列には並ばずすぐ受け取れる。
但し、「次の番号はしばらくお待ちください」に表示される番号もあり、再交付はそれが結構多い。
確認に時間がかかるようだ。

「高齢者」は「一般」などの講習受講者と同じまとまりなので、免許証が出来上がる方が遅い。結局待つ。


いずれにしても、右奥のドアの向こうから出来上がった免許証を持ってくるので、手にした物の束が分厚い時は更新、
そうでない時はそれ以外の束になっていると思われる。

引換書と交換に新免許証を受け取れるが、顔を確認される。
帽子は取るよう言われ、マスクは外すよう言われる。

新免許証を受け取ると、会場左側窓際に並んだ端末で端末で非表示扱いになっている本籍を確認する。
ここで申請書作成時に登録した2種類の暗証番号を使う。
昔は本籍地が書かれていた欄は空白になっている。
(本籍地の欄はあるが印刷されない時期もあったが、今は本籍地の欄そのものがなく空白)

いつもは、会場の様子などを撮影してから帰るのだが、今回はそのまま直帰。
帰宅したのは家を出てから、ほぼ2時間。

2時間の内訳(大体の時間)
往 路:20分。
更新手続き:25分。
免許交付まで:手続き終了後55分(講習時間の長短によらず)
帰 路:20分


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