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日本シリーズの視聴率低迷が意味するものは

2007-11-03 22:56:48 | スポーツ
落合竜、視聴率は低調(日刊スポーツ) - goo ニュース

日本一決定試合としては歴代最低視聴率らしい。

ただ、細かく見て行くと、日本シリーズに勝ったのはニュース7だけだとか、
胴上げの瞬間は、25%近くだったとか、結構見ている人はいたようだ。

ここから何が見えてくるか。
私の持論を後押しする事実しか見えてこない。

TVをキーとした見方のひとつには、
視聴者は2時間も3時間もじっくりと同じ番組を見たりしない、ということ。
結果やダイジェストや、ポイントのシーンは見たくても全編見るほど暇じゃない。

さらにはTVの野球中継はつまらない、ということ。
解説とアナウンス、どうでもいい内容を絶叫し、CMも多いし、
一つ目とは矛盾するが、野球そのものがをじっくり見られない。

そして、物理的にチャネルが増えて、やっていることが多様化すれば、
当然1局あたりの分け前=率は減るのは仕方がない。

そして、TV自体をあまり見なくなっているということ。
TVそのものが必須アイテムではなくなったということ。
トータルの視聴率が落ちていれぱ1番人気であっても視聴率は落ちる。

プロ野球側から見れば、
TVの放映権料に頼る収益構造は、レギュラーシーズンだけでなく、
日本シリーズですら、もう成立しないということ。

どんぶり勘定でもらう放映権料ではなく、
一人一人のお客さんが球場に足を運んでもらうこと。
そして、球場でお金を落としてもらうこと。
球場に来れないお客さんは、いつ放送されるかわからないTVでなく、
ひいきチームごとの有料ネット放送に引き込むこと。

そしてそのためには、全国津々浦々にまんべんなくファンを獲得するのではなく、
地域ごとに厚く熱いファンを増やすこと。
もちろん全国に散らばったファンに対してもサービスすることは必要だ。
ただし、薄く広く情報提供するのではなく、スポット的狙い撃ちで情報発信する。

つまり、ファンがいるかもしれないところに網をかぶせるのではなく、
ファンにいるところに直接情報を伝えるのだ。
そのためにはTVは不向き、ということ。

結局、どっちへ転んでもTVにはもう頼れない。
TVの放映権頼みの構造は破綻への道を突き進んでいると考えた方がいい。




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