ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

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これがほんとの確信犯

2009-07-03 10:22:05 | Weblog
「円天」巨額詐欺の初公判、波元会長「やっていない」(読売新聞) - goo ニュース

確信犯とは、巷思われているように「悪いと知っていながらやる」ではなく、
「自分自身は正しいと信じて法律を破る」こと、あるいは破る人、あるいはその犯罪
のことであり、「悪いと知りながらやる」のは故意犯である。

自分は正しいのに違法となるのは法律が間違っているからだ、てなとこでしょうか。
多くの政治的宗教的テロ行為も実行犯側から見れば、確信犯なのかもしれません。
調査捕鯨船に体当たりをかますのもこの類でしょうか。

こういう詐欺的な事件が起こると、どう考えても絶対あり得ない仕組みで
冷静に考えると何でだまされるのかわからないですが、弁護士も言うように
>荒唐無稽な話
に、いとも簡単にだまされた人が何千人も(おそらくはもっと)いて、
1千億円を超える金をだまし取られたことに驚くばかりです。

それだけ巧妙に人を信じ込ませる手口を持っていたんでしょうね。
ある意味カリスマ的力があったんでしょうか。

それだけの力と言うか素質があれば、それをいいことに使えば、
もっと世の中のためになったのに、と思いますが、
もしこの事件が、自分にも世の中にも役に立つと本気で信じていたとしたら、
どうしようもないのかもしれません。

素晴らしいビジネスを思いつく力と、それを展開したり協力を得たりする力は
全く別物なのかもしれませんね。

元会長を擁護するつもりも被害者を揶揄するつもりもありません。

自分なら引っ掛からないと自慢するつもりもありません。

少額ですが、保険会社や銀行のお勧めに乗って損したこともありますし、
持ち株会でも赤字だし、たまたま被害にあわなかっただけなのか、
託すほどの資金がないだけなのかもしれません。

ただ、こういう事件報道を聞くと、
冷静に考えて絶対あり得ない話が、本当に実現できると思える、
いったいどうしてなんだろう。

こういう心理とか、思考の構造とか、コメンテイターの思い付きではなく、
きちんと分析してみる必要があるんじゃないかと思います。


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