ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

洋画と邦題

2008-02-03 21:48:28 | 映画関連
洋画、これは何もアメリカ映画とは限らず、外国映画全般のことだが、
あいにく英語以外の外国語はとんと理解できないので、
以下の話は、英米の映画に限った話である。

洋画を日本公開する場合、
ごくたまに英語表記のままであることもあるが、
ほとんどは邦題をつけることになる。

大きく分けて、
(1)英語のタイトルをそのままあるいは一部をカタカナ表記にする
(2)英語タイトルの訳を日本語にしたものにする
(3)映画の内容に合わせて元のタイトルと関係なく邦題をつける

英語のタイトルの一部を省略するのは
元のタイトルが長すぎる場合にカットする、
定冠詞を省く、
などが多い。

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」などはその例だが、
意味は変わってしまっているけど違和感はあまりない。
(元は、「At WORLD'S END」=「世界の果てで」ってとこかな)

「エリザベス:ゴールデン・エイジ」は「ザ」を省いている。
逆に「SHOOTER」は「ザ・シューター」と「ザ」がつけてある。
「ノー・カントリー」は後半の「for old men」を省いている。

短いタイトルのものや簡単な英語のものはそのままカタカナのようでもある。
「ブレイブワン」「スーパーマン・リターンズ」「バットマン・ビギンズ」など。

2番目の和訳タイプのタイトルの付け方も苦労しているようだ。

「ジェシー・ジェームスの暗殺」は原題を直訳すると、
「臆病者ロバート・フォードによるジェシー・ジェームズの暗殺」だ。

「Atonemant」が「つぐない」はズバリその通り。

しかし、ぴったりくる日本語がない場合は
訳通りであっても違和感がぬぐえない。

例えば「Namesake」を「その名にちなんで」
「Enchanted」が「魔法にかけられて」は何となく変だ。

まあでも、原題が何らかの形で残るこのタイプの邦題はまだいいとして、
問題は最後のタイプ。

原題を追いかけていると、邦題が見当がつかなくて分らなかったりする。

「Micheal Clayton」が「フィクサー」
「Untraceable」が「ブラックサイト」

気持ちはわからないでもないが、原題から想像がつきにくい。

「Mr.Bean's Holiday」を「Mr.ビーン カンヌで大迷惑」は、
ほめていいのか迷う。

「告発のとき」「In the Valley of Elah」もね。
もっともこれは配給会社もかなり苦労したようで、
「バレー・オブ・エラ」「エラの谷」となっていた時期もあったようだ。

「大いなる陰謀」も「Lions for Lambs」からは想像つかないし、
「アメリカを売った男」が「Breach」だとは思うまい。

「ラスベガスをぶっつぶせ」が「21」は分らなくもないが、
もう少し品の良い名前は考えつかなかったのか。

最後に「Wild Hogs」を「団塊ボーイズ」とは何事か。
「ハーレー・オヤジーズ」くらいならまだ許すのに。

「何じゃこりゃ」タイトルはもっとたくさんあるんだけど、
今日はこのくらいで。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大島西中 | トップ | 2008、見たい映画、追加訂正 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画関連」カテゴリの最新記事