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2010/11/28、ニッショーホール。
開演ぎりぎりにいったので、席は後方しか空いていなかったので、
後ろから3列目くらいに座る。
ここからだとスクリーンの視野角は16度くらい。
16度とは、およそ2.5mの距離から32V型TVを見たのとほぼ同じ。
ちっちゃい。
おかげで迫力はかなり軽減されてしまった、残念。
**
木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、高島礼子、山崎努、西田敏行、緒形直人、マイコ
**
ガミラス宇宙艦隊の攻撃は容赦なく、地球防衛軍の攻撃は簡単に防御され、なすすべがない。
一旦は覚悟を決めた艦隊司令官沖田十三(山崎努)だったが、
ゆきかぜ艦長の古代守(堤真一)の進言により、ゆきかぜを盾にして撤退に成功する。
ガミラスは地球に対し無数の遊星爆弾を投下、多くの人類が死に絶えた。
そして、それから5年、西暦2199年。
地表は放射能で汚染され、生き残った人々は地下深くに移り住んでいた。
地下で暮らす人類の中には、地表に出てレアメタルを採取、軍に提供するものもいた。
退役した古代進(木村拓哉)もその一人であった。
ある日、古代進は地表に出て防護服に身を包んで採掘中、
宇宙より落下してきた飛行物体の爆風で吹き飛ばされ、
防護服が破損、致死量の放射能の中に晒されてしまった。
物体は通信カプセルで、波動エンジンの設計図とイスカンダルの位置を示す情報があった。
通信カプセルの情報では、イスカンダルに放射能除去装置がありこれを地球に提供すると言うのだ。
地球防衛軍司令長官、藤堂平九郎(橋爪功)は、沖田の進言を受けて、ヤマトを要人脱出用ではなく、
イスカンダルへの派遣用戦艦に改修し隊員を募ることとなった。
放射能で死んでいるはずの古代進は死なず、隊員に応募、戦闘班班長として復職する。
昔のパイロット仲間は古代進の復職を喜ぶが、森雪(黒木メイサ)は反感を隠さなかった。
ヤマト改修作業は順調に進み、いよいよ発進。
直後にガミラスの攻撃を受けるが、ぎりぎりまで敵を引き寄せ、波動砲により破壊する。
ヤマトは地球大気圏外に進み、木星近辺までのワープテストにも成功。
イスカンダルへの旅路は順調に思えたが、沖田艦長が倒れる。
佐渡先生(高島礼子)の診断では余命は短く、沖田艦長は古代進を艦長代理に任命し、
ある秘密を暴露するのだった。
この先イスカンダルへは無事に到着し、放射能除去装置を確保できるのだろうか。
はたまた、沖田艦長の暴露した秘密とは。
**
このほか機関長徳川彦左衛門に西田敏行、操縦班長島大介に緒形直人、航海班長相原にマイコ。
基本的な設定は従来の「宇宙戦艦ヤマト」に準じているが、ガミラスとイスカンダルの関係や、
コスモ・クリーナーDなどについては新解釈になっている。
**
宇宙戦隊ものではなく、人間ドラマに重きを置いた、とのことだ。
それはそれで否定するものではないが、やや疑問が残る。
ところどころ仲間同士の感情、特に別れを惜しむ仲間同士の葛藤が描かれているが、
敵が攻撃態勢に移ろうとしている時にそんなことしとる場合か、と言うのが率直な感想。
また動揺に乗じて、あれをやっちゃあいかんでしょう。
ラストの森雪(黒木メイサ)には、お前はキーラ・ナイトレイか、
と突っ込んでしまいました。
*
もともとの設定がどうだったかわからないが、呼称といい、指揮命令系統といい、
全般に軍隊組織らしくない。
SFの世界に出てくる物質、機械、現象が、仮に物理的に不可能なことであっても、
ある程度納得できる設定、説明であれば受け入れることができるが、
基本的な部分でおかしいと違和感を禁じ得ない。
例えばあれだけ艦内が静かなのに、どうして遠景のヤマトが爆音に包まれて進行するのか。
宇宙空間では音は伝わりません。
艦内の重力の加わり方も不自然。
重力の発生メカニズムがどうなっているのかはよくわからないが、
艦の横旋回でああはならんでしょう。
今回はアニメ版でよく見られる爆発の煙たなびくシーンは見られなかったが、
真空中での爆破があのように広がっていくのかは大いに疑問。
また今から200年近い未来なのに、認識票が第2次大戦時と同じようなものだったり、
認識番号をテンキーで入力するのはどういうことか。
そのほかも小物を含め、メカが全般に古臭い。
**
確かに42万キロって言いましたよね。
地球からわずか42万キロであんなに小さいはずがない。
地球-月間の距離は平均38万キロ(36~40万キロ)ですから、
42万キロからだと、月の5,6倍の大きさに見えるはずです。
あれが地球から見た火星くらいの大きさだったとすると、
4億2千万キロでもおかしくはないが、通信はすぐ届かない。
*
今回の映画に限ったことではないが、本来であれば通信のタイムラグが生じるが、
それはまあ敢えて省略してあるとしても、遠距離通信をタイムラグなしで行うには
どういう原理を設定しているんだろう。
例えば今書いた4億2千万キロだと通信に片道20分以上かかるんですよね。
普通に会話するには電波(光含む)以外の超空間通信技術が必要になります。
開演ぎりぎりにいったので、席は後方しか空いていなかったので、
後ろから3列目くらいに座る。
ここからだとスクリーンの視野角は16度くらい。
16度とは、およそ2.5mの距離から32V型TVを見たのとほぼ同じ。
ちっちゃい。
おかげで迫力はかなり軽減されてしまった、残念。
**
木村拓哉、黒木メイサ、柳葉敏郎、高島礼子、山崎努、西田敏行、緒形直人、マイコ
**
ガミラス宇宙艦隊の攻撃は容赦なく、地球防衛軍の攻撃は簡単に防御され、なすすべがない。
一旦は覚悟を決めた艦隊司令官沖田十三(山崎努)だったが、
ゆきかぜ艦長の古代守(堤真一)の進言により、ゆきかぜを盾にして撤退に成功する。
ガミラスは地球に対し無数の遊星爆弾を投下、多くの人類が死に絶えた。
そして、それから5年、西暦2199年。
地表は放射能で汚染され、生き残った人々は地下深くに移り住んでいた。
地下で暮らす人類の中には、地表に出てレアメタルを採取、軍に提供するものもいた。
退役した古代進(木村拓哉)もその一人であった。
ある日、古代進は地表に出て防護服に身を包んで採掘中、
宇宙より落下してきた飛行物体の爆風で吹き飛ばされ、
防護服が破損、致死量の放射能の中に晒されてしまった。
物体は通信カプセルで、波動エンジンの設計図とイスカンダルの位置を示す情報があった。
通信カプセルの情報では、イスカンダルに放射能除去装置がありこれを地球に提供すると言うのだ。
地球防衛軍司令長官、藤堂平九郎(橋爪功)は、沖田の進言を受けて、ヤマトを要人脱出用ではなく、
イスカンダルへの派遣用戦艦に改修し隊員を募ることとなった。
放射能で死んでいるはずの古代進は死なず、隊員に応募、戦闘班班長として復職する。
昔のパイロット仲間は古代進の復職を喜ぶが、森雪(黒木メイサ)は反感を隠さなかった。
ヤマト改修作業は順調に進み、いよいよ発進。
直後にガミラスの攻撃を受けるが、ぎりぎりまで敵を引き寄せ、波動砲により破壊する。
ヤマトは地球大気圏外に進み、木星近辺までのワープテストにも成功。
イスカンダルへの旅路は順調に思えたが、沖田艦長が倒れる。
佐渡先生(高島礼子)の診断では余命は短く、沖田艦長は古代進を艦長代理に任命し、
ある秘密を暴露するのだった。
この先イスカンダルへは無事に到着し、放射能除去装置を確保できるのだろうか。
はたまた、沖田艦長の暴露した秘密とは。
**
このほか機関長徳川彦左衛門に西田敏行、操縦班長島大介に緒形直人、航海班長相原にマイコ。
基本的な設定は従来の「宇宙戦艦ヤマト」に準じているが、ガミラスとイスカンダルの関係や、
コスモ・クリーナーDなどについては新解釈になっている。
**
宇宙戦隊ものではなく、人間ドラマに重きを置いた、とのことだ。
それはそれで否定するものではないが、やや疑問が残る。
ところどころ仲間同士の感情、特に別れを惜しむ仲間同士の葛藤が描かれているが、
敵が攻撃態勢に移ろうとしている時にそんなことしとる場合か、と言うのが率直な感想。
また動揺に乗じて、あれをやっちゃあいかんでしょう。
ラストの森雪(黒木メイサ)には、お前はキーラ・ナイトレイか、
と突っ込んでしまいました。
*
もともとの設定がどうだったかわからないが、呼称といい、指揮命令系統といい、
全般に軍隊組織らしくない。
SFの世界に出てくる物質、機械、現象が、仮に物理的に不可能なことであっても、
ある程度納得できる設定、説明であれば受け入れることができるが、
基本的な部分でおかしいと違和感を禁じ得ない。
例えばあれだけ艦内が静かなのに、どうして遠景のヤマトが爆音に包まれて進行するのか。
宇宙空間では音は伝わりません。
艦内の重力の加わり方も不自然。
重力の発生メカニズムがどうなっているのかはよくわからないが、
艦の横旋回でああはならんでしょう。
今回はアニメ版でよく見られる爆発の煙たなびくシーンは見られなかったが、
真空中での爆破があのように広がっていくのかは大いに疑問。
また今から200年近い未来なのに、認識票が第2次大戦時と同じようなものだったり、
認識番号をテンキーで入力するのはどういうことか。
そのほかも小物を含め、メカが全般に古臭い。
**
確かに42万キロって言いましたよね。
地球からわずか42万キロであんなに小さいはずがない。
地球-月間の距離は平均38万キロ(36~40万キロ)ですから、
42万キロからだと、月の5,6倍の大きさに見えるはずです。
あれが地球から見た火星くらいの大きさだったとすると、
4億2千万キロでもおかしくはないが、通信はすぐ届かない。
*
今回の映画に限ったことではないが、本来であれば通信のタイムラグが生じるが、
それはまあ敢えて省略してあるとしても、遠距離通信をタイムラグなしで行うには
どういう原理を設定しているんだろう。
例えば今書いた4億2千万キロだと通信に片道20分以上かかるんですよね。
普通に会話するには電波(光含む)以外の超空間通信技術が必要になります。
どこかで観たことがあると思っていました。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」だったんですね。
スッキリしました。
それにしても、“あれ”はちょっとダメですよね。
そんなに怒りまくっているわけではありませんが、「あれ」は上官にあるまじき行為です。
バトルシーンはよかったのに、全般に恋バナがたるかったです。
ワープも定番のVFXではなくずいぶん考えたんだと思いますが、ちょっと違和感でした。
小道具類、マニュアルが紙とかキーボードがi-padのほうが未来型とか普通に列車の寝台車・・・あと森雪が柿ピーみたいなのボリボリと・・・
そんな小道具類のことどうでもよくなっちゃうくらいえー!?と思ったのはやっぱりラストとデスラ―です。
別の意味で泣けました。
「認識番号を入れてください」でびっくり、テンキーでいれてたのに(しかも4ケタ)驚愕!
ハリウッドSFでは、この時代はこうなっているだろうとかなり細かい点まで突っ込んで検討するらしいから段違いです。
VFXの技術(とコストパフォーマンス)が素晴らしくても「世界に挑む」は言いすぎです。
VFXを駆使した映像は良かったけど、肝心のsトーリーがちょっとでしたね(汗)
いろいろツッコミどころの多い映画でもありましたw
いっそのこと、コミックやアニメをそっくりなぞった方がよかったかも。
VFXも個別にはすごいんですが、またいろいろと工夫されたと思いますが、ワープ前後のあのモヤモヤは一体何なんでしょう。
ヤマトだからしょうがないんですが、今から200年近く経っても、あんな前近代的操作系の装備満載で戦うのは大変でしょうね。
最初の数分は「おお!!」と思ったのですが、その後は、、、
とにかく脚本が良くないように思いました。
あと、宇宙戦艦に乗って宇宙にいるはずなのに、何だかその辺の基地でチマチマしているようなスケール感の小ささを感じました。
それにセリフなどがクサイって思ったなぁ~
全体的に苦手でございました・・・
>スケール感の小ささ
全く同感です。
「ヤマトを見に行った」方々は、人間ドラマの部分に蓋をされたようでおおむね好評のようです。
「ヤマト」のお約束部分は良しとしても、SFとして観た場合はどうなのかなと言う部分が多く、人間ドラマの部分はまったくKYな展開でした。
>とにかく脚本が良くない、
と言うことなんでしょうね。
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
>ところどころ仲間同士の感情、特に別れを惜しむ仲間同士の葛藤が描かれているが、
敵が攻撃態勢に移ろうとしている時にそんなことしとる場合か、と言うのが率直な感想。
全く同感です(笑)
局面で、言葉の表現でなく目や体やそれらのアクション(動作)で表現しうることもあると思いました。
>また動揺に乗じて、あれをやっちゃあいかんでしょう。 ラストの森雪(黒木メイサ)には、お前はキーラ・ナイトレイか、と突っ込んでしまいました。
フフフ、キーラ・ナイトレイでも良かったなぁ(オイオイ
人類存亡の危機に地球最後の希望として、
多くの仲間の犠牲の上に、
一縷の望みを手に入れたというのに、
一時の快楽に身をゆだねた結果、
目的を忘れて自暴自棄になるって
どういう脚本なんでしょうか。