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低体温と体調不良

2020-12-03 19:48:26 | 観察
日本人の平均の平熱はこの何十年かで0.5度ぐらい下がっているらしい。

全体として運動量が減り筋肉量が減っていることがその一因ともいわれるが、
平均というと高齢化も影響しているのではないかと思う。
体温は高齢者ほど低い傾向があるからだ。
各年齢の平均体温が変化していなくても高齢者比率が高まれば計算上平均は下がる。
(なお、ここでいう体温はいわゆる腋下温(腋の下の体温)で深部体温(主に直腸で測る)ではない)

家庭用体温計で測る体温は、若いころは36.5度ぐらいだったと思うが、今は36.1度ぐらい。
体温は1日のうちで1度ぐらいは変化するので、最近は朝起きて30分以内ぐらいに測っている。

夕方ちょっと熱っぽいなと思い、このご時世なので心配になって測ると、36.5度前後のことが多い。

さて、今朝はすごく調子が悪かった。
別に熱っぽいとか、咳が出るとか、味がしないとかではなく、頭痛とか眠気とか。

ちょっと頭痛が収まりそうにもないので、あきらめて頭痛薬を飲んだ。
その時ついでに体温を測ったら、35.3度。


寝起きならともかく(それでも低いけど)起きて4時間ほど経っているのにこれじゃちょっと・・・・。
少し体を温めで10分後に測り直して35.6度。


体温は内臓(主に肝臓だと思っているが)からの発熱と、筋肉からの発熱によって維持されているので、
体を動かすことでも体温があげられる。

頭痛薬が効いてきて普通に動けるようになったのか、動いたおかげで頭痛薬の効果が出たのかはわからないが、
ともかくさらに1時間後には体温は36度を超え、頭痛も収まった。




「低体温」と書いたが、単に体温が低かったと言うことで「低体温症」ではない。
「低体温症」は深部体温が35度を切る場合を言い、様々な症状につながる。
「深部体温」として測定される直腸温は、腋下温より0.5度ぐらい高いので、腋下温で35度は「低体温症」ではない。

また、人体は眠るときには深部体温を下げるため、手や足から体内の熱を放出するらしい。
経験上、この時期に足が冷えているとそこから熱が逃げてないということのようで眠れないことが多い。

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