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DVD「主人公は僕だった」 

2008-01-31 23:26:11 | 映画感想
ウィル・フェレル主演。
一応コメディ。

エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、
マギー・ギレンホール、クィーン・ラティファ。

DVDのパッケージに印刷されているこの5人が見分けられればそれで十分。

***

主人公のハロルド・クリック(ウィル・フェレル)は頭脳明晰だが、
毎日型にはまった生活をする超堅物の国税調査マン。

毎日同じように起き、同じように歯を磨き、同じようにネクタイを締め、
同じ歩数でバス停までいき、同じバスに乗って国税局に行き、
同じ件数の仕事をして、同じ時間に寝る、という毎日。

ある日、彼は、自分の生活をなぞる「天の声」を聞く。

誰にも聞こえないその声は、ハロルドの行動、感情を言い当て、
そして、今が原因で将来の彼が知る由もないことが起こるとささやくのだ。

パン屋に調査に行くハロルド。
女主人アナ・パスカル(マギー・ギレンホール)にはとことん嫌われるが、
ささやく声の通り、ハロルドはアナに惹かれていく。

アナもハロルドを徐々に好きになっていく。

一方、女流作家であるカレン・アイフル(エマ・トンプソン)が
書いている小説の主人公は、ハロルド・クリック。

彼女の意図するところではないが、
小説通りに実際にハロルドの生活が進んでいく。

そしてその結末はいつも主人公の死でおわるのだ。
どういう結末にするか決まらず悩むカレンのおかげで、
ハロルドの人生も終末を迎えずに済むが、
原稿の完成を急ぐ出版社は、
ペニー・エッシャー(クィーン・ラティファ)を送り込む。

ハロルドは文学者のヒルバート教授の助けを得て、
ついに声の主がカレンであると突き止める。

小説が完成する前にカレンに会わないと死んでしまうと焦るハロルド。
そのころ、原稿のタイプに合わせて、
ハロルドからの電話が鳴ることに気づくカレン。

カレンの前に現れた想像と全く同じハロルドを見て驚嘆する。
しかし、ハロルドが事務所に着いたときには既に下書き原稿は完成していた。
果たしてハロルドの運命は、、、。

***

腕時計が重要なアイテムになるので、要注目。

ウィル・フェレルがいつもと違って超まじめ人間、石部金吉を演じれば、
エマ・トンプソンは、スランプに落ちた、
ちょっと偏執狂っぽい作家の感じがよく出ている。

馬鹿笑いする映画ではないし、とんでもない展開も、
びっくりするどんでん返しもない。
(小説どおりに現実が進行する設定自体はとんでもないが、、、、)
そこここにますまず品のいい笑いがちりばめられている

コメント (5)    この記事についてブログを書く
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5 コメント

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確かに (miyu)
2008-02-13 13:01:02
とんでもない設定の割りにフツーの展開でしたよね。
まぁその設定だけで、しかもあのオチは好みだったので、
あたしも楽しめたのですが、
そのフツーな展開が合わない人もいたみたいですね。
返信する
腕時計 (kimion20002000)
2008-03-22 23:05:34
tbありがとう。
腕時計の使い方もそうですし、画面に現れるアイテムマークのような意匠も、上手に使っていたと思います。
返信する
kimon20002000さんへ (KGR)
2008-03-23 00:13:33
コメントありがとうございます。

>画面に現れるアイテムマークのような意匠も、
>上手に使っていたと思います。

そうですね。
あのへんも第三者的な表現の一つかもしれません。
返信する
コメントありがとうございました (YOSHIYU機)
2008-11-01 23:22:58
ウィル・フェレルは、もっと真面目な役を
やり続ければ、オスカーも獲れるのではと
思いました。
エマの演技は、流石でしたね。
返信する
YOSHIYU機さんへ (KGR)
2008-11-01 23:30:04
こちらこそありがとうございます。

ウィル・フェレルはやればできると言うか、
うまいですね。

「俺たちXXX」よりもこういう映画の方が、
見せてくれる気がします。
返信する

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