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試写会「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」

2006-07-19 00:46:47 | 映画感想
ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男  
原題は、「Stoned」
ブライアン・ジョーンズはローリング・ストーンズを
キース・リチャード(正確にはリチャーズ)、ミック・ジャガーらと
ともに立ち上げた男(これも正確には、ミックとキースに誘われて入った)

1969年6月、音楽性の違いからストーンズを脱退し、
そのわずか1ヵ月後に謎の死を遂げている。

ストーンズのメンバーといえば、
やはり初期の5人(先の3人に加え、ビル・ワイマン、チャーリー・ワッツ)
が印象強い。

映画では、
酒と女と麻薬にのめり込んで自堕落になっていくブライアンを描いている。

**

1963年、ロンドンでライブハウスの出演にこぎつける
駆け出しの頃のローリング・ストーンズ。
ブライアン・ジョーンズは、リーダーとしてストーンズを引っ張っていく。

1969年7月、自宅プールで溺れたブライアン・ジョーンズは、
アンナとジャネットの介護もむなしく死亡。

映画はこの間を事件に直接関係した最後の3ヶ月と
ブライアンの6年間の遍歴をミックスしながら展開する。

専属のマネージャをつけ、めきめきと人気の出たストーンズ。
ドイツ人の女優でブライアンに近づいてきたアニタのせいで
麻薬に手を出し始める。

ブライアンはその後も人気の上昇とともに野放図さに磨きがかかり、
ついには、アニタをキースに取られてしまう。

事件の3ヶ月前には、マネージャの紹介でキースの家の改築をした
フランク・ソログッドに家を改築させる。

当時、ブライアンの家は、「クマのプーさん」の作者、
A.A.ミルンの元持ち家だった。

金遣いは荒い割りに金払いの悪いブライアン。
フランクに小間使いのようなことまでさせ、
友達かアシスタントのような扱いもする。

フランクも徐々にブライアンにかぶれて、仕事も手抜きになっていく。

ブライアンは、その前後も多少作曲はするし、演奏もすることはするのだが、
肝心のところで、酔っ払ってレコーディングができなかったり、
リハーサルにも顔を出さない。

ついに1969年6月に、キース、ミック、ビルの3人がブライアン宅を訪れ、
ストーンズからの「首」を宣言。

落ち込んだブライアンだったが、
気を取り直し静かな環境で音楽を取り戻そうとした矢先、
1969年7月に事件は起こった。

果たしてその事件の真相はどうだったのか。

**

具体的には書きませんが、エンド・クレジットでは、
1993年にその真相が関係者によって明かされたとある。
本当でしょうか。

メンバーは本物(本人)の雰囲気がよく出ている。
ミック・ジャガーなんかも、若き日のミックはさもありなん、
てくらい雰囲気は出ているが、せりふがほとんどない、芝居は下手なのか。

ビル・ワイマンやチャーリー・ワッツ役もせりふがないけど、
ミックがしゃべらないのは違和感でした。

予想通りかなりニッチな映画で、ストーンズを知らないとちと苦しいかも。

その点では「ロード・オブ・ドッグタウン」に似ていなくもない。

皆がよく知っている実際の出来事の「隠されていた真実」に、
大胆に仮説を立て
(あるいは本当のことを暴露)したという点では、
「JFK」や「ヒンデンブルグ」「タイタニック」。
うーん、この比喩は少し無理があるか。

なお、麻薬に手を出しても良い音楽は作れませんし、
演奏もうまく出来ません。

本人は、最高の音楽、最高の演奏のつもりでも
録音は聞くに堪えなかった、なんて話は山ほどある。



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