2009/9/3、新橋のTCC試写室。
まずは試写室の模様。こじんまりとした試写室。
数えたところ、座席は6列。
前から、5席、6席、6席、7席、6席、8席の計38席。
変則なので何度も数え間違った。
HPによれば、これ以外に8席の補助席が設定でき、定員は46席のようだ。
もちろん映画製作会社や配給会社と深い関連があるのだろうが、
試写室を一般に貸し出している施設が結構多いのに驚く。
**
次は試写会の模様。
映画は「アンを探して」
主催は、映画サイト「シネトレ」
普通の映画情報サイトだったのが、SNSになってほぼ1年経過。
非情にコアな映画ファンが多く参加している。
私何ざ、浅学菲才あるいは薄学駄識な者はちょっとつまはじき気味です。
それはさておき、映画の感想は別掲したが、
主演の穂のかは、ご存知の方もおられるかも知れませんが、石橋貴明の娘さん。
ただし、初出演の「はりまや橋」でもそのことは隠してオーディションに参加したらしい。
序盤はちょっと頼りない感じ(もちろん演技)で、映画全体の流れを心配したが、
祖母をなくした悲しみのあまり、少し心を閉ざしてしまっている少女が、
だんだんと周辺を受け入れて明るくなって、
新たな辛い面に出会ってもしっかりと向き合っていけるようになっていく、
そんな感じが良く出てました。
試写会終了後、シネトレの主宰者である安井氏と監督の宮平貴子氏が登場。
宮平監督は、長編映画はこれが始めて、と言うことだが、
短編映画は何本か監督されていて、また助監督としても経験を積んでいる。
痩身小柄の落ち着いた印象。
(以下、質疑は順不同、メモは取っていないので記憶に頼っています)
監督「本日はお忙しい中、来ていただきまして大変ありがとうございます。
上映中もどきどきして待っていたんですが、
皆さんにこうしてみていただけて喜んでいます。」
安井「今回の映画で苦労した点は」
監督「プリンスエドワード島での撮影は26日間と言うタイトなスケジュールで、
1日12時間以内という制約(ユニオンの規制)のなかで雨が続き、
とても大変でした。
でも、空撮、花畑、墓地など、絶対晴れでないと困るシーンでは、
見事な晴天に恵まれ、無事に撮影することが出来ました。」
安井「主演の穂のかさんについて、キャスティングされた理由などは」
監督「それまでにも何人かをオーディションして、候補はあったんですが、
連続1ヵ月半の拘束とカナダまで一人で来てくれるように、
マネージャーさんもなしに、などの条件で折り合いがつかなくて。
その時点では私はもうプレプロダクションでカナダにいましたので、
穂のかさんとは、ネットでオーディションしまして。」
安井「メールとか、ですか。」
監督「いえ、インターネットを通じて顔を合わせて。」
安井「Webカメラかなんかで。」
監督「そうです、そうです。
私も最初はこんな方法で出来るんだろうか、と心配でしたけど、
それで本当に納得するまでどんどん質問してくるんですね。
いろいろと話していくうちにこの娘なら、杏里が任せられると思いました。
撮影に入っても杏里ならこうするだろう、こう考えるだろう、
こういう洋服を着るだろうと、どんどん提案してくれてよかったです。」
安井「ロザンナさんは」
監督「ロザンナさんは、私の師匠でもあるクロード・ガニオンの提案で、
お話をさせていただいたときにぜひやりたいと言っていただいて、
日本人の旦那さんをなくされた境遇とか、マリとかぶる部分もあり、
また、『ロザンナ』と言うお名前自体が『ローズ』+『アンナ』で、
縁があるということで、やっていただきました。」
安井「では最後に、皆さんに一言」
監督「撮影は1年ほど前だったんですが、こうして完成し公開できるようになりました。
私たちの作品は、宣伝費が潤沢にあって、
メディアにどんどん出られるものではありません。
皆さんのお力も借りて多くの人に知っていただきたいと考えています。
皆さんが本当に感じたことをブログに揚げていただくなど、
周りに伝えていただければ幸いです。」
安井「公開、が決まったそうですね」
監督「はい、10月31日より、シネカノンで公開されます。」
安井「それでは、このあとも監督には残っていただきますので、
個別にお聞きになりたいことがあれば宜しくお願いします。」
まずは試写室の模様。こじんまりとした試写室。
数えたところ、座席は6列。
前から、5席、6席、6席、7席、6席、8席の計38席。
変則なので何度も数え間違った。
HPによれば、これ以外に8席の補助席が設定でき、定員は46席のようだ。
もちろん映画製作会社や配給会社と深い関連があるのだろうが、
試写室を一般に貸し出している施設が結構多いのに驚く。
**
次は試写会の模様。
映画は「アンを探して」
主催は、映画サイト「シネトレ」
普通の映画情報サイトだったのが、SNSになってほぼ1年経過。
非情にコアな映画ファンが多く参加している。
私何ざ、浅学菲才あるいは薄学駄識な者はちょっとつまはじき気味です。
それはさておき、映画の感想は別掲したが、
主演の穂のかは、ご存知の方もおられるかも知れませんが、石橋貴明の娘さん。
ただし、初出演の「はりまや橋」でもそのことは隠してオーディションに参加したらしい。
序盤はちょっと頼りない感じ(もちろん演技)で、映画全体の流れを心配したが、
祖母をなくした悲しみのあまり、少し心を閉ざしてしまっている少女が、
だんだんと周辺を受け入れて明るくなって、
新たな辛い面に出会ってもしっかりと向き合っていけるようになっていく、
そんな感じが良く出てました。
(c)2009 Zuno Films グランジュテ
10月31日(土)より、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次ロードショー
試写会終了後、シネトレの主宰者である安井氏と監督の宮平貴子氏が登場。
宮平監督は、長編映画はこれが始めて、と言うことだが、
短編映画は何本か監督されていて、また助監督としても経験を積んでいる。
痩身小柄の落ち着いた印象。
(以下、質疑は順不同、メモは取っていないので記憶に頼っています)
監督「本日はお忙しい中、来ていただきまして大変ありがとうございます。
上映中もどきどきして待っていたんですが、
皆さんにこうしてみていただけて喜んでいます。」
安井「今回の映画で苦労した点は」
監督「プリンスエドワード島での撮影は26日間と言うタイトなスケジュールで、
1日12時間以内という制約(ユニオンの規制)のなかで雨が続き、
とても大変でした。
でも、空撮、花畑、墓地など、絶対晴れでないと困るシーンでは、
見事な晴天に恵まれ、無事に撮影することが出来ました。」
安井「主演の穂のかさんについて、キャスティングされた理由などは」
監督「それまでにも何人かをオーディションして、候補はあったんですが、
連続1ヵ月半の拘束とカナダまで一人で来てくれるように、
マネージャーさんもなしに、などの条件で折り合いがつかなくて。
その時点では私はもうプレプロダクションでカナダにいましたので、
穂のかさんとは、ネットでオーディションしまして。」
安井「メールとか、ですか。」
監督「いえ、インターネットを通じて顔を合わせて。」
安井「Webカメラかなんかで。」
監督「そうです、そうです。
私も最初はこんな方法で出来るんだろうか、と心配でしたけど、
それで本当に納得するまでどんどん質問してくるんですね。
いろいろと話していくうちにこの娘なら、杏里が任せられると思いました。
撮影に入っても杏里ならこうするだろう、こう考えるだろう、
こういう洋服を着るだろうと、どんどん提案してくれてよかったです。」
安井「ロザンナさんは」
監督「ロザンナさんは、私の師匠でもあるクロード・ガニオンの提案で、
お話をさせていただいたときにぜひやりたいと言っていただいて、
日本人の旦那さんをなくされた境遇とか、マリとかぶる部分もあり、
また、『ロザンナ』と言うお名前自体が『ローズ』+『アンナ』で、
縁があるということで、やっていただきました。」
安井「では最後に、皆さんに一言」
監督「撮影は1年ほど前だったんですが、こうして完成し公開できるようになりました。
私たちの作品は、宣伝費が潤沢にあって、
メディアにどんどん出られるものではありません。
皆さんのお力も借りて多くの人に知っていただきたいと考えています。
皆さんが本当に感じたことをブログに揚げていただくなど、
周りに伝えていただければ幸いです。」
安井「公開、が決まったそうですね」
監督「はい、10月31日より、シネカノンで公開されます。」
安井「それでは、このあとも監督には残っていただきますので、
個別にお聞きになりたいことがあれば宜しくお願いします。」
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