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ブロガー限定試写会「アンを探して」@TCC試写室  

2009-09-04 22:50:56 | 映画感想
2009/9/3 新橋のTCC試写室。

映画本編以外の模様は別掲。

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穂のか、吉行和子、ロザンナ、ダニエル・ピロン

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カナダ、プリンス・エドワード島。
「赤毛のアン」の舞台となり、作者のL.M.モンゴメリーが住んだ島でもある。
いつか孫娘が大きくなったら、一緒にこの島を訪れたい、
そんな願いが書かれたノートから物語が始まる。

その島に一人の日本人少女、杏里(アンリ、穂のか)が到着した。
出迎えに来たのはイタリア生まれ、日本育ちと語る佐藤マリ(ロザンナ)。
のどかな田園地帯の中で、Mrs.SugerのB&B(Bed&Breakfast)を営んでいる。


(c)2009 Zuno Films グランジュテ
10月31日(土)より、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次ロードショー



この時点ではなぜ、杏里がこの島に単身やってきたのかは語られない。
わかるのは
彼女が祖母、静香(吉行和子)からの動画メールを大事に取っていることくらいだ。
マリの隣家にはちょっと変わったジェフ(ダニエル・ピロン)が一人で暮らしている。
嫌がらせをしたり嫌味を言うわけでもないが、マリには少し煙たがられている。

杏里は、翌日から一人で灯台めぐりをするという。
物語が進むにつれ、徐々に杏里の境遇が明らかになってくる。
祖母の静香は、マリらと旧知の友人で、
杏里とPEI(プリンス・エドワード島)を訪れるのを楽しみにしていたが、
その目前に交通事故でなくなってしまい、悲しみから抜けきれない杏里は、
心を閉ざしてしまっている。

杏里は灯台が目的ではなく、
その近くに住んでいたという1946年、日本に派遣されたカナダ兵、
当時17歳の静香に「赤毛のアン」を教え、1年ほどで去っていった男を探していた。
静香と男性はアンとギルバートと呼び合っていたらしい。
ほかにはPEIの灯台の近くに住んでいたことと、ピースローズを愛し
バラに詳しいことくらいしか手がかりがない。
杏里はその男性を探し出し、帰国した真意を確かめ、
静香のラブレターを渡したいと考えている。

果たして、男性は見つかるだろうか、
静香の初恋物語のエンディングはどうなるのだろうか。


(c)2009 Zuno Films グランジュテ
10月31日(土)より、シネカノン有楽町1丁目ほか全国順次ロードショー



***

口幅ったい言い方ですが、なかなかよかったです。
序盤は事情が飲み込めず、杏里の境遇については疑問でしたが、
余計な説明シーンがなく、徐々に分かっていく展開はそれで十分でした。

また、吉行和子の登場が携帯の中に限られ、杏里との絡みがないのも印象的でした。
祖母が亡くなったとはいえ一人でカナダまで、は疑問でしたが、
終盤に祖母が唯一の肉親だったと語られます。

日本に帰ってからのこの未成年の行く末を心配するのは余計なお世話でしょうか。

主演の穂のかは、ぱっと見の印象は松たか子を若くしたような感じです。
えっ、松たか子、今でも若い?
もちろん、それに異論はありませんが、実年齢は一回り違うので。

最初は演出でしょうが、優柔不断でうじうじしているように見えて、
真逆の姉妹の妹の美花とともに日本人がみんなこんなだと思われたら嫌だなと
思ってましたが、だんだんと強くなっていく感じでした。

ロザンナは「ヒデとロザンナ」のロザンナ。
最愛の日本人の旦那を亡くし一人で健気に生きて来た設定が、
本人の実生活とダブって見え、ちょっと物悲しかった。

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4 コメント

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初めまして! (blue blood)
2009-09-08 16:25:17
KGRさん、初めまして、Blue bloodです。

楽天ブログへのカキコ&トラバ、有り難う御座いましたm(__)m

久しぶりのシネトレの試写会、もっと頻繁に開催して欲しいですよね… まぁ、経営上ゲフンゲフン。

初めての試写室でしたけど、見事に迷って、周辺をふらふらしてしまいました…

また機会が御座いましたら宜しくお願い致します。

しかし、最近は個人的に試写会に当選しなくなり、悲しいです。。。
返信する
Blue Bloodさんへ (KGR)
2009-09-08 23:28:15
こちらこそコメントありがとうございます。

まあ確かにシネトレの試写会、
数が減って寂しいですが、、、、。

私もTCC試写室は初めてでしたが、
「えっ、こんなところに」って感じでした。
返信する
最後の。。 (たーくん)
2009-11-09 23:40:37
シネトレ最後の試写会でしたね。
私にとっては試写会の割合が大きかっただけに残念ですし
またひとつ映画の交流の場が消えましたね。。 
返信する
たーくんさんへ (KGR)
2009-11-10 15:32:02
シネトレでなければ取り上げないかもしれない映画が、
多かっただけに残念です。
返信する

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