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2016年東京都知事選

2016-08-01 22:40:09 | 政治経済
大体の選挙は午前中に投票に行くのですが、当日は用事があったので、
午後投票してきました。

ある程度方向が見えてから選挙速報を見るつもりだったのに
たまたま、8時15分にニュースを見たらもう当確が打たれてました。
その時点ではまだ開票もされてなかったのに。

それを当然と見るか、意外と見るか。

メディアでは小池新都知事の勝因についていろいろ分析されています。
そうだよなと思うものと、本当にそうだろうかというものがあります。

小池氏を有利に導いた点として、自民党の失策が挙げられていました。

策を弄して失敗、結果として敵に塩を送ってしまった。

・小池氏を応援した者は親族までも処罰する通知
これはちょっとやり過ぎと思いましたね
自民党の株を下げました。

・石原慎太郎氏の「厚化粧の大年増」
これは、高須院長がつぶやいたので知りましたが、
それがさほど影響するとは思えませんでした。
それよりも小池氏の切り返しが見事だった。

自民党はどうして増田氏を担いだんでしょう。

氏の県知事の経験、実績を掲げていましたが
我々、それほど政治に精通しているでもない単なる一般大衆ですが、
そんな我々の間でも当初から県知事時代の借金の話が話題になっていたし
県知事として確たる業績、実績があるように思えませんでした。

それよりも総務大臣時代の地方交付税を東京からむしり取って
地方に分配するルールを作ったとか、マイナス面のほうが大きかった。

鳥越氏はいかにもジャーナリストでした。
「ガンサバイバーに対する差別だ」と怒る姿はマスコミのマイナス面、
針小棒大、一事が万事の典型に見えました。

突然怒り狂う姿もマイナスです。
あの程度で怒り狂っていたら政治家として持ちません。

全体として何がやりたいのかもよく見えなかったし、
しっかりした理念があって人を率いていく感じがしなかった。

落選してほっとしたとか言ったらしいですが、青島幸雄にならなくて
よかったのかもしれません。

今回の都知事選で一番株を下げたのは石原伸晃氏だと思ってますが、
それでも序盤は小池氏に対する怒りはおくびにも出さず、
わがまま、自由人、などと「困ったお方」と表現するにとどめました。
その点はやはり政治家って感じでした。

それよりも4党共闘にはがっかりです。
1+1=2にはなりません。
民進党を応援する人の中には共産党とは相いれない人もいるはずですし、
そもそも政治理念の違うというか、対極にある政党が一緒になって
何をやるのか見えません。

残りの2党を加えることで本当に「野党統一」候補になったと言えるんでしょうか。

組んで勝つ、あるいは勝つために組む、というより、
勝ちそうなので乗っかる、いわゆる勝ち馬に乗る、に見えました。

いずれにしても4党の共通理念が見えない。
「ストップ・ザ・サトウ」の再現を夢見ていたとしたらお人よし。
共闘は参院選ではある程度成功を収めたようですが、理由というか原因というか、
きちんと分析されたうえでの都知事選での共闘だったんでしょうか。

共闘で何を目指すかを決めて、それにふさわしい候補を推したのならわかりますが、
そうは思えなかった。

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