
2009/4/27、有楽町のよみうりホールでの開催。
「ヴィン・ディーゼル主演の近未来SFアクション」は、ズバリその通りだが、
それ以外の何物でもなし。
会場のよみうりホールは、講演会場としてはまずまずだが、
試写会場としては席の選び方に工夫がいる。
何度も行っているのに今日初めて気がついたが、
中央前2列は、3列目以降より椅子が大きい。
いや、正確には背もたれが高い。
もともと前の方は傾斜がなく、前席の頭が気になるのだが、
3列目に座ると、前2列の椅子がこんなに圧迫感があるとは思わなかった。
そこに座高の高い男性でも座ろうものなら、画面の下は隠れ、
字幕、最近は字幕が画面の下に横に出ることが多いが、
その字幕が見えなくなってしまう。
したがって、3列目4列目に座るときは、前にどんな人が座るか、
座っているかを見極めるのがテクの一つになる。
なお、このテクは2階席では全く不要。
私と連れは3列目を選んだが、その前は小さい老婦人と空き席という願ってもない席。
もちろん意識してそこを選んだわけだが、
その両隣はわれわれよりずっと大きい男性が位置していて、
その空き部分にも人が来ないだろうから、丁度そこが穴になると読んだわけだ。
ところが、われわれの後から、同じ3列目に来た女性。
深く考えないでその大きい男性の直後に席を取った。
こりゃあんまりよくないんじゃと思ったら、案の定で、
特に字幕がよく見えなかったらしく、
体をわれわれのほうに乗り出して前の男性の横から字幕を読んでいる様子だった。
お気の毒でした。
映画は、昨日以上に中途半端で消化不良。
切りすぎか説明不足で終わった時には、急にザワザワときて、
かなりの人が「えっ、あれで終わり?」と思ったようだ。
**
さて、映画の感想は。
ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ヨー、
シャーロット・ランプリング、ランバート・ウィルソン
近未来、暴力が渦巻く世界。
東欧の一角で傭兵として働くトゥロープ(ヴィン・ディーゼル)
武装集団に襲われ、ある女性をNYへ連れて行くよう強制される。
ノーライト派の修道院ではオーロラ(メラニー・シエリー)がトゥロープを待っていた。
同行は修道女のレベッカ(ミシェル・ヨー)、オーロラの治療のためにアメリカに行くという。
まずは、車で鉄道の駅まで行く。
人込みをかき分け、ホームへ行こうとするとオーロラは突然狂ったように逃げ出す。
「人ごみを怖がってる」と言うレベッカ、
「そっちへ行くと死ぬ」と言うオーロラ。
はたして、爆弾が炸裂し、回避したトゥロープらは、何とか列車に乗り込む。
国境の町で、トゥロープは手配師を探す。
その間、ずっと一行をつけていたヤマカシ軍団が、
オーロラをさらおうとするが、トゥロープが阻止する。
国境の川(凍結中)を超えるには、潜水艦で向こう岸まで行く必要がある。
違法入国の手助けをする潜水艦には時間がない。
乗り損ねた人々を容赦なく突き落とす乗組員に怒りをあらわにし、
オーロラは潜水艦に異常を起こす。
いったいオーロラは、単なる病気なのか、超能力者なのか。
ニューヨークに行く本当の目的は何なのか。
事情がよくわからないまま、トゥロープは危険を冒して旅を続ける。
果たして、その結末は?
**
えーっ? これでおしまいなの?
ラスボス対決はないの?
教団はどうなったの?
すべてパーで、トゥロープも捨て置かれ、自由になった、のかよ!
それにしても、こんな終わり方でいいのかよ。
また、キャラ設定がいまいちはっきりせず、成長していく様子も不透明。
ストーリー展開もやや必然性に欠けるし、全体に説明不足。
聞くところによれば、監督が作ったバージョンは、160分もの。
スタジオが切りまくったため、わけが分からなったようです。
オリジナルは長すぎたとはいえ、70分は切りすぎです。
**
教主のシャーロット・ランプリングは、
「ある公爵夫人の生涯」で、キーラ・ナイトレイの母だった。
その旦那役の博士、ランバート・ウィルソンは、
「マトリックス」シリーズのメロビンジアンだ。
修道女でオーロラの護衛のミシェル・ヨーは、香港映画のアクション・スター。
「007トゥモロー・ネバー・ダイ」の中国エージェントでハリウッド・デビュー。
「SAYURI」の豆葉、「サンシャイン2057」「ハムナプトラ3」にも出演している。
「ヴィン・ディーゼル主演の近未来SFアクション」は、ズバリその通りだが、
それ以外の何物でもなし。
会場のよみうりホールは、講演会場としてはまずまずだが、
試写会場としては席の選び方に工夫がいる。
何度も行っているのに今日初めて気がついたが、
中央前2列は、3列目以降より椅子が大きい。
いや、正確には背もたれが高い。
もともと前の方は傾斜がなく、前席の頭が気になるのだが、
3列目に座ると、前2列の椅子がこんなに圧迫感があるとは思わなかった。
そこに座高の高い男性でも座ろうものなら、画面の下は隠れ、
字幕、最近は字幕が画面の下に横に出ることが多いが、
その字幕が見えなくなってしまう。
したがって、3列目4列目に座るときは、前にどんな人が座るか、
座っているかを見極めるのがテクの一つになる。
なお、このテクは2階席では全く不要。
私と連れは3列目を選んだが、その前は小さい老婦人と空き席という願ってもない席。
もちろん意識してそこを選んだわけだが、
その両隣はわれわれよりずっと大きい男性が位置していて、
その空き部分にも人が来ないだろうから、丁度そこが穴になると読んだわけだ。
ところが、われわれの後から、同じ3列目に来た女性。
深く考えないでその大きい男性の直後に席を取った。
こりゃあんまりよくないんじゃと思ったら、案の定で、
特に字幕がよく見えなかったらしく、
体をわれわれのほうに乗り出して前の男性の横から字幕を読んでいる様子だった。
お気の毒でした。
映画は、昨日以上に中途半端で消化不良。
切りすぎか説明不足で終わった時には、急にザワザワときて、
かなりの人が「えっ、あれで終わり?」と思ったようだ。
**
さて、映画の感想は。
ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ヨー、
シャーロット・ランプリング、ランバート・ウィルソン
近未来、暴力が渦巻く世界。
東欧の一角で傭兵として働くトゥロープ(ヴィン・ディーゼル)
武装集団に襲われ、ある女性をNYへ連れて行くよう強制される。
ノーライト派の修道院ではオーロラ(メラニー・シエリー)がトゥロープを待っていた。
同行は修道女のレベッカ(ミシェル・ヨー)、オーロラの治療のためにアメリカに行くという。
まずは、車で鉄道の駅まで行く。
人込みをかき分け、ホームへ行こうとするとオーロラは突然狂ったように逃げ出す。
「人ごみを怖がってる」と言うレベッカ、
「そっちへ行くと死ぬ」と言うオーロラ。
はたして、爆弾が炸裂し、回避したトゥロープらは、何とか列車に乗り込む。
国境の町で、トゥロープは手配師を探す。
その間、ずっと一行をつけていたヤマカシ軍団が、
オーロラをさらおうとするが、トゥロープが阻止する。
国境の川(凍結中)を超えるには、潜水艦で向こう岸まで行く必要がある。
違法入国の手助けをする潜水艦には時間がない。
乗り損ねた人々を容赦なく突き落とす乗組員に怒りをあらわにし、
オーロラは潜水艦に異常を起こす。
いったいオーロラは、単なる病気なのか、超能力者なのか。
ニューヨークに行く本当の目的は何なのか。
事情がよくわからないまま、トゥロープは危険を冒して旅を続ける。
果たして、その結末は?
**
えーっ? これでおしまいなの?
ラスボス対決はないの?
教団はどうなったの?
すべてパーで、トゥロープも捨て置かれ、自由になった、のかよ!
それにしても、こんな終わり方でいいのかよ。
また、キャラ設定がいまいちはっきりせず、成長していく様子も不透明。
ストーリー展開もやや必然性に欠けるし、全体に説明不足。
聞くところによれば、監督が作ったバージョンは、160分もの。
スタジオが切りまくったため、わけが分からなったようです。
オリジナルは長すぎたとはいえ、70分は切りすぎです。
**
教主のシャーロット・ランプリングは、
「ある公爵夫人の生涯」で、キーラ・ナイトレイの母だった。
その旦那役の博士、ランバート・ウィルソンは、
「マトリックス」シリーズのメロビンジアンだ。
修道女でオーロラの護衛のミシェル・ヨーは、香港映画のアクション・スター。
「007トゥモロー・ネバー・ダイ」の中国エージェントでハリウッド・デビュー。
「SAYURI」の豆葉、「サンシャイン2057」「ハムナプトラ3」にも出演している。
コンサートも出来る2階席まであるホールです
座りにくかったです
実際映画の内容は残念ながらほんとに分かりにくかったです
彼女の意味が私には謎のままです
最近兵器にしたかったの?
救世主に祭り上げたかったの?
前後編に分けるなりして
内容を充実させるべきだったと思いました
正直、端折りすぎです。
あと15分くらい長くても構わないのに、
派手なシーンに時間を割きすぎて、
肝心のストーリーがぼやけたまま、
尻切れトンボでは、消化不良です。
>えーっ? これでおしまいなの?
これは本当に思いましたねw上映時間が短いにもかかわらず長く感じるし、どうにか頑張って観ていたら、全てが中途半端のままのあのくだらないラストですから・・・。
納得いたしました。
なんか残念な作品でしたね。冒頭部分はいい感じのSF設定だとか、ヴィン・ディーゼルにしては魅力的に思える主人公像に期待したんですけど…後半は端折り感満載で、オチてもないし。
監督の意図どおりの作品でないというのは色々なところで読みましたが…
悪い条件も含めて面白くしちゃうのが本当の名監督だろう…それでも思い通りに撮りたいのなら認められるだけの実績だろう…とかも思うので、まぁ監督にも非があるんじゃないかと。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
ほんとに残念な作品でした。
出だしはかなり期待させるものだったんですけど。
「脚本通りに撮れない」(byWiki)読みました。
IMDBによれば、スタジオ(20世紀Fox)が全体を通して邪魔したとありました。
何がダメを出されたのかわかりませんが、撮影期間、製作費とも予定(予算)を超過したらしいですから、早くやれ、金掛けるな、で揉めたんでしょうか。
160分バージョンが存在するのは事実のようです。
監督は、14分のカットなら応じる(ディレクターズカット版を出す前提)と提案したらしいですが、ダメだったようです。
結果、宣伝もろくにされない、批評家向け試写もしない、と散々の扱いで、興収も冴えなかったようです。