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大動脈解離

2017-11-18 23:03:32 | 観察
鶴ひろみさんは存じ上げないが、ブルマやドキンちゃんは知っている。

実はうちの母も大動脈解離で死んでいるので、他人事ではない。

大動脈解離は、突然死も突然死。
解離した部位にもよるが、発症して数秒のうちに意識を失い、そのまま死に至る。

あらかじめ大動脈瘤の疑いがあり、CTスキャンでもしていれば分かることもあるらしい。
また、初期症状として胸の痛みが出る場合もあるようだが、大抵は自覚症状もなく、
突然発症すると言うから恐ろしい。

母が死んだときもいつも診ていただいていた主治医の先生とお話しさせていただいたが、
大動脈解離は事前に発見するのが難しいと言うことだった。

運転中の発症。
良く咄嗟に車を止めてハザードを出す冷静さ、沈着さがあった。
自身は死に瀕していながら、他車に事故を起こさせないようにした責任感には敬服する。

思い起こせば、昨年2月、大阪で大動脈解離を起こした男性がいったん停車したものの
その後、急加速して歩道に突っ込み、ドライバーと歩行者が死亡している。
意識を失った後、アクセルを踏んでしまったものと思われる。

2013年には、大型観光バスのドライバーが大動脈解離で運転中に失神、
異変に気づいた乗客らがバスを停めたため、乗客にけがはなかった。(ドライバーは死亡)

母の死で調べたからではあるが、病名(あるいは死因)は「大動脈解離」のはず。
ところが事務所の発表をそのまま載せたメディアでは「大動脈剥離」とある。

中には、事務所発表を「 」付きの「大動脈剥離」と書き、記事中の説明では
「 」なしで「大動脈解離」と書いているところもあった。

「大動脈解離」とは別に「大動脈剥離」があるのか気になって調べたが、
やはり「大動脈解離」が医学用語としては正しいようだ。

高齢者にしか起こらないわけではなく、鶴さんは57歳だったし、
梅田の運転手は51歳、バスドライバー氏はなんと44歳だった。

故人のご冥福をお祈りする。

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