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クルーズ船感染者、40名の謎の推定

2020-08-19 14:24:36 | 観察
そもそも国内での感染者数検知の発端となったクルーズ船ダイヤモンドプリンセス号。

乗員乗客合わせての定員は3806名。
当時のニュースでは3700名と言う数字が使われていたように思うので、
ここでは乗員乗客合わせて3700名としておく。

そのうち感染者数は712人、感染率は19.2%。
死者は最新の数字で13名、死亡率1.83%。
全体に占める死者の比率は0.35%

日本全体で同じことが起こるとすれば、感染者数2420万人、死者44万人強と
ものすごい数字になる。

仮にクルーズ船の1/10の悲劇が起こったとしても感染者240万人、死者4万4千人。
感染者数はロシアを抜いてインドに次ぐ4位で100万を超える4か国の中の一つになる。
死者はイギリスを抜き、アメリカ、ブラジル、メキシコ、イギリスに次ぐ5位。

クルーズ船での感染が分かった段階では現在の世界の感染状況がどうなるかわかっていたわけではないが、
日本単独で考えてもすごい数字になるだろう推定はできるのでクルーズ船全体を隔離病棟にすることには
それなりの理由があったと言える。

ところで、気になるのはそのことではなく、感染者と(死者+退院者)の差。
今は712-13-659=40で、40名の差がある。
この40人はいまだに入院、隔離されているのか、もしそうならずいぶん長いしメディアも一切触れない。
クルーズ船自体は既に日本を離れて久しいし、諸外国政府も入院患者をそのままにしておくとは考えられない。
一体、どうなっているんだ・・・・、と思っていた。

何か月も入院したままで(それ自体は十分あり得ることだが)メディアが一切騒がないのは変だと思っていた。
ここで一つの推論を立てよう。
それは、

クルーズ船感染者でいまだに入院している人はいない。

ではその40人はどこへ行ったのか。
入院している人は「いない」と書いたが、より正確には「日本国内にはいない」

クルーズ船の乗客で外国人の方々を本国に帰還させるため飛行機が差し向けられたニュースは見たし、
アメリカからは感染者も含めて帰国させるため、機内に物理的に隔離できる部屋を作りそこに入れたニュースも見た。

つまり、いなくなった40人はそれぞれの国に帰っている。
船内で感染が確認されたが帰国してしまっているので、死亡者にも退院者にも含まれない、と言うことではないだろうか。
それでつじつまは合うが、40人を仕分けする欄、あるいは項目がないので数字だけが浮いていると言うことだろう。
そうであれば納得。

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