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温室効果ガス25%削減とガソリン税削減は矛盾するか?

2009-09-30 12:01:04 | 政治経済
米紙「25%削減は矛盾」、実現性に疑問と(読売新聞) - goo ニュース

結論から言うと矛盾しないと思いますね。

25%削減するとしたらガソリン車は走れなくなる、と言った人がいますが、
10年後、殆どの車がハイブリッドになっていないという保証はできますか。

ハイブリッドになれば、今度はバッテリーの問題も出てくるでしょう。

事故や破損で有害物質が漏れるとか、不法投棄も出てくるでしょうし、
回収/リサイクルなど、新たに負担、あるいは増加するコストも出てくるでしょう。

しかし、車の数が増え続けるとも思えませんし、小型車が増えることも考えられますし、
車自体の高効率化省エネ化も進むでしょう。
リッター30キロのノンハイブリッド車も今年のモーターショウに出るようですし、
ガソリンが安くなってもCO2が増えるとは言い切れないと思います。

問題があるとすれば、すでに相当の努力をして省エネ、省資源化を図っているので、
これ以上の削減はハードルが高いということでしょう。

今まで垂れ流しであまり省エネなんか考えてなかった国の人々には、
少しの努力でも大きい効果でしょうから、率だけでは言い切れないものがあります。

楽観視しているわけではないですし、産業界だけの努力でできるとも思いません。

車に関して言えば、車両運送法や道路交通法の改正が必要なも場合もあるだろうし、
省エネカー助成のような施策を形は変わっても続ける必要があるかもしれません。

また今もそうですが、燃費の悪い車の税金をもっと高くするとか、
いろいろやり口はあるでしょう。

大体CO2は車だけが出すわけではないので、一部を取り上げてできっこないとか、
矛盾するというのは的外れです。

もちろん批判は必要で、言ってんだからやるんでしょうではなく
ガソリン税の暫定税率廃止による影響を踏まえてどうCO2削減に取り組むかは、
注視していかなくてはいけません。
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