ネズミモチの花

出所は近くのマンションの生垣です。
種を運んできたのはおそらくヒヨドリ。
うちのバルコニーで勝手に種まきしたものが勝手に育ったもの。

前々から何か気にはなっていたのですが、調べずじまい。
今回花が咲いたのを切っ掛けに調べてみました。

余談ですが、「切っ掛け」を「切欠」と書かれる方が散見されます。
変換でも「きっかけ」で「切欠」が出てきますが、切欠は地名です。
郵便番号１９７－０８２４、東京都あきる野市切欠

人名にも切欠と書く方がおられるようですが、読みキリケツさんのようです。
一般用語として切欠と書くと「切欠き」（きりかき）の送り仮名のないものとなります。

さて、話を本題に戻し、
近くのマンションの生垣（いけがき）から来たものだろうと考えたので、
「生垣　樹種」などでググってみました。

いくつか似たようなものがあり判別/同定は難しいのですが、
・葉にギザがなく、つやがある
・花の形と付き方
などから、ネズミモチと判断しています。

類似種にトウネズミモチがあり、同じように生垣などに用いられるようですが、
葉脈の形と透け具合がネズミモチと判断しました。

ネズミモチは葉脈がまっすぐで表から透かすと見えるが、裏から透かすと見えない。
トウネズミモチは、葉脈がジグザクで、表からも裏からも透けて見える。

表（葉脈が見える）

裏（葉脈は全く見えないわけではないが、ほぼ見えない）


「生垣に使うのでさほど大きくならない」と思ったら大間違い。
今思えば、進開橋の東側の南北にあったあの樹は同種。
結構デカかった。
秋に実がなりますが、落ちて道路にシミができてたのと、
ヒヨドリがついばんでいたのを思い出します。

遊歩道の整備に伴って切られてしまったのも勝手に生えた
（区などの管理する樹になっていなかった）からだと思われます。

うちの木は？
鉢やプランターではそれほど大きくなりませんし大きくする気もないので。