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ピーター・ジャクソンの「キング・コング」に関連して、
1933年のオリジナルの「キングコング」に触れておきたい。
1933年(昭和8年)と言えば、大恐慌の時代。
禁酒法が廃止され、ニュー・ディール政策が始まった年。
また、ヒトラーが首相になり、日本が国際連合を脱退した年でもある。
この映画を見ると、ピーター・ジャクソン監督が
いかにこの映画を敬愛してやまなかったが判る。
2005年の「キング・コング」は、この映画の有名なシーンだけでなく、
りんごを盗む、喫茶店での説得に始まり、数々の細かい部分で
「オリジナル」に敬意を払いながら、作られている。
(これは、予告編だけに登場するシーンの中にも現れている)
この点、貿易センタービルに登り、
ジェット戦闘機と戦う1976年のリメイク版とはスタンスを異にする。
オリジナル作品は評論家から酷評されながら大ヒットとなり、
続編やリメイクが製作されたが、オリジナルを超えるものは、
ピーター・ジャクソンの「キング・コング」まで70年以上も出なかった。
もちろん映像や特撮の技術など現代の作品と比べるべくもない。
また、当時の録音技術のせいだろうが、大声の台詞回しや立ち位置など、
まるで舞台のよう。
しかし、それでもなお、いまだに色褪せない物を持っている。
人々の心を打ち、特撮映画の「元祖」として多くの人に感銘を与えた。
日本では「特撮映画の父」円谷英二監督もその影響を受けたと言われる。
この偉大な作品もついに著作権が切れ、
本編のみのDVDが500円で売られることとなった。
1933年のオリジナルの「キングコング」に触れておきたい。
1933年(昭和8年)と言えば、大恐慌の時代。
禁酒法が廃止され、ニュー・ディール政策が始まった年。
また、ヒトラーが首相になり、日本が国際連合を脱退した年でもある。
この映画を見ると、ピーター・ジャクソン監督が
いかにこの映画を敬愛してやまなかったが判る。
2005年の「キング・コング」は、この映画の有名なシーンだけでなく、
りんごを盗む、喫茶店での説得に始まり、数々の細かい部分で
「オリジナル」に敬意を払いながら、作られている。
(これは、予告編だけに登場するシーンの中にも現れている)
この点、貿易センタービルに登り、
ジェット戦闘機と戦う1976年のリメイク版とはスタンスを異にする。
オリジナル作品は評論家から酷評されながら大ヒットとなり、
続編やリメイクが製作されたが、オリジナルを超えるものは、
ピーター・ジャクソンの「キング・コング」まで70年以上も出なかった。
もちろん映像や特撮の技術など現代の作品と比べるべくもない。
また、当時の録音技術のせいだろうが、大声の台詞回しや立ち位置など、
まるで舞台のよう。
しかし、それでもなお、いまだに色褪せない物を持っている。
人々の心を打ち、特撮映画の「元祖」として多くの人に感銘を与えた。
日本では「特撮映画の父」円谷英二監督もその影響を受けたと言われる。
この偉大な作品もついに著作権が切れ、
本編のみのDVDが500円で売られることとなった。
オリジナルが安く売られてるのは著作権が
切れたからなんですね。納得!
また遊びに来ますね。
1970年当時、子供(9歳)のピーター・ジャクソン監督にはまさにこう見えた、
というのが2005版だと思っています。
エンパイアステートビルに登った、
戦闘機との戦い、などから、
オリジナルを時代の最先端の象徴と見た
1976年版は、その当時の最先端を追い、
貿易センタービルに登らせたり、
コングにロボットを使ったりしたものですが、
技術が追いつかず竜頭蛇尾、羊頭狗肉に終わった
と言えるのではないでしょうか。