一足お先に見てまいりました。
12/12、東京国際フォーラムでのジャパンプレミア。
上映までの様子は別記事に掲載しましたので、そちらをどうぞ。
さて、ロード・オブ・ザ・リングでアカデミー賞を総なめにし、
まるでマイケル・ムーアのようなふっくらした体つき(婉曲表現)から、
一転して細面の華奢な体格に変身したピーター・ジャクソン監督が、
9歳にして映画監督になりたいと思わせ、
12歳からリメイクを夢に描いていたと言う、
「キング・コング」をいよいよ見ることができました。
制作費2億ドル超、上映時間3時間8分。
金がかかりすぎる、時間が長すぎると文句を言うユナイテッドの首脳陣に、
ラッシュ(編集前のフィルム)を見せただけで、
「金なんかいくらでも使え、時間も好きなようにやれ」
と言わしめたらしい傑作です。
映画のストーリーの大筋はオリジナルと同じ。
出来は70年余の時を経て、そりゃ格段のものにはなっていますが、
やはりオリジナルのオリジナリティの偉大さにもあらためて感動。
ヒロインの金髪女性、アン・ダロウ、ナオミ・ワッツ。
キングコング、アンディ・サーキス、
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴレムに続き、モーションピクチャーでの役。
ただし、人間(=船のコック)の役もあり。
髑髏(どくろ=頭蓋骨、SKULL)島へ向かう船ベンチャー号の船長、
エングルホーンにトーマス・クレッチマンは
「戦場のピアニスト」のドイツ軍将校。
強欲の映画監督、カール・デナムに
「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック。
その助手、プレストンにトム・ハンクスの息子、コリン・ハンクス。
アン・ダロウがあこがれる脚本家、ジャック・ドリスコルに
「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ。
*
冒頭は、1930年代のアメリカ。
失業し、ごみをあさる人や、住むところもなく道路で寝る人たち。
一方でショウビジネスに明け暮れる人もいる。
ジャック・ブラック扮する映画監督カール・デナムは、
製作過程で映画会社のお偉いさんから中止しろと言われしまう。
どうしてもあきらめ切れないデナムは、勝手にロケに出ようとする。
主役の女優に降りられてしまい、出発間際の時間に代役を探す。
おりしも、出演中の劇場が閉鎖され給料も貰えず困っていた、
アン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)をそそのかし、船に乗せる。
デナムは船長に金を弾んで、当初予定のシンガポールではなく、
髑髏島に向かわせる。
そして荒れた海と霧の向こうに伝説の島を発見。
船が浅瀬で座礁している間に、
役者と撮影機材をボートに積んで上陸してしまう。
廃墟と思われたその島にいたのは原住民。
デナムたちは捕らえられて何人かが殺される。
船長の機転でいったん島から脱出するが、ダロウがさらわれる。
一行は、ダロウ救出に向かい、壁の向こうにとんでもない世界を見る。
*
この後、冒険が延々と続き、ついにコングは捕らえられてニューヨークへ。
最後はオリジナルのようにエンパイアステートビルに登りますが、
オリジナルを知っていると、なお切なさが募ります。
映像の美しさはすばらしい。
コングはしゃべらない(当たり前か)でも声や表情による感情表現も秀逸で、
流れの緩急は日本的な機微にも感じました。
そりゃ少しは「そんなことないやろ~」と言う部分もないことはないですが、
全体から見ての枝葉末節、展開上それでも良いじゃん、と言うところでした。
3時間8分の上映時間、ゆったりしたシーンもちっとも長くは感じません。
日米同時公開で、日本では12/14から16は先行上映扱いですが、
今週末の興行ベスト10トップに躍り出ることは間違いないでしょう。
また多くの賞を取るんでしょうね。
12/12、東京国際フォーラムでのジャパンプレミア。
上映までの様子は別記事に掲載しましたので、そちらをどうぞ。
さて、ロード・オブ・ザ・リングでアカデミー賞を総なめにし、
まるでマイケル・ムーアのようなふっくらした体つき(婉曲表現)から、
一転して細面の華奢な体格に変身したピーター・ジャクソン監督が、
9歳にして映画監督になりたいと思わせ、
12歳からリメイクを夢に描いていたと言う、
「キング・コング」をいよいよ見ることができました。
制作費2億ドル超、上映時間3時間8分。
金がかかりすぎる、時間が長すぎると文句を言うユナイテッドの首脳陣に、
ラッシュ(編集前のフィルム)を見せただけで、
「金なんかいくらでも使え、時間も好きなようにやれ」
と言わしめたらしい傑作です。
映画のストーリーの大筋はオリジナルと同じ。
出来は70年余の時を経て、そりゃ格段のものにはなっていますが、
やはりオリジナルのオリジナリティの偉大さにもあらためて感動。
ヒロインの金髪女性、アン・ダロウ、ナオミ・ワッツ。
キングコング、アンディ・サーキス、
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴレムに続き、モーションピクチャーでの役。
ただし、人間(=船のコック)の役もあり。
髑髏(どくろ=頭蓋骨、SKULL)島へ向かう船ベンチャー号の船長、
エングルホーンにトーマス・クレッチマンは
「戦場のピアニスト」のドイツ軍将校。
強欲の映画監督、カール・デナムに
「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック。
その助手、プレストンにトム・ハンクスの息子、コリン・ハンクス。
アン・ダロウがあこがれる脚本家、ジャック・ドリスコルに
「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディ。
*
冒頭は、1930年代のアメリカ。
失業し、ごみをあさる人や、住むところもなく道路で寝る人たち。
一方でショウビジネスに明け暮れる人もいる。
ジャック・ブラック扮する映画監督カール・デナムは、
製作過程で映画会社のお偉いさんから中止しろと言われしまう。
どうしてもあきらめ切れないデナムは、勝手にロケに出ようとする。
主役の女優に降りられてしまい、出発間際の時間に代役を探す。
おりしも、出演中の劇場が閉鎖され給料も貰えず困っていた、
アン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)をそそのかし、船に乗せる。
デナムは船長に金を弾んで、当初予定のシンガポールではなく、
髑髏島に向かわせる。
そして荒れた海と霧の向こうに伝説の島を発見。
船が浅瀬で座礁している間に、
役者と撮影機材をボートに積んで上陸してしまう。
廃墟と思われたその島にいたのは原住民。
デナムたちは捕らえられて何人かが殺される。
船長の機転でいったん島から脱出するが、ダロウがさらわれる。
一行は、ダロウ救出に向かい、壁の向こうにとんでもない世界を見る。
*
この後、冒険が延々と続き、ついにコングは捕らえられてニューヨークへ。
最後はオリジナルのようにエンパイアステートビルに登りますが、
オリジナルを知っていると、なお切なさが募ります。
映像の美しさはすばらしい。
コングはしゃべらない(当たり前か)でも声や表情による感情表現も秀逸で、
流れの緩急は日本的な機微にも感じました。
そりゃ少しは「そんなことないやろ~」と言う部分もないことはないですが、
全体から見ての枝葉末節、展開上それでも良いじゃん、と言うところでした。
3時間8分の上映時間、ゆったりしたシーンもちっとも長くは感じません。
日米同時公開で、日本では12/14から16は先行上映扱いですが、
今週末の興行ベスト10トップに躍り出ることは間違いないでしょう。
また多くの賞を取るんでしょうね。
これからも宜しくお願いします
オリジナルこれから観てみます。
今後もよろしくお願いします。
時間とお金を使い込んだだけの事はある、素晴らしい映像でした。観る前にオリジナル版を観ておいて良かったと思いました。
また見にきてくださいね♪
正しく愛によって作られた傑作。
オリジナルを損なう事無く、現在の技術と豊かなイマジネーションによって補完された物と受け止めました。
ゴジラのアメリカ版もこのぐらい愛のある作家に撮ってもらったら良かったのに。
P・ジャクソンがいかにこの映画を愛していたかがわかるとか・・・。
見るの、待ちきれないです
あの表情だけで彼の気持ちが手に取るように分かるのはすごいです。
見世物にされているときの悲しそうな彼は見ていられませんでした。
オリジナルを知らなかったのでああなるとは思わずに泣きそうになってしまいました。
年末にこんな素敵な作品に出会たこと嬉しく思いますね。
前半は人物像を丁寧に描く為か少し疲れる所もありましたが、全体通して見ると大変良い作品だな~と思いますね。
これから見に行こうかどうか迷ってる方には、劇場に行かれる事を薦めたいですね。(^ー^)
いやぁ・・参りました。ホントに泣かされました。切なくて苦しくてたまらない、だけどまさに傑作な作品!
こんな良い映画で締めくくれるなら、大変気持ちよく年越しが出来そうですわね。
あれこれ突っ込まずに素直に感動し、映像に圧倒されました
文句ナシに今年の映画のNO1です♪