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全米週末興行ベスト10  2016/9/2-9/4

2016-09-06 19:59:31 | 映画関連
毎週金、土、日の3日間の全米興行収入のベスト10です。

今週はホラーの 「ドント・ブリーズ」が、まさかの2週連続1位。

9/5はレイバー・デイの祝日ですが、際立った新作なく順位も大きな変動なし。
例年この時期の興行は振るわないようだ。
それにしても低調な週末で、全興収は2月の第1週に次ぐ今年ワースト2位。



1. Don't Breathe
2. Suicide Squad
3. Kubo and the Two Strings
4. Pete's Dragon
5. Sausage Party

6. Bad Moms
7. War Dogs
8. The Light Between Oceans
9. Hell or High Water
10. Mechanic: Resurrection

***

11. Jason Bourne
**
15. Ben-Hur



私の独断による「見たい度」を×、★、★★、★★★の4段階で記載。

1.Don't Breathe (×)

2週連続1位。
4割減って1580万ドル。累計5120万ドル。
10M$の低予算だが、ホラーにしては金掛けてるともいえる。

ロッキーはボーイフレンドとその友達と3人で盲目の金持ちの家に泥棒に入る。
しかし、あっさりばれて友達は持っていた銃を奪われて撃ち殺される。
逃げるロッキーとボーイフレンド。
途中で別の死体も発見し、盲目の男が連続殺人犯だとわかるが、
暗闇は盲目の男の方が一枚上手。

邦題未定、年内公開予定(Sony)



2.Suicide Squad (★)

2位キープ。
2割減って980万ドル。累計は2億9720万ドル。
月曜の興収を含めると3億ドルを突破した。

ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、ジャレッド・レト。
スクワッドは軍隊用語でいえば「分隊」、チーム、仲間などの意味もある。

「スーサイド・スクワッド」2016/9/10(WB)



3.Kubo and the Two Strings (★★)

3位キープ。
興収は2割減って630万ドル。累計3420万ドル。

ストップモーションアニメ。
製作は、「コラライン」「パラノーマン」「ボックストロールズ」などの
ライカ・エンターテインメント。
父の死の謎を追う少年「クボ」とカブトムシの精霊と猿。

シャーリーズ・セロン、マシュー・マコノヒー、レイフ・ファインズなど
錚々たるメンバーが声を担当。

日本公開未定。



4.Pete's Dragon (★)

6位から4位にアップ。
15%ほど減って620万ドル。累計6390万ドル。

1977年版「ピートとドラゴン」のリメイク版。
オリジナルのドラゴンはアニメだが、こちらはCG。
ブライス・ダラス・ハワード、ロバート・レッドフォード、カール・アーバン。
ピート役はオークス・フェグリー。

「ピートとドラゴン」2016/冬(Disney)



5.Sausage Party (★★)

4位から5位にダウン。
3割減って520万ドル。累計8830万ドル。
製作費は3DCGアニメにしては安い19M$。

スーパーの棚に並んでいる食品たちは、みんな買われて家に行くことを望んでいる。
でも、台所でその真実を知ることになる。
食べられる運命にあると知った食品たちが脱走するというアニメ。

日本公開未定。



6.Bad Moms (×)

8位から6位にアップ。
興収は15%ほど減って420万ドル。
累計は1億ドル越えの1億250万ドル。

ミラ・クーニス、クリステン・ベル、ジェイダ・ピンケット・スミス。
PTAの古参と新参ママの争い。

日本公開未定。



7.War Dogs (★★)

7位キープ
3割減って420万ドル。6位とは僅差。
累計3520万ドル。

ジョナ・ヒル、マイルズ・テラー。
実話に基づく。アフガンに大量に武器を輸出することで一攫千金を狙う若者。
マイルズ・テラーは大失敗したリブート版「F4」のミスター・ファンタスティック。
「セッション」(Whiplash)は高評価だが、JKシモンズに注目が集まりすぎて、
マイルズ・テラーはやや影が薄い。

「ワー・ドッグ」(邦題/公開時期未定)(WB)



8.The Light Between Oceans (×)

初登場8位。
460万ドルと苦戦。
アリシア・ビカンダー、マイケル・ファスベンダー、レイチェル・ワイズ。

幼子を亡くした灯台守夫婦。そこに一隻の小舟で赤ん坊がたどり着く。
自分の子として育てるが・・・

邦題未定、2017/春公開予定(ファントム・フィルム)



9.Hell or High Water (★)

12位から9位にアップ。
909館から1303館への拡大に伴い25%増えて440万ドル。
累計1460万ドル。
クリス・パイン、ベン・フォスター、ジェフ・ブリッジス。

テキサスで牧場の窮地を救おうと銀行強盗を成功させるが、
保安官に追われる身となる。

日本公開未定。



10.Mechanic: Resurrection (★★)

5位から10位にダウン。
4割減って430万ドル。累計1450万ドル。

ジエイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ。
「メカニック」の続編。
前作は、チャールズ・ブロンソンで映画化されたこともある名作で、
事故に見せかけた殺人で生計を立てているアーサー・ビショップは、
恩人を殺す依頼を実行し、その息子を2代目として育てるが、
最後に対決となる話。
今度は先輩からの依頼で3人を始末するが、
最後に自分も始末される計画だったと知る、てな話。
しかし、邦題は何とかならんか。

resurrectionは復活だが、単なる復活というより、
キリストの復活などの際に使われる語のようだ。

「メカニック:ワールド・ミッション」2016/9/24(Showgate)

*** 今週ベスト10圏外に落ちた作品 ***

11.Jason Bourne (★★★)

9位から11位にダウン。
1/4減の390万ドル。累計は1億5510万ドル。

およそ10年ぶりのマット・デーモンのジェイソン・ボーン。
「全て思い出したからって、全て知っていることにはならない」

「ジェイソン・ボーン」2016/10/7(東宝東和)

**

15.Ben-Hur(★★)

10位から15位にダウン
半分以下の210万ドル。累計2350万ドルと大失敗。

西欧諸国は開いたばかりかこれからの国も多いが、今のところ散々で、
全世界計でも5300万ドルで製作費(1億ドル)の半分程度。
1959年、チャールトン・ヘストン主演で大ヒットした「ベン・ハー」のリメイク。
ベン・ハー自体の映画化は、1907年、1925年にも行われ、今回が4度目となる。
どの程度1959年版に近いかは不明だが、もし同じ展開だとすると、
「ローマ時代のスペクタクル活劇」+「イエスキリストの受難と奇跡」の物語だ。
(キリスト役のキャストはいる)

「ベン・ハー」2017/1/13(東和ピクチャーズ)
 

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