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口座管理手数料

2019-12-09 10:46:41 | 政治経済
とあるメガバンクで今後の新規開設口座に対し口座管理手数料をとる方向で
検討しているらしいと伝わり、情報番組でも取り上げられている。

いくら取引がない口座でもそれなりの管理費がかかるのはわかる。

TVによれば1口座当たり年間3000円ぐらい経費が掛かるという。
内訳をみれば
1.管理費用(事務経費、別の表現だったかも)
2.印紙税
3.通帳用紙代
4.その他(失念)

取り引き(入出金)があろうがなかろうが、一定の管理は必要なのはわかる。

ただ、まったく入出金がない口座ごとに何かするとは思えず、1口座当たりの費用は
全体経費を口座数で按分した金額ではないのか、というのが小さな疑問。

印紙税は「通帳1通あたり年間200円」かかるらしいからこれはわかる
何で毎年かかるのかという疑問は残るが、これは銀行にではなく国税に対する不満。
道理で銀行が無通帳を勧めるわけだ。

ただ、口座数の多寡が銀行や行員の評価につながっていたのかどうか知らないけど、
これとこれは分けた方がいいとか、別口座を作りましょうとか、金額はいくらでもいいとか
散々勧めておいて、今更通帳ごとに金がかかるのはたまらんと言われても腑に落ちない。

これとこれの口座はまとめましょうとか、こっちは止めましょうとか提案するならまだしも
何もせず使いもしない口座からは金取るは、納得できない。

で、毎年通帳を作り直して新しいものを送ってくるのならともかく、取引のない口座なら
通帳はそのままのはずで、休眠口座にならないよう年1回ぐらい出し入れしても
1冊の通帳が埋まるには何年もかかる。

通帳を作り直すのは銀行のシステム更改で通帳を全面作り直す必要が出た時ぐらいで、
しかもその後の取引の時にこの通帳は使えませんとか、窓口で手続きくださいとかなって
やっと作り直すのだから、毎年かかるはずがない。

繰り返しになるが、取引があろうがなかろうがそれなりの管理費用が掛かるのはわかる。
通帳があれば200円の印紙税が毎年かかるのも理解した。

しかし、1口座当たり3000円かかるというのは本当か。

TVによればその銀行は預金口座が2400万口座あるらしいが、3000円は
1口座に本当にかかる費用ではなく、その銀行の事務経費総額700億円ほどを
2400万で割った数字ではないのかという気がしてきた。
要は事務経費節減の口実ではないのか。

詳しくは銀行の財務情報、決算情報などを見ればわかると思うが、最近のメガバンクは
他のグループ企業と一緒にXXXホールディングスなどの持ち株会社の100%子会社で
銀行だけの数字を読み解くのは素人には難しい。

金融庁は銀行口座の維持管理手数料がかかるのは当然の立場らしいが、銀行の増収のためより
取り引きの少ない口座を減らして事務経費を縮減し、収益を改善させようという思惑なのでは。

しかし、国にとってはその分印紙税収入が減る。
銀行にとっては事務経費の削減にはつながるものの、簡単に人は切れず行員の配転などが必要。

行員は事務職から営業職へ。外回りに回されたり、金融商品の販売に励む必要あるんじゃないかと、
他人事ながら気になってしまう。

今のところ新規開設口座からのつもりのようだが、先々は既存口座を含む全口座から手数料を取るのかも。

そうなった場合、お前はどうするのかと問われるとしよう。

まずは手数料のない銀行への移管。

全銀行で手数料がかかるとすれば、現在でも預金残高が一定額以上の口座は優遇措置があるらしいので、
口座をまとめて手数料無料の優遇措置が得られるように工夫。

それが無理なら、どうせ利子は年に何円のレベルなので預ける意味もないから解約だね。

給与年金などの自動受け取りや、公共料金、クレジットなどの自動引き落としは
止めると手間がかかるのと、もし支払いを忘れたりすると大変なことになるので、
そのための口座は残し、あとは解約します。
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