シンドラー社って大手なのね。

エレベーター圧死　メーカー強制捜査へ　制御ソフトに異常か (産経新聞) - goo ニュース

救出直後に急上昇、最上階を超え激突　エレベーター事故 (朝日新聞) - goo ニュース

ハード的には特に異常がなかったそうだが、制御ソフトの暴走でしょうか。
センサー異常ではすまない気がします。

最初このニュースを聞いたときは、油圧式のエレベータかと思った。
油圧式は、機器作動と実際に動き出すまでのタイムラグがあるため、
ドアが完全に閉まる少し前から圧を掛け始める。
このため、ドアにはさまれたままかごが動き出して死傷する事故が何度もあった。
しかし、油圧式は低層階限定で、今回のような高層には使えない。

高層にも使えるものはロープ式のエレベーターで、それでこのような事故は初耳。

会社がシンドラー社と聞いてどこの会社だ！と思った。

私の拙い知識では、日本でシェアを持つエレベータメーカー（系列も含めて）
といえば
日立、東芝、三菱、オーティス、フジテックの５社。
このうち、前３社は良く見かける。

シンドラーってどこ？と思っていたらＴＶで解説盛ん。
世界シェアＮｏ．２だなんて知らんかった。
世界中ではもちろん、日本国内でだって実績はいっぱいあるだろうに、
そんな会社がこんな稚拙な制御のエレベータを作っているなんて。

***追記***
ＴＢいただいた記事の中に、
エレベータ管理会社の技術力に言及しているものがあった。
今のところＴＶなどでは特にこの会社の技術力を問題視していないが、
十分ありえることである。

仮に管理会社の技術力にもともとは問題がないとしても、
メーカー系の会社であれば入手できる細かい情報がなく、
回りまわって技術力の差となることも十分考えられる。

技術者の教育体制だってメーカー（系）の方が有利だしね。

きちんとメンテすればちゃんと動くけど、
ほっとくと、めちゃくちゃになる機械なのかもね。
そのうちメーカーと管理会社の責任なすりつけ合戦が始まるでしょう。