先週は、我家から近いのに、いつも通り過ぎていた青梅に行きました。
ついてすぐお昼だったので、裏道にあるこじんまりとした 『天徳』 という天ぷら屋さんに入りました。
壁には壇一雄のサインがあったので、会計のときに尋ねたら、
『火宅の人』に出てくるとのことで、
家に帰ってから昔読んだ 『火宅の人』 を引っ張り出してみました。
すると、「わが祭り」 の最後の方にありました。
私は勝手気儘、そのまま青梅の天徳に引き返して、その二階に上がりこんで行った。
天徳の二階は、つい四五年前、佐藤春夫先生御夫妻と同行したことがある。
この日頃宿無しの私は、老師の御他界後の供養も忘れ勝ちであったが、今日は全くの偶然、この天ぷら屋の二階に、亡師のお招きを受けたような心地がした。
部屋は昔のままに傾いた勾配を見せている。先生が喜ばれた枝垂れ桜が、花こそつけていないけれども、斜め向こうの寺の築地の上に広くしだれ降りていた。
トップ画像が、そのお寺の枝垂桜です。
先週は、花をしっかりつけてました。
青梅駅近くの旧・青梅街道には、あちこちに古い映画看板が掛かっています。
青梅出身の絵画看板絵師の方の作品とか。
そのあたりは興味があったら、青梅市の観光ページででも見てください。
で、こんなかんじで店とかにも掛かってます。
食事の後 行ったのは、『昭和レトロ博物館』。
写真撮影禁止の貼紙を見掛けなかったので、写真撮りました。
2階は雪女の間でした。 写真は撮らなかった。
次に行ったのは、『赤塚不二夫会館』 です。
イヤミの肖像と、トキワ荘の一室の再現部屋の写真。
最後は、『昭和幻燈館』 に行きました。
覗き穴を覗くと、「額縁ショー」のミニチュアのパノラマがありました。
こういうのなのね。 (* ̄。 ̄*) ホーーォ。
帰りの駅に向かう道で、「ぬけられます」 と書いてあったから、ついフラフラとぬけました。
その先の塀沿いには、自転車が何台か置いてありました。
青梅駅から近い場所だから、自宅から自転車で来て、ここに置く人もいるのでしょう。
しかし・・・・・・
ショッピングカートで帰る人って、どんな人なんだろう……。
青梅は都心からも近いし、旅番組などでもよく取り上げられます。
番組制作費が安くて済むんだろうな~と、勝手に邪推しています。 ( -_-)フッ