峰猫屋敷

覚え書と自己満足の場所

2007年 高橋まゆみ創作人形展 『故郷からのおくりもの』 ~鎌倉~

2007年04月23日 11時06分34秒 | ○○展の話
4月21日 (土)~ 5月9日 (水)、北鎌倉の鎌倉古陶美術館にて、高橋まゆみさんの人形展が開かれています。
で、早速21日にサイン会の時間に合わせて母と三男とともに、行ってきました。

鎌倉古陶美術館は、とても風情のある建物でした。 なんでも、個人のお宅だとか。 



建物の古さと、人形の雰囲気がよく合っていて、入間市博物館のとき千葉三越のときとはまた違った雰囲気になりました。

お庭も素敵でした。




人形展では、楽しみにしていた新作 「駅」 も見ることができました。
‘暇なおじさん’ さん作の、地図を覗き込む中年の登山夫婦。

この地図は、よーく見ると、真弓岳を中心に未来山、雑男(一休さん)山、章魚庵峠、空海望峠、
かたつむり(花水木さん)原、みえ湖、ひろりん村など、こちらのコメント欄にも来て戴いてる方の名前があります。 (峰猫峰も。

そして駅で電車を待つ人々、駅員さん。
珍しく、若い男女の人形もありました。 
駅で別れを惜しむ2人は、昭和初期から中期のレトロな雰囲気がありました。いいなあ。


サイン会の列の後ろに並んで順番が来ると、まゆみさんは私の顔見るなり、
「あら~」 と、嬉しそうに笑ってくれました。 顔を覚えててくれて嬉しかった~。

サイン会のあともしばらくお話させて戴きました。
お時間取らせて、すみませんでした。
母もとっても喜んでました。

             

人形展を見たあと、すぐ近くの円覚寺に行きました。



八重桜、牡丹、芍薬(だと思う)などが咲き、暑くもなく寒くもない陽気の中で風が心地よく、古都 鎌倉の小さな旅はいい感じ。

ウグイスの声を聞きながら急な坂道を下っていたら、母が言いました。
「この坂、ゴザかなにかでザーッと滑ったら面白そうね」
お、お母さん。 風情ってもんが……。

            

母が子どもの頃、祖父母は銀座で商店をしていたので、母と伯父叔母たちは ひと夏を鎌倉の染物屋さんの2階を借りて、お手伝いさんとともに過ごしたことがあるそうです。
母は久しぶりの鎌倉で、その頃のことを懐かしく思い出していました。