今回はインクについて研究します。
紙用インク
紙・布兼用インク
透明インク
絵の具
etc.
様々なメーカー・種類のインクを用意しました。
通常
版画作品を仕上げるにあたり
一種類のインクで刷るものだと思いますが
TIPA式シルクスクリーンは
様々な組み合わせを研究。
あらゆる可能性を試します。
その結果
「これはオモシロイ!」
と
発見した成果物です。
↓
不透明のインクと透明インクを組み合わせました。
染色的な鮮やかな発色で
色の重なり部分が迷彩柄のような効果を生みました。
背景のストライプ部分は
刷り方の違いで発色が異なっています。
インクに金粉・銀粉を練り込みました。
写真では見えませんが
鈍くチラチラと光っています。
上品なテクスチャーとなりました。
*
1950年代に複製芸術として生まれたこの技法。
現在においては
多くのメディアは複製できて当たり前の時代。
ならば
スクリーンを通して表現できる魅力に注目した
1点モノとしての表現も
良いかも知れないと思うこの頃です。
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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