七福神巡り次は五番の蓮馨寺さんです。蔵造の一番街を本川越駅方向に進みます。
一番街には道に面して蔵造の商店が並んでいます。電線も地下化されて空が広いです。小江戸と呼ばれる景観が残る一角で、観光客が多数訪れています。
観光駐車場の奥にある防災備蓄倉庫もレンガ造りの蔵風建築になっていますが、文化財指定の表示があったので、もともと古い蔵だったものを再利用しているかもしれません。
倉庫の前にこんな像がありました。のけぞっているカバさん・・だよな。フライング・ヒポポタマス君と呼ぼう。
駐車場の入口にある大きな像は「歌姫」で、川越市出身の彫刻家の作品だそうです。
蔵造の建物だけでなく、洋風の建物も多く残っています。これは看板建築の長屋です。これ等の古い建物はほとんどが閉店した空家で少し荒れていましたが、ここ数年でリフォームされ新たな店として再スタートするものが増えてきました。
石造りの大きな建物もあります。
多くの商店の店頭のウインドーで、この様に「まちかど博物館」として、懐かしい物を公開しています。
路地に入るとホーロー看板が出ている店がありました。これもまちかど博物館の一つでしょうか。定番のアリナミンCとオロナインですね。
こちらもド定番のハイアースとアース渦巻です
その他の小物看板です。
一番街を抜けて五番の蓮馨寺さんの裏口に着きました。
境内の端に団子屋があります。川越にはこのような焼き団子屋が驚くほどやたらにあります。蓮馨寺の境内はそこそこ広くて、川越祭りの際には多くの露店と、お化け屋敷が出ます。
梵鐘の右横の小屋は、川越名物「太麺焼きそば」の店です。太麺焼きそば元祖のまこと屋さんの出店です。イベントの時だけでなく通年で営業しています。
本殿は呑龍堂と呼ばれています。大正初期の建築で、呑龍上人の像が安置されているようです。
こちらの手水は普通でした。まあ、これが当たり前なんですが。
本殿の軒下にいらっしゃる「おびんずる様」、漢字で書くと「賓頭盧様」です。自分の体の悪い所と同じ場所をなでると良くなると言われています。僕もあちこち撫でまわしましたが、はたから見たら「全身に何か問題を抱えているおっさん」そのものですね。
さて、本来の目的の七福神様ににお参りします。五番の福禄寿(ふくろくじゅ)様。人々に幸せをもたらし、財を築き、健康で長生きするという三徳を具現化した神様だそうです。
お札の他に干支の巳の置物が売られていました。なにしろ「ヘビ」ですから、あまりリアルにすると嫌がられるのでしょう。かわいく造形されています。
あらためて写真を見直したら、七福神巡りの定型看板を撮っていませんでした。恐らく蓮馨寺さんの裏口から入ったので見逃したのでしょう。
その3に続く。