田切通信

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生越梅林へ、梅を見に行く その1

2025-02-25 11:48:04 | 旅行

 埼玉県越生町にある越生梅林で、今年の梅まつりが始まったようです。2月16日にベルばらスタンプラリーに参加しました。その時に東上線フリー切符を使ったので、スタンプを集めるだけでなく東上線全線の乗りつぶしをしました。駅は沿線情報の宝庫で、そこで「越生梅林 梅まつり」のポスターを見つけました。越生梅林は関東三大梅園に数えられる梅の名所です。

 

 そうか、昨日から(くどいけどラリー参加は16日)始まっているのか。越生支線の終点が越生駅なので、スタンプラリーの時に当然行きましたが、駅周辺で車窓から見える梅は咲いていませんでした。

 祭り初日から1週間たった2月24日(月・祝)に見に行きました。川越からさほど遠くないので毎年見に行っていますが、いわゆる「見頃」に当たったためしがない。1週間前は全然だったけど、ずっと晴天が続いているし、さて今年はどうだろうか?

 

 梅林は駅から少々離れています。越生町は「ハイキングの町」を宣言しており、いくつもコースが設定されていて道案内の看板が設置されています。駅から梅林~その先にある黒川三滝もコースに設定されています。そこで駅から歩いて来る見物客も多かったです。僕は車で行きました。祭の臨時駐車場で料金500円を支払って車を停めました。その他に梅園への入場料金がかかります。

 

 梅林入口に碑が建っていました。

 

 梅園入口にある券売所に昨日時点での開花状況が貼ってありました。早咲きの梅で5分咲き・・・つまり、それほど咲いていないという事です。それゆえ、通常500円の入場料が400円に値引きされていました。24日はステージイベントと猿まわしが行われるようです。今年は見頃には少し早かったという事です。

 

 園内にはミニSLが走っています。これは小さいながら、石炭(無煙炭)を燃料にして蒸気の力で走る本格派で、日本工業大学付属、日本工業高校機械科の実習教材として作成された物を譲り受けたとの事です。

 

 園内に250mほどの線路が敷かれていて、ぐるっと周回しています。写真の左に分岐している線路は、機関車の車庫に向かう引き込み線です。サイズ感は見ての通りで、基本はお子様用です。

 

 ここが、発着場、ホームは無いけれど駅ですね。随時、釜から石炭灰を取り出し、石炭や水の補給をしています。このあたりには梅はほぼ咲いてないですね。

 

 少ないながら咲いている梅の花の向こうを走ります。

 

 咲いている白梅。これが早咲き種でしょうか。

 

 八重咲の紅梅も咲いていました。

 

 日当たりの関係なのか、あるいは品種の違いによるものなのか、かなり咲いている木も少しだけありました。

 

 園内には「福寿草園」と看板があり囲われた場所もありますが、ここにはそれほど咲いていませんでした。

 

 春の訪れを告げる福寿草が地面から顔を出しています。

 

 福寿草園とは他の場所の方が、かたまって咲いている感じでした。

 

 他には水仙が少しだけ咲いていました。

 

 そして、蝋梅の花がまだ残っていました。梅と蝋梅の花を同じ場所で同時に見ることが出来ます。因みに蝋梅は名前に「梅」の字がついていますが、バラ科の梅とは全く違う属です。

 梅、福寿草、水仙、蝋梅と4種類の花が同時に見られました。

 

 この梅の木は銘を「魁雪」という古木です。

 

 生越に最初に植えられた梅の生き残りとの事で、樹齢は600年を超えているようです。

 

 これだけの古木でも、毎年このように花を咲かせています。

 

 園内には数店の売店が出ています。ここは周辺農家さんの直営店で、いろいろな種類の梅の実で、何軒もの農家さんが作った梅干しが、お求めやすい小さ目パックで売られていました。たしか、食品衛生法だかの改正で、そんな民間人作成の漬物の販売が禁止になるなんて報道がありました。さすがに反対意見が多くて、廃案になったのか修正があったのかで、今でもこうして梅干しが売られているのは誠に喜ばしいです。

 

 梅の苗木も売られていました。苗木の後ろには小さな植木鉢の梅が売られています。買い求めている人も多く居ました。しかし、このデカい苗木は勢いで買ってしまうと、持って帰るのに苦労しそうです。

 

 突き鉄砲が売られていました。これは節をぬいた竹の棒でこしらえた空気鉄砲で、濡らして丸めたティッシュを弾にして飛ばします。値段は200円、男の子に大人気でした。

 

 券売所で告知されていた通り、猿まわしもやっていました。これは立てた竿によじ登ったお猿さん。この後てっぺんで逆立ちをしていました。さすがに身が軽い。

 

 梅の花に蜂さんがいました。蜜を集めているのでしょう。梅の木も実を結ぶためには、こうして蜂さんの助けが必要です。でも、この日はこの子を含めて2匹しか見つけられませんでした。

 

 その2に続く。