20日夕方~夜。一夜明けて20日(日)、祭り2日目です。
昨日と同じく、西川越から歩いて祭に向かいました。初めに出くわす店が居酒屋おかんとこ。これまた昨日と同じ牛筋の煮込みを買って食べました。何と最後の1杯でした。運がよかった。
おかんとこから少し進むと祭の交通規制エリアの入口に至ります。このあたりは祭エリアでも、中心部からだいぶ外れていて、人通りもまばらです。
歩行者天国の路上にも見物客があふれています。道路左側にある店は、昔は衣料品店や骨董店だったりした空き店舗を、揚げパン屋と居酒屋にリニューアルしたもので、若い人に人気があります。いわゆる古民家(古商店)リノベーションとか言うやつだと思います。近年川越ではこのようなリノベーション店が増えています。お洒落な居酒屋ですが、ビールがグラス1杯800~1,000円、肴が1,000円~なんて店は、僕の様な浴びるほどビールを飲むおっさんには怖くて入れません。
西武鉄道の本川越駅から蔵造りの一番街に至る道が、川越祭りのメインストリートです。ちょうちんでライトアップした山車が多数巡行しています。観光客が集まって、渋滞が発生しています。
このように山車が出会うと、曳っかわせと言って、山車の舞台を回転させて向かい合わせになり、乗っているお囃子が曲を奏であいます。調子が乱された方が負けになります。
山車の最上部には人形が鎮座します。これは徳川家光さん。照明の関係ですが、顔が怖くなっています。
電線が地下化されている場所では、このように人形まで出した最大展開の山車が巡行します。こうして見ると、街灯の明るさが少々うるさく感じます。
見方によっては後光がさしているようにも見えます。しかし、もう少し減光できたらいいのにと思います。
山車にはお囃子と舞子が乗っています。お囃子も山車毎(町会毎)に曲やテンポに違いがあります。一番街にある「川越祭会館」では音源を聞き比べる事が出来ます
。
すべて町会の山車が毎年出るわけではなく、隔年交代で出ます。山車の巡行をしない町会は、こうして舞台を組んでお囃子だけ披露します。このお囃子は新宿(あらじゅく)町です。新宿の山車は小さくて、川越祭りの巡行には参加しませんが、お囃子はこうして特設舞台で披露しています。
コロナの前後で祭りが大きく変化したのは、祭り区域の路上に出る露店の数だと思います。かつては道路の両側にびっしりと屋台が並んでいました。当然道幅が狭くなり、全く人が流れないような大渋滞が発生していました。コロナ後は道の片側だけとか、狭い道では露店そのものが無くなったりして通路の幅が確保されています。屋台の多く(ほとんどか?)は、いわゆるテキ屋さんでした。ここまで店数が減るとテキ屋んも生計たてるの大変でしょう。
お面屋さんです。この露店のお面は全部狐です。この顔の上半分だけの狐の面は、だいぶ前の川越祭りで、観光施設蔵里(くらり)の斜め前にある和紙屋さんが限定数200くらいで販売したのが始まりでした。口が出ているので、面を被ったままでも祭り屋台の食べ歩きが出来るのが受けて、数年で大増殖しました。形状なりを商標登録しておけば儲かったろうと思います。いや、祭りで金の話をするのは野暮でした。
もう1軒、当たり前のお面屋さんです。最近のアニメキャラクターなどに交じってウルトラマンタロウと仮面ライダーV3が居ます。このキャラクター選定はどういった基準でやっているんだろう?
夜は物凄い人出でした。もっと見て回りたかったですが人が流れないので諦めて帰りました。祭の雰囲気を満喫したいなら、混雑を覚悟して夜見に行くのがいいでしょう。僕のように混雑が苦手なら、昼の内に出掛けるのがいいと思います。
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