田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

旅の食17

2006-02-28 21:08:42 | 飯田線の旅
 花見について。
そろそろ早咲きの寒桜の頼りが聞こえ始めた。桜と言えば「花見」と言うことになるのだが、その場合の桜は現在は「ソメイヨシノ」が通例で、赤みを帯びた緋寒桜はどうやら花見の対象にはならないらしい。ところで古来は「花見」と言えば、その対象はぱっと咲いてぱっと散る桜ではなく、梅だったらしい。桜が好まれるのは武家社会になってからで、梅を好むのはいかにもおっとりした公家文化だ。だいたいがソメイヨシノ自体、近代になってからの品種だ。
少し前に自宅近傍(と言っても車で1時間以上掛かるが)の梅林に行った。い草のござを1枚50円だったか100円だったかで貸し出していて、梅の木の下で花見の宴やら、単に通食の弁当やらを広げている客が結構あった。その状況を端で見ていてちょっと羨ましかった。梅のほのかに雨衣香りに包まれてビールを飲めばことのほか旨かろう。

 飯田線沿線でも、天竜峡以南では線路沿いによく梅の花を見かけるが、やはり多いのは桜の方だ。水窪駅は川を見下ろす断崖の上にあり、駅からはその崖に作られた階段で下りる。川沿いに遊歩道があって、そこは桜の木が植えられている。やはりそこで花見をしている地元の人を見たことがある。なかなか良い花見環境だった。
 トロッコファミリー号は、中部天竜が終点だが、機関車の付け替えと待避で水窪駅まで行く。どうせなら春先だけでも水窪あたりまで客を乗せて「お花見列車」営業したらどうだろうか?
 また、果樹園に花が咲くGWあたりには、飯田トロッコ号を走らせればいいのにとも思う。特急伊那路は確かに快適な特急用豪華車両だが、何しろ窓が開かない。その点トロッコファミリー号は窓全開!(と言うか窓そのものがないけど・・)だから、さわやかな春風にあたりながら、花の香りも楽しめる。その点では圧倒的に特急に勝っている。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (宇宙局長)
2006-02-28 23:48:45
高遠の桜見に行きませんか?
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Unknown (yuki)
2006-03-01 00:30:17
鳥坂先輩は高遠を
「城跡と饅頭しかない。却下であ~る!」
といっていたけど、高遠で一番有名なのは桜だと思う。

例年、4月中旬頃に満開になるようですね。18切符のシーズンの後か
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Unknown (副部長)
2006-03-01 21:01:44
 桜は例年掃除の後ですね~。掃除の時には恐らく1輪も咲いてないんじゃないだろうか。
 饅頭とそば旨いっすよ。
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Unknown (宇宙局長)
2006-03-01 21:50:52
高遠の桜は遅咲きの時にはゴールデンウィーク初めに散り際が見られますが、やはり4月半ばがピークですね。
4月初めに田切に行って半ばに高遠行きではちょっと大変ですかね。
国道152号を北上していくと、道がかなり狭いですがその代わり杖突峠・伊那市方面からと違い渋滞に殆ど遭わずあっけなく高遠の街に入れます。
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