東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(5) 明日香古墳群 その1

2023年06月19日 | JR奈良線沿線歩き旅
JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(5) 明日香古墳群 その1
2023年5月24日(水)

今日も良い天気だ、予報では快晴、最高気温も22度ほど。


わたしにとって今回の旅のメインの観光は古墳を見ることである。
そのなかでも明日香村周辺にある古墳群は魅力的だ。

有名な高松塚古墳、キトラ古墳、最近話題の牽牛子塚古墳など見どころが多い。


JRで畝傍駅まで行く。





この駅名もまず読めないな「うね」はよいとして「傍」を「び」と読むのはむつかしい。

漢字変換でも一発では出てこない。

畝傍駅は無人駅だったがなかなか趣のある駅舎だった。





プラットホームへの階段の手すりが木製というのはいまでは貴重だと思う。



ベニヤ板で閉じられてしまった窓口に哀愁を感じるなあ。



待合室には売店だったと思われるところもある。



それにしても読めない駅名が多いのに驚く。





JR和歌山線の 掖上駅(わきがみえき) 中飯降駅(なかいぶりえき) 布施屋駅(ほしやえき)など難しい駅名が多い。





往路のきっぷはここで使い切った。



途中下車もしたので無駄がなかったな。








畝傍駅から近鉄橿原線の八木西口駅へと移動する。



途中に以前は六十八銀行だったビルがあった。





趣があっていい建物だな。
ここはいまはレストランとして営業しているそうだ。
このように活用されると地域の活性化にもなるね。










電車には屋根に登るための梯子がついていた(笑)



連結部に人が入らないようにとバリアしているのだが、どうしてもハシゴに見えてしまう。



終点の、といっても2駅目だけど、、橿原神宮前駅で下車する。





駅前にあるレンタル店で自転車を借りて回るのだ。



明日香の古墳について事前にネットで調べたらかなり坂が多いらしい。
ということで電動アシスト自転車を借りることにした。



割引クーポンを使って1300円だった。



運転免許証を持ってきているのでバイクをレンタルすればよかったと気づいたのはしばらく走ってからのことだ。

電動アシストだから平地はすいすいと進む、だが坂道ではかなり漕がなければならなかった。
たしかにアシスト機能が無いよりはラクだが、やはり坂道はしんどいのだ。
一日中坂道を上り下りしたら午後にはへとへとになってしまった。

観光客の多い町だから道案内はしっかりとされている、道に迷う心配はない。









観光客には便利な「かめバス」というのもある。



「亀」というからにはすごく遅いのではないだろうか(笑)



飛鳥川のほとりには「聖徳太子誕生の地」の碑。



その道向かいには産直施設「あすか夢の楽市」があった。



特産のイチゴを買おうかなと思ったが1人で食べるには多いし、ディパックへ入れておいたら潰れるだろうし。

飛鳥寺の方を目指して進んでいく。





とても絵になるお屋敷があって、写真を撮っていると小学生の一団がやってきた。





オリエンティーリングなのだろうか、地図を見ながら「あっちかな、たぶんあっちだ」とか言っている。




ほどなく飛鳥寺へと到着。









大型バスからは中学生の一団が降りてきて急ににぎやかになる。



今度は小学生がバスでやってきた。



まわりは畑でのどかな風景が広がる。





すぐ近くには古い町並みがあり散策するには楽しいところだ。







奈良県は外国人観光客に人気の地だがここまで来る外国人は少ないだろうと思う。

石舞台古墳へと向かう。
このあたりは坂道で電動アシストとはいえ結構きつい。

途中、徒歩で古墳巡りをしている方らしき人を数人見かけた。





ここでは共通券を購入。



ちょうど草刈り作業をしているところでビーン、バリバリという音が雰囲気を壊しているが我慢しなければ。

青空に石舞台古墳が映える。



あの大きな岩をいったいどこから? どうやって?
古代の人たちの岩にかける情念はすごいものがあるな。
坂の多い場所だけにコロで運ぶというのも無理だろうし・・



完成まで何年かかったのだろうか。大王様とかが亡くなってから造り始めたら完成までに遺体が骨になってしまうだろうし。
古代エジプトでは王の即位と同時にピラミッドを造り始めたという説があるけど、同じようにしたのかなあ。
やっと王に即位出来たんだけど、まずは自分の墓を造らなきゃ・・・なんてちょっと悲しいような気がする。



石室に入ってみる。





ちゃんと排水溝を作ってあるところはエライな。

いまではがらんどうになってしまった石室はどのような装飾がされていたんだろうか。
絵とかは全く残っていないが、当時の人は何かしらの絵を描いたのではないかと思う。

石室内部の岩の上にはたくさんの小銭、1円だったり10円硬貨だったり。





なにかのおまじないなのか、願いを込めたものなのか。




まわりは農地でいちご狩りの案内もあった。
風景はわたしの住む岩手の農村とまったく同じように見える。



これが日本の原風景というものなんだな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(4) 奈良国立博物館、興福寺

2023年06月18日 | JR奈良線沿線歩き旅
JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(5) 奈良国立博物館、興福寺
2023年5月23日(火)

時刻は午後2時半になってしまった。

見学に夢中で朝7時から休みなしで歩き続けている。
さすがに疲れた。

昼食も食べていない、腹ペコだ。


それなのに国立博物館へと向かう。
われながら困った性格だな~。





入館料は700円、残念だがここもシニア割引がなかった。



館内は基本撮影禁止なのだが、一部だけ撮影OKというのがあった。

この金剛力士立像は撮影可能だ。





おお! でかい。
近くでみるとかなりの迫力だ。

685年の時を経ても力強さが伝わってくる。

十一面観音菩薩像も素晴らしい。





ああ、仏教というのはインドから伝わってきたんだなと納得させてくれる。

屋外には古墳時代の石棺の展示もある。





パネルを読むと個人からの寄贈だとのことだ。

「あなた、庭にあるあの石棺じゃまよ。あれは棺なんでしょ気味が悪いわ捨てちゃってくださいな。」
「えー、、あれは我が家の家宝なんだぞ捨てるわけにはいかないよ。」
「それなら博物館に寄贈したらいいんじゃない。」
「じゃあ、そうするか。」

とか家庭の事情があったんだろうか(笑)


博物館の庭園にもたくさんの鹿がいた。



修学旅行生がいると鹿が寄ってくる。
中には鹿に追いかけられて逃げ出す高校生もいる。



お隣は興福寺なのだが歩き疲れてしまい五重塔をおざなりに撮影しただけでとおりすぎてしまった。







やはり奈良を観光をしようと思うなら3日間は必要だなあ。

奈良駅へと向かう。
今日の宿は大阪市内の予定だ。

駅への途中によもぎ餅で有名な店があって修学旅行生が群がっていた。





全員が鹿の角カチューシャをつけているのが面白いな。

こちらのフルーツ大福のお店には若い外国人。



外国には大福なんてないだろうからなあ。
どこの国でも女性はスイーツが好きなんだね。



奈良駅前まで来た。



駅前にはシンプルな時計塔。



郵便ポストには大仏殿のようなものがのっかっている。



まだ午後3時過ぎだが、奈良市内の観光はこれでおしまいにする。

朝7時からずーっと歩きっぱなしだから足が痛い。

JR大和路線で大阪の新今宮駅へと向かう。









通天閣が近い新今宮駅のあたりには安い宿が集中している。







いまでもさほど治安のよいところではないようだが、以前はあいりん地区と呼ばれるドヤ街だったところだ。
ホームレスがたむろしている地区だったから、ひと昔まえなら決して近づかなかったろう。

現在は外国人旅行者向けの安いホテルが立ち並んでいる。
安いところでは1泊500円から泊まれるところがあるのだという。
わたしはその中でも高級?といわれているホテルに泊まる予定だ。



高級といっても2泊で4700円と昨夜泊まったホテルの1泊分の料金よりも安い。
奈良からの往復電車賃を考えても安上りだ。
だが部屋は狭いしトイレ、風呂は共同だ。安いのだからそこは我慢しなければならない。





わたしは東南アジアの安いゲストハウスを泊まり歩いたことがあるので気にならないが、女性の一人旅なら躊躇するだろうと思う。

1階には共用のテーブル、電子レンジ、電気ポットだけでなく調理設備もあり自炊もできる。



若い外国人数人がテレワークなのかノマドなのかノートパソコンに向かっていた。

部屋は狭いが清潔でシーツもきれいだ、バスタオルは無く温泉宿でくれるような小さいタオルだけ。





わたしはタオル、洗面用具は持ってきている。
洗濯洗剤も持ってきたので共同の風呂で洗濯をした。



今夜は通天閣近くで串カツを食べる予定である。

昨年大阪を通ったときはたこ焼きを食べただけだった。
やはり名物の串焼きを食べねば!



夕暮れ時の通天閣は外国人観光客で賑わっていた。

大阪といえばなんといってもこのど派手な看板。



青森のねぶたもあるぞ、そしてイヤというほど目にするビリケンさん。





串カツはどれを選べばいいのかよくわからずセット品を注文した。





サクサクして美味い。



だが串カツだけではおなか一杯にはならない、うどんも食べようかなと思ったがなぜか品切れとのこと。

仕方がないのでコンビニでカップ麺を買って部屋で夜食にした。

今日も9時半には寝てしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(3) 東大寺と春日大社

2023年06月17日 | JR奈良線沿線歩き旅

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光編(4) 東大寺と春日大社
2023年5月23日(火)

わたしの高校の修学旅行は日本海側を普通列車で大阪へ、そこからフェリーとバスで高知へ行き、戻って奈良と京都を見学してさらに東海道本線で東京へ。
最後は東京見物もして帰るというとんでもなくハードなコースだった。
東大寺や金閣寺でも写真を撮ったはずだがどこへ行ってしまったのか残っていない。

東大寺とか金閣寺を見たはずなんだがなあ。

なーんにも記憶にない。


つぎは東大寺へ行こう。



「ぐるっとバス」で市内を回ったほうが効率よく観光できるらしい。







近鉄の新大宮駅で近鉄奈良駅行きに乗る。





1区間だけでも乗車は楽しい。





観光客の乗車率はかなり高めのようだな。



やはりというか近鉄奈良駅の駅名表には鹿が描かれていた。







地上へと出ると、円錐形のてっぺんにお坊さんの姿がある。



行基の像だった。



このかたは奈良の大仏の建立にも携わったのだという。
撮影が下手なものだから俗世まるだしの写真になってしまった。

さて、東大寺はどちらの方角だろう。



地図を見ながら歩き出す。



鹿の飛び出しに注意の交通標識もある。
鹿は交通事故で年に30頭ほど死亡しているんだそうだ。

鹿の専用押しボタンがあればいいのにね。



バス停が古都奈良の雰囲気を壊さないデザインになっているのはいいな。



進んでいくと、いました鹿、鹿、鹿。



ついカメラを向けてしまう。



「なんだよー、お尻を写すんじゃないよー」と睨まれてしまった。

東大寺へ抜けていく道にもたくさんの鹿がいる。









カメラを向けるとちゃんとポーズをとってくれる、モデル代は鹿せんべいだな。



それにしても修学旅行生と外国人観光客の多いことに驚いてしまう。





中国からの観光客はまだ少ないはずだから、これで中国から大量の観光客が来るようになったらいったいどうなるんだろうか。



大仏殿の入場料600円なり。



シニア割引を設定してほしいなあ。

自撮り棒で撮影する人が大勢いいるのにも驚いた。



YouTuberだろうか撮影しながらカメラに向かってしゃべり続ける人もいて、にぎやかなことこの上なしで寺院の静寂はここには無かった。
YouTubeとかTicTokなどで誰でもリアルタイムで世界中に情報を発信できるという時代だからなあ。



修学旅行生が途切れることなくやってくる、まるで渋谷か原宿のようなにぎやかさ。





この子たちが60歳になったとき「あー、確か奈良の大仏を見たよね。新型コロナが流行していたんだよね。」とか思い出すんだろうな。





いまの大仏殿は江戸時代のもので3代目とのこと、前2回のものに比べ3分の2の大きさだという。





いまの大仏殿も大きいが昔はもっと大きかったのか、すごいな。

見上げる大仏様は威厳があって、いかめしさを感じる。






日本の仏教は中国大陸からわたってきたという。
ビルマ(現ミャンマー)から、タイ、カンボジアなどの南方仏教(小乗仏教)のお寺、仏陀像とはかなり違う。

タイのスコータイ遺跡にある仏陀像などは表情が穏やかな感じでわたしは好きだけどね。







【↑ 3枚はタイのスコータイ遺跡】



花瓶には蝶がとまっている。



あとで調べるとこの蝶は足が8本あるとのこと、そんなことも知らずにシャッターを押していた。
蝶の意味として平家の霊を鎮めるためとかあるようだが、わたしは遊び心で作ってみたんじゃないかと思うのだが。


御朱印、お守り売り場は行列ができていた。





ここも外国人が列を作っていた。
もしかして日本のお守りは世界中で人気なのかな。


外へ出ると外国人観光客が休んでいた、歩き疲れたんだろうなあ。





鹿も観光客から鹿せんべいをもらおうと寄ってくる。
「うん、この人はせんべいを買ってくれそうだな」と見極めるとしつこくついて来るのだった。







鹿せんべい200円を買うと、、、



その様子を見ていた鹿がススッと近づいてくる。



1頭にせんべいをあげていると次から次と鹿が集まってくる。

「もっとくれー」と頭突きするのもいる。
もう無いよというとガブッと噛まれてしまった。
暴力的な鹿もいるので油断できないのだった。



鹿って折り畳み式になっていたんだな。枕はいらないね。


こんどは春日大社を見に行く。

春日大社も広い。











一言主神社の絵馬には外国語のものがかなりあった。







タイ語で書いてあるのもある。



Google翻訳で訳してみると家族の健康を願っているようである。
どの国でも家族の健康、平和な生活を願う気持ちは変わらないんだな。

中には「ガンを治してほしい」という切実な願いもあって胸が痛くなる。








そうかと思えば「ずっと尻に敷けますように」という夫にとっては恐ろしい願いもあったりする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光(2) 平城宮歴史公園

2023年06月16日 | JR奈良線沿線歩き旅
JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光(2) 平城宮歴史公園
2023年5月23日(火)

平城宮へとやってきた。



おお! 広いなあ。
小雨模様ということもあるが向こうがかすんでいるほどだ。


目の前には第一次大極殿がそびえていた。



高さが27メートルもあるので遠くからでもよく見えただろうな。
資料を見ると奈良時代の大極殿を復元したものだとある。



開館は9時ということでしばらく外観を見て回る。





屋根の鴟下(しび)の形がよい。





開館と同時に中を見学する。



高欄(欄干)には香蘭宝珠という飾り物。





もしかして当時はこの中に電球が入っていて光ったとか(笑)



内部はわりと質素というかそっけない。ギラギラと派手じゃないところが日本風だなと思う。





ベルサイユ宮殿などあまりにも金ぴかギラギラで目がチカチカしてしまうが、この落ち着いた自然な感じが日本の美なのだ。



中央には高御座が据えられている。





天皇の玉座なのだがこれまた実にシンプルな感じ。
玉座の椅子など「え? こんなに簡素なの?」となんども見直してしまったほど。

中国なら龍を、西洋ならライオンをあしらって権力を誇示するのだがそんなところが全くない。

それなのに高御座全体を見ると尊厳を感じてしまうというのが不思議ではある。





大極殿の前には復元中の南門がある。







つぎは復元事業情報館へと向かう。

復元模型あり鬼瓦あり、当時使っていただろう工具の展示もあって興味深い。







重機などなかった時代によくまあこのような建物を作ったものだなあと感心しきり。





見学を終えたら朱雀門へと歩いていく。

広大な庭園のなかを近鉄奈良線が走っている。





電車が来るとどうしても写真を撮ることになってしまう。パブロフの犬状態だなこりゃ。



朱雀門を抜けて「平城宮いざない館」と歩いていく。







雨があがって日が差してきた。





「平城宮いざない館」では平城宮の全体像を見ることができる。



歴史公園として整備される前はここは広大な田んぼだったのだそうだ。




平城宮のあったころはきっちりと碁盤の目のように区画整理されていたのだ。
うーむ、都市計画は最初が肝心だからな。






これは大極殿の模型かな? なかなか迫力がある。それにしてもこの木組みの精巧さはすごいものだ。







当時の食事を再現したものもある。
上流階級の食事は現代ととあまり変わらないようだ。



でも一般庶民はこんな食事はできなかったんだろうな。

木簡の展示もある。





メシがまずいとか文句を書き込んでいるところも現代と同じだな、いつの時代も人の考えることは同じなんだなあ。


お土産売り場には大量の大仏頭部、「ありがたい、ありがたい」と言いながら食べなければ。






屋外には復元された遣唐使船が展示されている。





おお、スモークで雰囲気を出しているぞ。



当時の錨は石を結び付けた木製だったのか。



帆は布ではなく竹を薄く削ったものを使ったとある、網代帆というのだそうだ。







これはかなり重いのではないか。
布が貴重だったので竹を使ったということなんだろうかと想像してみる。



部屋は大使だけが個室であとは雑魚寝だったそうだ。

それにしてもこの小さな船で日本海を渡っていくとは、想像するだけで恐ろしい。
現在なら月へ向かうロケットみたいなものかもしれないな、たどり着けたらラッキー。



司馬遼太郎さんの「空海の風景」を読むと当時の航海は風待ちで何日も足止めされたり、嵐でまったく別の地にたどり着いたりと本当に命がけだったということがわかる。

遠足だろうか小学生の一団がやってきた。



平城宮歴史公園の見学を終えたらつぎは東大寺へと向かう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光 (1) ウワナベ古墳

2023年06月15日 | JR奈良線沿線歩き旅
JR奈良線沿線歩き旅 奈良観光 (1) ウワナベ古墳
2023年5月23日(火)

朝5時半には目が覚めた。

外を見ると予報通りの雨模様だ。
さいわい小雨程度のようで傘を差さずに歩いている人もいる。

朝食はコンビニのサンドイッチで済ます。

今日は奈良市内の観光をする予定だ。
奈良は観光名所が多すぎるので主要なところを回るだけで数日かかりそうである。

観光は徒歩で回れるところだけにしよう。

東大寺、春日大社、国立博物館、興福寺、平城宮跡を見て回ろう、そしてこの旅の目的である古墳も見なくては、、、
GooglMapで見ると平城宮跡から春日大社までは直線で6Kmほどだ、これなら歩いても回れるだろう。

シャワーしてのんびりしていたら7時を過ぎてしまった。





こじんまりとして清潔な良いホテルだった。
なにより静かなのがよかったな。
外観がビジネスホテル風でないのでちょっととまどったが、、



チェックアウトして外へ出ると小雨模様だ、レインパーカーを出して羽織る。



まだ朝早いので観光施設は開いていない、そこで古墳を先に見ておこうと歩き出した。

佐保川に架かる大宮橋は欄干が木製に似せたコンクリート製だった。







悪くはないんだけどなあ、できれば木製のほうが好きだな。

おお! さすがは奈良だね、マンホールには鹿が描かれている。





古墳まで2Km。ゆっくりと歩いていく。



民家の塀には大黒様、いいですねえ。



駐車場のことを関西ではモータープールというんだな。





奈良市のバス路線は結構複雑だ、乗りこなすのは大変そうだな。





海龍王寺の前を通る。





この塀がいいなあ。





その先にあった墓地の前には丸い石がたくさん並んでいた。







取っ手を付けたらカーリングに使えそうだなあ(笑)



ウワナベ古墳まで来た。



墳墓だけで280メートルもあるという巨大な古墳だ。



周りは池になっているので遠くから眺めるしかないのが残念だ。





ぐるりと一周してみたが大きすぎて実感がわかない。
「これが古墳ですよ」と言われなければ小山にしか見えないのだ。





隣にはコナベ古墳がある。



こちらも墳丘の長さが200メートルもあるという。

これも遠くから見ただけでは古墳とは思えないな。
古墳とは知らずに畑にしたり宅地にされたりというようなことは数えきれないほどあったんだろうな。



その隣には市庭古墳(平城天皇陵)があるので狭い自転車道を進ん行く。



この古墳も墳墓長が250メートルもあったのだそうだ。
いま残っているのは後円部の一部分だけだそうだが鬱蒼とした森にしか見えない。





帰宅してから近所を散歩していて少し盛り上がった雑木林をみると「もしかしてあれも古墳かな」とつい思ってしまうのだった。







近くには見に行かなかったが佐紀陵山古墳、左記石塚山古墳、佐紀高塚古墳もあるのだ。





このあたりは古墳時代にはどちらを向いても古墳だらけという状況だったのでは?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道本線沿線歩き旅 完結編(5) 膳所駅

2023年06月14日 | 東海道本線 完結編
東海道本線沿線歩き旅 完結編(5) 膳所駅
2023年5月22日(月)

さて次は膳所駅へと行かなければならない。

これが結構遠いのだった。米原駅で乗り換えてさらに石山駅でも乗り換え午後4時40分に膳所駅に到着だ。











ここでは駅を撮影するだけだ。





昨年すぐ近くを通ったのにうっかり勘違いをして通り過ぎてしまったものだから、わざわざこの駅で下車して駅の写真を撮るのだ。
われながら酔狂なジイさんだと思う。





京阪電車の京阪膳所駅が隣にあるので利用客は多く、通学の高校生などでかなり混雑していた。





膳所駅をバックに写真も撮る。





駅前にはバスケットボール選手姿の飛び出しぼうやもいるぞ。





ここにもあった松尾芭蕉の句碑。







膳所には松尾芭蕉の墓があるのだそうだ。



写真を撮ったら急ぎ足で駅へ戻り今度は京都行の電車に乗り込む。

そして京都駅で奈良行「みやこ路快速電車」に乗り換える。
なかなか忙しい。



午後6時台だが車内はさほど混んでいなかった。





今夜は奈良市内のビジネスホテルを予約しておいた。

奈良市は日本人だけでなく外国人観光客にも人気の都市だからいつもホテルは満員状態、そして宿泊料もバカ高だ。

駅ではマスコットキャラクターの「せんとくん」が出迎えてくれる。







さらにローカル線で伊賀上野へ行き忍者になってみませんか、などなど観光を勧めている。





駅のコンコースは古都奈良の雰囲気をよく出している。



奈良駅の外へ出ると、涼しいというか寒いほどで風も強かった。





とても半袖では外を歩けないほどだったのでパーカーを出して羽織ったのだがそれでも震えるほど冷えていた。

なんだか北国の盛岡のほうがあったかく思えるなあ。
南へ1000キロも移動したのにこっちのほうが寒いとは、、、、
こんなに冷えるのではホテルから出たくないなあ、、

と、、いう訳で夕食は弁当で済ますことにした。



すっかり暗くなってしまった。

ホテルの部屋はおなじみの昔の標準的なビジネスホテルの部屋だ。



鍵も自動ロックとかカードキーではない。
フロントも対面式で宿泊者名簿の記入をするのだった。
わたしはタブレットでの記入やセルフでコンピューター入力とかは苦手だからこのほうがうれしい。
なによりもフロントに人がいて対応してくれるというのは安心感がある。



部屋には電気ポットもある。カップ麺で夕食を済ませてもよかったかなあ。





ヘアードライヤーも消毒スプレーもあった。フロントへ行けばアイロンとなども貸してくれるはずである。
もちろんフリーのWi-Fiもあるのだ。

明日と明後日の2日間は奈良と古墳の観光の予定だ。

弁当を食べながら明日の天気予報を見ると午前中は雨のようだ。



午後9時半ベッドへもぐりこむ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道本線沿線歩き旅 完結編(4) 近江長岡駅 ー> 醒ヶ井駅

2023年06月13日 | 東海道本線 完結編
東海道本線沿線歩き旅 完結編(4) 近江長岡駅 ー> 醒ヶ井駅 4.6JR営業キロ
2023年5月22日(月)

念願の近江長岡駅を訪問したので醒ヶ井駅までと歩き出す。





米原市のキャラクターはホタルなんだな。



駅から少し行くと「国特別天然記念物 長岡のゲンジボタル」の看板があった。



天野川の流域にゲンジボタルが生息しているのか。

「あまのがわ、ホタルの光」 ロマンだなあ。



進んでいくと長岡橋の欄干にはホタルが描かれていた。




その天野川にゴム堰というのがあった。





わたしはゴム堰を見るのは初めてだ。



ウィキで調べるとゴムのチューブを使って水量を調節するものだという。

その天野川を右に見ながら歩いていく、歩道は無いし頻繁にダンプカーが通るのでちょっと怖い。







中山道 醒井宿へと入っていく。





こういう塀は最近見かけなくなったなあ。
















去年見たロボットみたいなお地蔵様もそのままあるぞ。





後ろに立っているのはスポーツ選手だろうかテニスラケットも持ってるように見えるのもあるし金メダルを下げているように見えるのもある。

そのお宅の隣の玄関にはアンパンマンが描いてあった、こちらは再現率がよいね





地蔵川に沿って歩いていくとお社があってその前にある像がなかなかユニーク。





「くよくよせずに、気楽に生きましょうや」と励ましてくれているんだなあ。





静かな醒井宿だが平日でも観光客の姿はある、人気の宿場町なのだ。





そして、この旧郵便局の建物はやはりいいなと思う。







午後3時30分、醒ヶ井駅に到着。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道本線沿線歩き旅 完結編(3) 柏原駅 ー> 近江長岡駅

2023年06月12日 | 東海道本線 完結編
東海道本線沿線歩き旅 完結編(3) 柏原駅 ー> 近江長岡駅 4.3JR営業キロ
2023年5月22日(月)


天候は薄曇りで弱い風がある、これならあまり汗をかかずに歩けそうだ。







前回は中山道を通ったのだが今回は線路に近い町裏の路地を歩いていく。





村社 恵比寿神社の前を通り過ぎ右手に東海道本線を見ながら進み、柏原中学校の脇を通ってやや広い道へ出る。





ここでもホタルを大切にしているのだ。



カワニナとはなんだろうと調べてみたら巻貝の一種でホタルの餌になるのだそうだ。

道路の右手は田んぼで遠くに線路が見えている、左手は山で道路側に長くフェンスが張られている。







鹿などの食害を防ぐためなんだろう。



伊吹山を正面に見ながら歩いていく



新幹線と交差する付近には「伊吹せんろみち」の標識があった。





この道はかつてはセメントの材料である石灰岩を運ぶための線路があったところだという。
平成11年(1999)まで使われていたというからわりと最近まで稼働していたのだね。

このあたりも古い民家が立ち並んでいる。





そこを過ぎると駅はすぐだ。



午後2時10分、近江長岡駅に到着。

駅前には石の台座にステンレスの針金がのっかっていた(笑)



うーむ、、、これは何を表しているのかな。
銘板にはゲンジボタルの発生地と書いてあるので、これはホタルを表現しているのかも?



今回もしっかりと駅をバックに記念写真を撮る。



昔はベンチが並んでいて、キオスクなど売店もあったのだろうが待合室はガラーンとしていた。









昨今の地方の駅はどこもこんな状態だな。

マンホールには「さんとう」と書いてある。



山東町は2005年に伊吹町、米原町と合併したのだそうだ。

現在の米原市の人口は3万6千人ほどという。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道本線沿線歩き旅 完結編 (2)

2023年06月11日 | 東海道本線 完結編
東海道本線沿線歩き旅 完結編 (2)
2023年5月22日(月)

いよいよ出発の日。

いつも朝寝坊のわたしは目覚ましを2個もセットして早起きをする。

昨夜の雨に濡れてカキツバタの花がいきいきしてる。



盛岡駅の待合室で用意してきたサンドイッチとカップコーヒーで朝食だ。

と、、見るとマッサージチェアが新幹線「はやぶさ」のデザインになっているのに気づいた。





いいね、しゃれてるな。


盛岡駅を午前7時11分発の「はやて4号」に乗車。



わたしは電車の窓から流れていく風景を見るのが好きだ、何時間も飽かずに眺めていられる。
そうしていると仙台を過ぎ2時間10分後にはもう東京駅に到着だ。



会社勤めのころは年に数回のペースで東京への出張があった。
まだ新幹線が無いころは寝台車を利用したものだった。
仕事を終えて深夜に盛岡駅を出発して、うとうとしていると早朝の上野駅に着く。

あの、まだ夜が明けきらない大都会の雰囲気がよかったなあ。

新幹線が開業してからは出張はほとんど日帰りになってしまい、会議を終えると急いで新幹線に乗り込むことが多くなってしまった。
そのため以前は会議の後に秋葉原の電気街を見て回れたのができなくなってしまったのだった。
早めに会議が終わった時などは盛岡駅からそのまま職場へ向かい夜遅くまで残業するということもしょっちゅうだった。
交通機関のスピード化にともなって気持ちに余裕がなくなってしまったように思えるなあ。

いまではテレワークの導入で深夜でも仕事のメールを受信したり、移動中でもスマートフォンでクライアントとの打ち合わせをしたりだそうで、ビジネスマンは24時間気が休まらないとか、、

ネットの活用で便利になったのは事実だがどこかで人間性を失わうことにならないかとちょっと心配してしまう。



東京駅での乗り継ぎがスムーズにできて「ひかり637号」へ乗ることができた。



11時15分には名古屋駅に到着、あたりまえだが日本の鉄道は時刻に正確である。



こんどは在来線に乗り換える。





今日のスタート駅である柏原駅へは名古屋で乗り換えるか米原駅まで行って戻ってくるかしかないのだ。

在来線の旅も好きだから乗車区間が長いのも楽しい。



大垣駅で乗り換えて、12時30分には柏原駅に到着だ。



1900年(明治33年)の開業だそうだから歴史の長い駅なのだ。







そのためか駅舎は歴史を感じさせる建物だ。



窓口は閉まっていた。前回来たときは「両替に出かけてます」という表示だったっけな。



昼食は自宅から持ってきたトーストの残りを駅のベンチで食べた。

しーんと静かな柏原駅である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東海道本線沿線歩き旅 完結編 (1)

2023年06月10日 | 東海道本線 完結編
東海道本線沿線歩き旅 完結編 (1)

2022年に東海道本線の浜松駅から東海道本線終端駅の神戸駅まで歩き「これで青森駅から神戸駅までのすべての駅に立ち寄りながら歩き通したぞ!」と喜んだのも束の間、なんと近江長岡駅と膳所駅に立ち寄るのを忘れていたのだった。

さらに2019年に東京駅から歩いたときにはまだ開業していなかった御厨駅と高輪ゲートウェイ駅がある。
高輪ゲートウェイ駅は2022年の帰りに立ち寄ったので、残るは近江長岡駅、膳所駅と御厨駅だけとなった。

この3つの駅に立ち寄らなければわたしの歩き旅は完結しないのだ。


わたしはへそ曲がりな性格で他人から命令されたり指図されることがキライである。
この歩き旅も誰からか言われて始めたのなら絶対にやらなかったと思う。
だが、この歩き旅は自分で決めたことなのだ。

自分で決めたことはなんとかやり遂げたい!

と、、いうような大袈裟な理由ではないのだが完結させたいという気持ちは強い。

2023年に新型コロナ騒ぎも一段落?して旅行業に活気が戻ってきている。
外国からの観光客数もコロナ騒ぎ以前の客数に戻ってきているそうだ。
それとともにホテルなどの料金も上昇。
物価高もものすごい状態で貧者のわたしには旅行へ出かけるのがしんどい状況になってきている。

「それでも行かねば!」と思う、やり残したことがこころ残りだ。



さいわい貧乏旅行には慣れているしバスや電車での長時間の移動もさほど苦にはならない。
例によって節約第一の旅になるはずである。

さっそく計画を立てるのだが、、あいかわらずテキトーな性格なので、

(1) 近江長岡へと歩き、駅に立ち寄る。
(2) 膳所駅と御厨駅に立ち寄る。
(3) 古墳を見学する。

と、、決めたことはこれだけである。

もちろん大型連休シーズンは避けるのだが、旅行サイトでホテルの料金を見て驚いた。
昨年わたしが3千円台で泊まった京都のホテルは6千円台に値上がりしているのだった。
それでもこのホテルは安いほうで1万円台はあたりまえ、なかには中級ホテルでも5万円とかの宿泊料金だったりするのだ。

しかも空いている日が少ない。

新型コロナで旅行できなかった人たちが一斉に出かけだしたんだろうな。

安い宿を探すのがこんなに大変だとは、、、

出発日は5月後半にする。

駅へ行きキップを購入する。

ジパング倶楽部の会員だから3割引なのだが、



東海道新幹線の「のぞみ」を予約しようとしたら「のぞみ号は割引になりませんよ。」とのこと。

「のぞみ号」と「みずほ号」は割引の対象外なのだった。
到着が30分ほど遅くなるが「ひかり号」を選ぶ。


さて、体力づくりである。
冬は買い物以外は外出しないものだから脚がすっかり弱っている。
いきなり長距離を歩かず、5キロ、10キロと歩く距離を伸ばしていく。

5月18日に沖縄、奄美地方が梅雨入りしたとの報道があった。
できることなら雨は降らないでほしい、毎日天気予報を見ながら過ごす。

今回もディパック1個に着替えなどを詰め込む。
夏の旅だから汗をかくだろうけど着替えは最小限にしたい。
雨具は絶対に必要だ、洗面用具とモバイルバッテリーや充電器も、、、、とやはり荷物は増えてしまう。


ぎりぎりディパックの重さを7キロに収めていよいよ出発となる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする