腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



ここ最近、ご来店のお客様や電話でのお問い合わせでこの質問をよくされます。


『クォーツ(電池式)の時計、長いこと使っているが、そろそろ分解掃除した方がいいのか?』


基本的に、クォーツの時計には定期的な分解掃除(オーバーホール)の必要はありません。

手巻きや自動巻きといった“機械式腕時計”の場合は、長年使用していると精度に狂いが生じてきます。
その落ちた精度を元の精度に戻すのがOHの一番の目的ですので定期的なOHは不可欠です。

クォーツの場合はどうでしょう?
電池が切れて新しい電池に交換し、正常に動けばそれで特に問題はないので定期的なOHの必要はありません。

が、クォーツも機械です。
電池交換しても動かない、すぐに電池が切れてしまう、遅れる、進み過ぎるといった症状が出る場合に改めてOHする必要が生じてくるわけです。

もちろん問題なくても定期的なOHを是非したい、と仰られるお客様もいらっしゃいます。


その場合は、無理に拒む必要もないので...


喜んで~!

でも、クォーツはメンテナンスフリーということをお忘れなく。


電池交換の際に
「パッキンが劣化しているので交換が必要ですよ」とか
「リュウズの軸(巻き真と言います)に若干サビが出ているので、次回の電池交換時には交換した方がいいかもしれませんね」とか
「入っていた古い電池から液漏れがありました。今は動いていますが、すぐ止まるようでしたらOHが必要です」とお伝えしていますので、定期的な点検はあまり気になさらなくても良いかと思います。

電池ってだいたい2~3年で切れますからね。(中には10年持つ時計もあります)
その時、気になったことはお客様にお伝えできますから。



今日はクソ真面目に書いてしまった。

あぁ、つまらん。


「つまらん! お前のブログはつまらん!」(大滝秀治風)



春眠暁を覚えず。

最近、ベッドに入ったら20秒くらいで眠りについてしまう。
で、ハッと気が付いたら朝の目覚ましの音。


超健康優良児の腕時計修理専門店トゥールビヨン店主

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