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交流

一期一会

2008-03-02 07:44:00 | 徒然なるままに
3月2日

今日は今から○○年前、高校の卒業式だった。
女子高だった。
楽しかったなぁ~。3年間。

あの頃の3月の私は、1ヵ月後の上京と大学入学への期待と、故郷を離れる寂しさに揺れ動いていたっけ・・・。大学の寮に入ることになっていて、同じ高校出身の友人も一緒だったので、それほど心細さは無かったけれど・・・。

上京する荷造りをしながら、山口百恵の『いい日旅立ち』や『秋桜』を聴いてはしんみりしたり、さだまさしの『案山子』を聴いては泣けてきたり・・・。一番切なかったのはさとう宗幸の『青葉城恋歌』だったなあ・・・。

もう会えなくなるかも・・・と卒業式の後は、毎日のようにいろんな友達といろんな場所で会っていた。
喫茶店で、日和山で、中瀬で、海で・・・
好きだった人と別れたのは駅の待合室だったなあ・・・。
偶然、駅で会った。
「大学、どうだった?」って聞かれて、
「うん、受かった。」
「東京に行くの?」
「うん。」
「俺は落ちた。でも、東京の予備校に行く。で、来年は東京の大学受ける。」
「そうか・・・。がんばってね!」
「お前も。」
「うん。ありがと」
「じゃあな・・・。」

最後に、私は何と言って別れたんだろう・・・?
ああも言いたかった、これも伝えたかった・・・。
「またね」って言えなかったのは覚えている。

こんな感じの会話だったな・・・。
(その半年後に再会はするんだけど・・・。)
イルカの『なごり雪』を聞くたびに、あのときの場面がよみがえってくる。
ずいぶん経ってから、槙原敬之の『LOVE LETTER』を聴いたときは、あの時を思い出して泣けた。

あの頃。自分の前に開けた道の前で、立ちすくみそうになりながら、とにかく前に進むしかないと思っていた。
私にとっては、まさに冒険の旅への出航だった。

1ヵ月後、父の車に送られて上京。私を迎えてくれたのは大学の満開の桜だった。
桜舞い散る構内を通って、入学式の会場に両親と向かった日を今も忘れない。

去年、息子の大学の入学式に行って満開の桜の下で、保護者というよりは気分はすっかり女子大生(???)になっていた私がいた。

春。別れと出会いの季節。
もうすぐ、涙の別れがやってくる。
その後に来るのはどんな出会いや新しい生活だろう・・・。
『一期一会』
良い出会いをするためにも、残された日々を大切に過ごし、良い別れでありたい。

全力疾走

2008-03-02 00:55:00 | 徒然なるままに
3月1日

いよいよ3月に突入。
5日は予餞会。13日は卒業式。これから毎日、通信簿付けと終了式、クラス編成と転出の準備に忙殺される日々が続く・・・。

今日は、がんばっている自分へのご褒美と卒業式と娘の卒業式用に美容院に行ってきた。
白髪染めとトリートメントをしてもらって、すっきり若返って元気になったぞ!
これでまた1ヶ月がんばれるかな。

2月はこれ以上ないくらいの試練の日々だった。
こんなことで挫けるもんか、投げ出すもんか、潰れるもんか、諦めるもんかと歯を食いしばり、目を血走らせ、半分意地になってがんばりすぎたら、身体が悲鳴を上げてしまった。
心が壊れてしまった・・・。
でも、そんな時、支えてくれたのは子ども達だった。
我が家の3匹の困ったちゃんたちと、クラスの子達。この子達のためにも倒れていられないと気合いで治してがんばった。
後1ヶ月もしないで今の学校を去る私にとって、1日1日がかけがえの無い日々・・・。
『80%の力で働きなさい』と忠告されながら、気がつくと120%以上で全力疾走状態で突走っている・・・。まだまだこれから長いのに、来月は新しい学校で新たなスタートを切らなくてはならないのに・・・・・。まるで、今鳴いておかなければと鳴き続ける蝉のようだ・・・。
でも、後悔だけはしたくない。

なんだか悲壮な決意のようだけれど、残された時間、楽しい思い出がたくさんできるよう、明るく元気にがんばろう!