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新たなるスタート

2010-03-29 02:59:00 | 徒然なるままに
3月28日(日)

以前のPCは、深刻な故障状況なので(Cドライブに保存してあったデータは全部だめかもしれない…*(青ざめ)**(涙)*)、しばらく保留とし、別のPCで対応することになった。

春休みに入り、一応、次の勤務先も決まった。
慌ただしさで、しんみりする間もなく、残務処理と異動の準備に追われる中、事情があって26~28日に帰省した。
早春の石巻は、桜の蕾もまだまだ固かったが、穏やかな天気の中、墓参りを済ませた。

きのう、NHKの番組で「春歌」の特集をしていた。
いきものがかりがYELLを歌っていて、
♪翼はあるのに 飛べずにいるんだ
というフレーズと、
♪さよならは 悲しい言葉じゃない
というフレーズが
いつまでも心に残って、私の頭の中をぐるぐると回っていた…。


行きは新幹線だったが、帰りは仙台を早朝発の観光バス(仙台→新宿3,000円)で帰ってきた。

帰宅途中、上野の都美術館で開催中のボルゲーゼ美術館展を見てきた。
メインの絵画よりも私の故郷の偉人支倉常長の肖像画に出会えたことに感動し、ポストカードを買った。

アメ横で、大トロ・中トロ・明太子・たらこ・ウナギ、生ハム、海苔、韓国のりなどを超格安で大量に買い込み、息子のアパートのある津田沼で途中下車し、息子の所に半分とどけて帰った。

お土産を届けがてら、末娘の友人宅でキムチ鍋のご相伴にあずかり、2泊3日の合宿中、1時間しか寝ていないという娘はおなかも膨れて、結局友人宅に泊めていただくことになった。


今週は、帰省でも、友人宅でも、両親や妹、友人夫婦と「家族」について語り合った貴重な週だった。


明日は送別会があり、明後日はいよいよ離任式だ。
今回の帰省で『立つ鳥跡を濁さず』の作業が中断してしまったが、次の先生にバトンタッチできるよう明日、明後日頑張ろう!


PCが壊れちゃった~*(青ざめ)**(涙)**(涙)**(涙)*

2010-03-15 20:31:00 | 徒然なるままに
3月15日(月)

昨日、突然PCが壊れちゃった。
症状は、立ち上げた途端、画面が真っ黒になり、左端の上に『J₋』という表示のみがあり、下のハイフンが点滅している。何かのキーを押すと『ピー』という音がする。
安心サポートセンターに問い合わせ、言われたとおりに操作してみたが復旧せず、
「こちらで原因を調べますので、送ってください」
とのことだった。
PCは2006年春バージョンのTOSHIBAの dynabook、XPだ。
サポートセンターでは、寿命か、キーボードかマザーボードの故障なら直るが、見てみないとわからないと言われ、データーも取り出せるかどうかわからないそうだ。

古いファイルはバックアップを取ってあるが、最近さぼっていて、最近のバックアップは取っていない…*(青ざめ)*

PCは、5年が寿命というが、ハードは買い替えができても、データーを失うのはきつい…*(涙)*

あ~あ、先日は電子レンジが壊れてしまい、ただでさえ、物入りなのに~~~*(汗)*

というわけで、しばらくPCの更新ができません。*(涙)**(涙)**(涙)*
(これは職場で打っているものです)
いつも、日記への書き込みや、掲示板へのコメント、ありがとうございます。
このような事情ですので、お返事がさらに遅れてしまいます。
申し訳ありません…。

*(桜)*卒業*(学ラン)**(制服)*

2010-03-13 08:34:00 | 徒然なるままに
3月12日(金)

今週は、卒業式準備で慌しく忙しい一週間だった。
そんな中で、3年生たちと美術室で、教室で、昇降口で、いろんな話をした。
卒業式練習でも、いろんな子に声をかけて。
できていないことを指摘されると、むっとした顔をするが、もっとかっこよく見せるためにはどこを直したらいいかという視点で教えてあげると、一生懸命努力する。
自己中心的な生徒にも、当日は真後ろに後輩の目があり、保護者や来賓の目があることをシュミレーションさせてあげると、声も出て、姿勢もよくなる。
入場の時は「目線」が大切。
「下向いても10円落ちていないよ。『目力』で前を見据えて、胸張って!」
すると、男子は一瞬でりりしく頼もしく踏み出していく。
腰パン男子にも
「○○君がかっこいいことは知っているけど、ズボンを引きづらないともっとかっこいいんだけど・・・」
髪の毛がバサつく女子にも、きちんとし髪を振り分けて結んでいる女子を見つけては、
「○○ちゃん、せっかくかわいいのにそんな風に顔隠していたらもったいないよ。△△ちゃんみたいに結んでいると胸キュンだよ」
歌の時、声が出ていない生徒には
「このメンバーで、この体育館で歌えるのは後何回もないんだよ。校歌だって歌い納め。卒業式にせっかくいきものがかりの「YEEL」が歌えるだなんてうらやましい。今のままじゃ歌詞が聞こえてこないから泣くに泣けない。卒業式は絶対に泣かせてね!」

3年生たちは、この1年ですごく大人っぽくなったかと思うと、逆に、最近小さい子のように甘えてくるような生徒もいて、見ていてとても面白い。
卒業を控え、期待と不安、寂しさなどが入り混じっているこの時期、1日1日が愛おしい・・・。
毎日、名残を惜しむように話しかけてくる生徒達と別れる日が近づいてくる寂しさを感じながら、私もまた、この学校を『卒業』する日が近づいてきているのを感じていた。
「先生は4月からはどこの先生になるの?」
と私の次年度の動向を心配してくれる生徒もいて、
「中学校の美術の先生をやっているだろうけれど、この地域の学校ではないかもしれないんだ。でも、夏になったら、毎週、梨を買いに来るね。」
と言うと、
「学校に遊びに来ても、先生がいないのはさびしいなあ・・・。梨だったら、○○君家の梨が美味しいよ」
「うん、去年買いに行った。美味しかった。毎週、いろんな生徒の家の梨園に買いに行くよ」

先日、前任校、前々任校へ祝電を届けた。最初はメッセージだけと思ったのだが、現勤務校の掲示板に張ったもののミニチュア版のクレパス画も届けた。
3月12日は、前任校も前前任校も卒業式だ。
招待状をいただきながら、行きたい気持はいっぱいなのだが、私には現勤務校の卒業生達をしっかり見送り、在校生たちを指導し、スタッフとしての役割がある。
祝電のメッセージには
「卒業式の同じ時間には、今の学校の体育館で、みんなの学校の体育館まで届くような(?)大きな声で歌います。みんなと一緒に歌った歌や、一緒に過ごした懐かしい日々を思い出しながら描いた絵を贈ります。」
と書いた。
photo by toliton717 from OCNフォトフレンド

卒業式当日は、前日までの気まぐれなお天気が一掃されたような青空で、暖かな日差しと爽やかな春風が吹く一日だった。

朝、生徒の一人からお手紙をもらった。
職員席で、3年生が入場してくる前にそっと開いて読んだ。
そのせいか、私は、もう、入場のときからウルウルきてしまい、呼名時の1番目の生徒の返事がスイッチになり、私の涙腺は決壊してしまった。
2クラス目の呼名に移るときには大分落ち着いて穏やかな表情で見守ることはできていたのだが、その手紙をくれたの生徒と目が合った時には、涙をこらえるのがやっとで、彼女の気持が痛いほど伝わってきた。
ああ、この瞬間のために私は教師をやっているのだなあとつくづく感じた。

式は滞りなく進み、校長先生のわかりやすく、生涯忘れられない祝辞や、在校生代表の送辞、感謝と決意のこもった答辞と続き、アカペラの『仰げば尊し』には泣かされた。
その歌声に触発されてか、在校生達の送別の歌『旅立ちの時』は、今までの中で一番気持ちのこもった歌になった。それを聞きながら涙する卒業生達を見ながら歌えば、更に気持も入ったのだろう、皆体全体でノって、いい表情で歌っていた。
それを聴いて気合が入ったのか、3卒業生の歌う卒業の歌『YEEL』も素晴しかった。
http://www.youtube.com/watch?v=ODYxMdo0dJM
もちろん、それに感動した全校合唱の『大地讃頌』は最高だった。

生徒達との別れは名残惜しく、花道で一緒に写真を撮ったり、ハグしたり、握手したり・・・。
「先生の歌声、きれいだった~。しっかり届いたよ!」
「みんなの歌も良かった~!感動して泣けちゃった」
「先生!高校に行っても、美術がんばるね!」
「がんばれ!!文化祭や体育祭でかっこいいクラスTシャツとか作ってね!」
「先生の離任式に、高校の制服見せに来るね!」
「楽しみにしてる~!」

ああ、前任校の生徒達や、前々任校の生徒達も、こうして巣立って行っているんだろうなあ・・・。
そう思いながら見上げた空はどこまでも澄んで青かった・・・。

私もあと2週間、「発つ鳥跡を濁さず」に次の空へ旅立って行けるよう、がんばらなくっちゃ!

*(音符)*歌魂*(青ハート)*

2010-03-08 23:31:00 | 徒然なるままに
3月7日(日)

今日も朝から雨*(雨)*降りなので、どこにも出かけず、家でゆっくり久々にPCの更新をしたり、クレパスで絵を描いたりして過ごした。

末娘が私の絵を見て、いろいろ感想を言ってくれたのだが、『大地讃頌』のイメージで描いたと言うと、
「私達も卒業式で『大地讃頌』を歌うけれど、全然感動できない。もっと違う歌が歌いたかった。」
と言うので、
「歌詞の意味や、この歌が作られた背景とか、この歌は『土の歌』というカンタータの第7楽章なんだけれど、他の楽章については説明を受けたの?」
「ううん。毎年卒業式で歌っているからだって。歌ってても意味わかんないし、ノレない。」

そこで、ネットで『大地讃頌』を検索し、カンタータ『土の歌』の他の楽章と作られた背景について調べてみた。
その中で、興味深い解説があったので、アドレスだけ紹介するので、興味のある方はクリックしてみてください。
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/6654/daitisansyou.htm

これを読んで娘は少しは考えが変わったような感じではあったが、焦土から立ち上がり、命を育む大地に感謝するという気持ちにまでは行かないらしかった。

また、娘はこんなことも言っていた。
「私、戦争の話って嫌いなんだよね。特に原爆の話は。だって、私の誕生日(8月7日)は、広島と長崎の原爆の日にはさまれているんだもん」
そこで、私は、吉永小百合さんの『第二楽章』という広島の被爆者の詩の朗読集の中の、栗原貞子さんの『生ましめんかな』の詩を紹介した。
原爆投下の現場で、たくさんの命が失われた中で、過酷な状況の中でもたくさんの被爆した人たちに見守られながらこの世に生まれてきた小さな命の誕生の瞬間を書いた詩だ。

『生ましめんかな』
            栗原貞子
 
こわれたビルディングの地下室の夜だった。

原子爆弾の負傷者たちは

ローソク1本ない暗い地下室を

うずめて、いっぱいだった。

生ぐさい血の匂い、死臭。

汗くさい人いきれ、うめきごえ

その中から不思議な声が聞こえて来た。

「赤ん坊が生まれる」と言うのだ。

この地獄の底のような地下室で

今、若い女が産気づいているのだ。



 

マッチ1本ないくらがりで

どうしたらいいのだろう

人々は自分の痛みを忘れて気づかった。

と、「私が産婆です。私が生ませましょう」

と言ったのは

さっきまでうめいていた重傷者だ。

かくてくらがりの地獄の底で

新しい生命は生まれた。

かくてあかつきを待たず産婆は血まみれのまま死んだ。

生ましめんかな

生ましめんかな

己が命捨つとも


「65年前、あなたと同じ誕生日の子どもたちが、あの焦土の中で生まれ、たくさんの人の希望の光になった。元気に育つには大変な苦労があったことだろう。
あなたは、平和な時代に、設備の整った快適な産院で元気に生まれ、たくさんの人たちに祝福されてすくすくと育った。
戦争を毛嫌いする気持は分かるけれど、何故あんなことが起きたのか、あんな悲劇を繰り返さないためにも、ちゃんとあの時代と向き合って勉強しなくちゃいけない。
今日、きっかけは『大地讃頌』についてだったけれど、原爆のことや、歌の内容について、いろんなことに気づけたのはすごく良かったね。」
「ママが今勤めている学校の周辺は、梨の名産地で、生徒達の家は梨農家が多い。みんな小さい頃から美味しい梨を作るのに、家族がどれだけ苦労してきているか見て育ってきている。
今の自分達の生活を支えてくれる梨畑を、先祖がどれだけ苦労して開墾し、良い土作りをしてきたか分かっている。
だから、『大地讃頌』は、他の楽章を知らなくても、自分たちの歌として歌うことができるのかなあ。
あなたも、米作りや、野菜作りが好きな人だから、戦争とは関係なく、大地に感謝する気持ちは持てるんじゃない?」

娘はしばらく考えているようだった。


私は、CDジャケットデザインをする場合も、歌詞の内容や意味をよく考えさせたり、曲のイメージを色や形をどんな手法を生かして表現するかとことん生徒と話し合う。
クラスを持ったとき、合唱コンクールで歌う歌は、歌詞の意味を重視し、イメージイラストを描かせたりする。
歌は上手い下手やテクニックではないと思う。まずは「ハート*(青ハート)*」が大切だと思う。
気持が入らなければ、どんなに大きな声やきれいな声でテクニック的には上手に歌えても、人を感動させるような、気持が伝わってくる歌にはならないと思う。
言葉には『言霊』が宿り、歌には『歌魂』が宿るのだ。

さあ、今週は、卒業式に向けての礼法や歌練習が始まる。
最高の卒業式で、3年生を送り出してあげられるよう、頑張ろう。*(音符)**(びっくり1)*

雨の影響・・・我家の場合

2010-03-07 17:03:00 | 徒然なるままに
3月6日(土)

今日は朝から雨*(雨)*降り。

現勤務校のテニス部の顧問から、応援に行くはずだったテニス*(テニス)*部のブロック大会が中止になったと言う連絡が入った。

今日は、テニス*(テニス)*部だけでなく、野球*(野球)*部の大会やバスケ*(バスケ)*部の応援練習にも行くつもりでいたので、室内競技のバスケ*(バスケ)*部の応援だけでも行こうかと思っていた矢先、娘の学校から娘が怪我をしたと言う連絡が入った。

3年生の*(テニス)*卒業試合に出かけていたはずの娘が、なぜかバク転をして自分のひざで自分の鼻を打ったのだと言う。

すぐに迎えに行き、そのまま外科で診察を受けた。
レントゲンの結果は来週の月曜日と言うことで、とりあえず、打撲用のシップを顔の真ん中にでかでかと絆創膏で貼られてしまった。

娘の話では、今体育でマット運動をしていて、今日の雨のため、柔道場で練習になったのだが、部屋の隅に敷いてあったマットを見たらばバク転をやってみたくなったのだそうだ。
そしたら鼻に自分のひざが入ってしまい、こんなことになってしまったと言う。
シップを貼ってくださった看護婦さんに、
「大人がついていない所でそんなことをして、大怪我でもしたらどうするの!」
と叱られてしまった。

そんなこんなで部活にも出られなくなった娘を連れて帰宅したのはお昼近く。
午後からは美容院に行くことになっていたので、お昼を食べてから娘連れで美容院へ。
卒業式で丁寧にお辞儀をしても分からないように白髪染めをしてもらい、10歳若返ってめんこくなった*(ウインク)*

そのまま今度は津田沼に住む息子のところへ郵便物や食料を届けに行き、久々に息子も一緒に夕食を食べた。
息子は就職活動で忙しく、このあともPC上で試験を受けたり、レポートをまとめると言うことで、私達は早々に引き上げることにした。

帰りの道すがら、東京に住む長女に振袖の展示会に行く連絡を取ったところ、来週の土日には千葉に帰る予定だったのが、仕事が入り、帰省するのが一週間ずれると言うことだった。

それぞれ、社会に巣立っていき、自分の道を切り開いていっているんだなあと思うと、寂しいけれど、とても頼もしく思える。私も負けて入られないぞ!
末娘だって、あと3年もしたら私の下を巣立って行くのだろう。
子ども達が自立し、自活できるようにするのが私の役目とは思っていたが、こう次々と巣立っていかれると本当に寂しい。

でも、今度は私が、子どもたちの心配の種にならないよう、自立し、自分の人生を生きて行けるよう、頑張らなくっちゃ。
たとえ、大人になっても、子どもは子ども。子ども達が疲れたときや困った時は、羽根を休ませに帰ってこられるよう、助けてあげられるように、私が元気でいなくっちゃ。

末娘の怪我はそれほど大したこともなく、パンをかじったり、笑う時に鼻が痛い程度だと言う。
でも、心細いのか、家に帰ってからは私のそばに貼りつくようにして寝ていた。
このところ、私の帰りが遅く、一人でお留守番や一人で夕食を食べることが多かったから、甘えているんだなぁと思い、しばらくそのまま寝かせていた。
そういえば、3日のひな祭りの日、今日こそ早く帰ってお祝いしようとご馳走の買い物をして帰ってきたのに、帰宅するなりドッと疲れが出て、ちょっと横になったつもりが、気がついたら夜中だった。
娘は私に毛布をかけてくれ、買ってきたお刺身類は丁寧に冷蔵庫にしまわれていた。
おひな祭りをお祝いしなかったことなんて初めてで、かなり自己嫌悪に陥り、娘には申し訳ない思いでいっぱいだった。

私は性分なのか、こうと決めたら120%全力で頑張ってしまうのだけれど、そのせいで体のあちこちやスケジュール的なもの、周りの人たちにしわ寄せが行ってしまうこともある。
末娘がその一番の被害者(?)かも知れない。
この子が私の手元にいられるのも本当にあとわずか。
兄姉が巣立っていった今、寂しい思いもしていることだろう。
あまり頑張りすぎず、家に帰っても家のことをしたり、娘と一緒に夕ご飯を食べられる『余力』を残して、この3月を勤め上げようと思った。

今日は雨で色々な計画が狂ってしまったが、娘とこうして穏やかな時間を久しぶりに持てたのは『怪我の功名』かな?
それにしても、大した怪我でなくて良かった。

まとめ日記3

2010-03-06 09:25:00 | 徒然なるままに
3月5日(金)

怒涛のような1週間が終わった。
3日は予餞会、4日は公立高校一般入試の発表だった。

予餞会では、1,2年生たちが準備から当日の運営、発表、片付けに至るまで、よく動き、多少のアクシデントも臨機応変に対応し、一人ひとり精一杯頑張っていた。
私たちの装飾も、とても好評で特に3年生76名全員分の桜の花をつけた桜の木の装飾は、3年生の先生達から卒業式や入学式にも使わせてほしいと言われ、係りの子達みんなで大喜びした。
予餞会が終わってからも、1年生が残ってくれて、桜の花びらが両面テープの粘着力がなくなって落ちないように、ブルーシートに縫い付けるのを手伝ってくれた。
装飾係りは、スポットライトを浴びて舞台で発表するような派手さは無いけれど、体育館を夢と希望と感謝の気持ちでいっぱいにできるような装飾はできたと思う。
出来上がった作品を見て、みんな達成感でいっぱいだった。
横断幕やくすだま、招待状担当の2年生もよく頑張ってくれた。
来年はどんな予餞会になるかわからないけれど、今年、みんなでこだわって大切にしてきたことを来年も生かして、今年以上の予餞会を作り上げてほしいと思う。

      *(クローバー)*      *(クローバー)*      *(クローバー)*      *(クローバー)*      *(クローバー)*

翌日の4日は、公立高校一般入試の発表だった。
早朝ウォーキングも、ここが正念場。
連日の寝不足の体に鞭打って、まるでお百度参りのように通い続けてみんなの合格祈願をしてきた。
結果は悲喜こもごもだったが、長欠の生徒以外はみな、進学先が決まった。
長欠の生徒にとっては今年はかなり厳しかったらしい。
卒業式までに、無事進路が決まりますように・・・。

     *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      

5日には3年生に美術の作品を返却すると言うことで、採点・成績付け・返却準備で、5:30最終下校後は、美術室に毎日遅くまで残って作業をしてきた。
5日の返却日、昼休みにクラスにまとめて持っていってもらおうと、美術係と『力持ちのかっこいい子』を呼んだのに、生徒が大挙してやって来て、高校合格の発表やらいろんなことを喋って行ったり、その場で作品鑑賞が始まったり、挙句の果てに、私を『ママ』だの『お母さん』だの言ってなんだか犬の子みたいにからんできたり、とにかくにぎやかだった。
あまりのにぎやかさに、昼清掃に入れないでいる1年生たちだったが、3年生を追い出した後は、1年生たちがかまって状態になった。
堂々と「掃除は気分転換」といいのけて、サボっているわけではないが、妙なハイテンションで掃除をしている。
でも、さすがに、3年生の篆刻や水墨画の作品がそっくりなくなっているのに気づくと、寂しそうな顔をしていた。

「今度はみんなの読書感想画を貼り出すからね」
と言うと、
「俺達も3年になったら篆刻や水墨画やるの?」
「う~ん、今度来る先生がやるかどうかは分からないな。篆刻はやるかもしれないけれど、水墨画は私ぐらいしかやっていないかも。」
「先生はどうして1年しかいられないの?」
「講師は1年契約だからね」
「来年もいてほしいって学校がお願いしてもいられないの?」
「うん。でも、何年か経ってまた戻ってくることはあるかも。」
「次の学校はきまったの?」
「まだ確定ではないけれどね。今度は2年生がいいなあ。今まで1年生と3年生しか学年所属じゃないんだ。2年生で一緒にキャンプに行ってみたいな。本当は2年生になったみんなと行きたかったんだけど・・・。」
「あと、もうちょっとなんだね・・・」
「うん・・・。でも、梨の季節になったら、毎年○○君の梨園に梨を買いに行くね。」

     *(音符)*      *(音符)*      *(音符)*      *(音符)*      *(音符)*

来週の13日(金)は卒業式。
放課後の体育館での学年合同の歌練習は、予餞会の後でもあり、卒業式1週間前ということのあってか、みんななかなか頑張っていた。
「先生、めっちゃ頑張って歌っていたし」
「そりゃ、みんなにあれだけ発破かけておいて、私が声出してなかったら説得力ないからね。」
卒業式は、私にとってもこの学校の卒業式でもある。
そして、同じ日に卒業式を迎えるかつての教え子達に届くように、大きな声で歌おう。

旅立ちの時  
        作詞・ドリアン 助川
        作曲・久石 譲 

君の瞳に花開く 夢を奏でる心
風に吹かれるこの道さえも      
星明りに照らされ          
今ただ一人歩こう          
胸を奮わせるときめきを       
空と大地に歌おう          
悲しみも笑顔も温もりも       
熱い思いに揺れて          
今抱きしめて歩こう         
旅立ちの勇気を 地平線の光りと   
分かち合うこの時          
微笑みながら 振り向かずに~    
夢を掴む者たちよ          
君だけの花を咲かせよう 
君だけの花を咲かせよう  

争いの日々を 乗り越えて       
青空に歌う時            
かけがえのない 命の果てに      
名もない花を咲かそう        
今ここに生きる者よ         
旅立ちの勇気を 虹色のかなたに   
語りかけるこの時          
微笑みながら 振り向かずに~    
夢を掴む者たちよ          
君だけの花を咲かせよう 
君だけの花を咲かせよう 

曲はこちらでお聴きください。
【オリジナル】長野パラリンピックテーマソング ・歌/宮沢和史(THE BOOM)
http://www.youtube.com/watch?v=Q2szWK6x70c
【合唱曲】http://www.youtube.com/watch?v=92kzhYQbbMA

*(音符)*『大地讃頌』

2010-03-03 04:10:00 | 徒然なるままに
3月1日(月)

卒業シーズンです。
今月は卒業式全校生徒で歌う*(音符)*『大地讃頌』をイメージして作りました。
場所のモデルは『今井の桜』
3月はまだ桜は満開じゃないけれど、3年生全員の『桜咲く』を祈って、満開の桜を描きました。

photo by toliton717 from OCNフォトフレンド
母なる大地のふところに 我ら人の子の喜びはある
大地を愛せよ 大地に生きる人の子ら その立つ土に感謝せよ
平和な大地を 静かな大地を 大地をほめよ たたえよ土を
恩寵のゆたかな大地 我ら人の子の 大地をほめよ たたえよ土を
母なる大地を たたえよ ほめよ たたえよ土を
母なる大地を ああ たたえよ大地を ああ

歌はこちらをクリックして聴いてみてください。
http://video.search.yahoo.co.jp/video/53b999386713a4339bb3b8d3c6b70cf7

『長谷川等伯展』と『二大レクイエム』と息子とデート*(ハート3つ)*

2010-03-03 03:50:00 | 徒然なるままに
2月28日(日)

今日は、午前中は、高校時代の友人と東京国立博物館に『長谷川等伯』展を見に行った。
今回は、それにちなんだ中・高校生のための『水墨画体験ワークショップ』の見学がメインだったので、展覧会は、国宝『松林図屏風』と『大涅槃図』を中心に見て、すぐに午前中のワークショップに参加した。(展覧会は後日またじっくりと見に来ることにした)

水墨画は3年生の『篆刻』の授業の一環として教えているのだが、水墨画については私は全く素人なので、プロの描き方や教え方を勉強したかったのだ。

今回は、墨の濃淡の作り方や、筆使い、ぼかしや1本の筆で濃淡を出すやり方を学ぶことができた。

もっと、にじみやたらしこみなども教えてほしかったのだが、お手本にはその手法が用いられておらず、叶わなかった。

10年ぶりに会った友人と昼食をとった後、友人は再入場で展覧会の続きを見に行き、私は千葉に向かった。

         *(音符)*       *(音符)*       *(音符)*       *(音符)*       *(音符)*

午後からは、千葉文化会館で行われた県民合唱団による『二大レクイエム』を聴きに行った。
同僚の音楽の先生が合唱団に所属しており、ご招待券を頂いたのだ。

チリで起きた地震による津波の影響で、電車のダイヤが乱れ、開演時間に遅刻したため、第一部の『モーツァルトのレクイエム』は、3階で聴くはめになってしまった。
休憩後の第二部の『フォーレのレクイエム』は前のほうで見ようと思って1階に行ったのだが、今度は前過ぎて、バイオリンの人の陰になって、歌っている同僚の姿を見ることは出来なかった。

『モーツァルトのレクイエム』を聴きながら、何年か前に見た映画や舞台の『アマデウス』の映像が蘇った。
特に、モーツァルトが8小節目まで書いた所で絶命したと言う『第8曲 涙の日』は、聴いていて切なかった。
この曲の作曲については色々逸話があり、ミステリアスな作品ではあるが、パンフレットの解説や丁寧な訳詩を読んで、とても興味深かった。

『フォーレのレクイエム』は初めて聴いたが、エンジェル(天使)が迎えに来るという訳詩のくだりを読んで、聴きながらなんだか『フランダースの犬』の最終回のラストシーンをイメージしてしまった。

       *(ラーメン)*       *(ラーメン)*       *(ラーメン)*       *(ラーメン)*       *(ラーメン)*

帰り、津田沼の息子とアパートに寄り、一緒にラーメンを食べに行った。
一人暮らしを初めて2ヶ月、大学は春休みに入っているが毎日就職活動で忙しく歩き回ったいるからだというが、見た目にずいぶん痩せてしまった息子に、おなかいっぱい食べさせてやりたかった。
お互いに近況報告をしながら、私の話を穏やかに聞き、頷いてくれ、私の質問にもきちんと答えてくれる息子を見ていて、ずいぶん大人になったなあ・・・と思った。
中学時代は「うるせい」「ざけんな」「いいじゃん、別に」の3つしか日本語を知らないような息子と、会話らしい会話なんてなかったように思う。
いつも朝起こす時から、夜は風呂で寝ている息子を起こして寝かせるまで、ずっと怒ってばかりだったような気がする。
学校でのことは、息子の友達のお母さんから情報を得ていたというような感じだった。
高校時代は、私は仕事、息子は部活動で忙しく反抗期ではなくなっていたが、やはり、二人でじっくり話す時間はあまりなかったように思う。
大学に入ってからは、息子もバイトで忙しいながら、家にいる時は私といろんな話をするようになった。
でも、家に帰ってくると、「飯は?」「風呂は?」と、上げ膳据え膳ではあったが・・・。

それが、一人暮らしをはじめてからは、しょっちゅう連絡を取り合っているわけではないが、会って話したり、たまに家に帰ってきたときは、本当に穏やかに話ができるようになった。
何より、「ありがとう」「ごめんなさい」が素直に言えるようになった。
私の体調を気遣ったり、愚痴を聞いてくれたり、労わってくれたりする。
電話でレシピを聞いてきたり、家事のやり方をきいてきたりもする。
恋愛の話だってするのだから!
今回は、私の今までの免許証の写真を見ながら、
「何で証明写真のバックは青色なんだろう?」
と言うので、
「日本人は黄色人種だから、背景は補色の青色のほうが肌色がきれいに見えて、顔色よく写るからだよ。」
と言うと、
「へえ!そうなんだぁ」
と色について興味を示し、そこでしばらく色の三要素と補色の話やら、ネクタイやスーツ、中のシャツの色や柄の選び方など、カラー・コーディネイト講座になった。
息子は美術に対しては苦手意識があって、私には何も聞かない、相談もしない息子だったのだ。
どんな話より、こういうことを息子から聞いてきてくれるのがうれしかった。
今や、勉強方面では私よりはるかに高いレベルの学問を学んでいる息子にも、まだ私が教えてあげられることがあるんだと思うと、なんだかうれしい。
と言うか、興味を持って聞いてきたり、その知識を自分の生活に生かそうと思ってくれるのがうれしい。

その後、竜馬についての話で盛り上がり、『龍馬伝』の時間に間に合うように送って行った。

朝から広範囲を歩き回ったせいか、今日の万歩計は朝の雨で早朝ウォーキングをお休みしたにもかかわらず、1万5809歩だった。
久々に旧友にも会え、芸術的面では最高レベルの目と耳の保養をし、息子とデートできて、実に充実した1日だった。


土器とプラネタリウムと『パーシーとオリンポスの神々』

2010-03-03 02:15:00 | 徒然なるままに
2月27日(土)

今日は、末娘と現勤務校の地域ボランティアの人たちが土器作りを教えてくださる催しに参加して、弥生土器作りに挑戦した。

小中学生の親子連れが多い中、中2の末娘と母子で土器作りはなかなか楽しかった。*(笑顔)*
娘は作品を私にプレゼントしてくれると言うことで、私のリクエストどおりに仕切りのある小物入れに挑戦していた。
私は、トトロのネコバスのランプシェードを作った。
みんな作り終えてから鑑賞会をしたが、どれも個性的でなかなかの作品だった。
13日に野焼きするそうだ。
焼き上がりが楽しみだ。

       *(バス)*       *(バス)*       *(バス)*       *(バス)*       *(バス)*

午後からは市の文化センター行われた『環境フォーラム』で、勤務校の1年生の『次世代エネルギー』についての発表を見に行った。
なかなか堂々とした発表で、内容もとてもわかりやすかった。
ロビーで生徒達と話していると、観客のお一人が、
「さっきの発表、なかなか良かったよ」
と声をかけてくださり、生徒達は照れながらも、とてもうれしそうだった。

その後、生徒達と一緒に、同じ文化センターの中にあるプラネタリウム*(星)*を見た。
(娘は照れて図書館にいた)
前回、眼鏡を忘れて大失敗したけれど、今回は眼鏡をかけてばっちり見ることができた。

       *(キラキラ)*       *(星)*       *(キラキラ)*       *(星)*       *(星)*

その後で、娘と『パーシーとオリンポスの神々』を見たのだが・・・・。
そこで悲しいことが起きてしまった・・・。*(汗)*
20:40~のレイトショーで見たのだが、昨夜遅くまで残業した疲れと、連日の早起きのためか、中盤頃から睡魔が襲ってきて・・・・*(眠い)*。目をこすりながら頑張ってみていると、だんだん目がごろごろしてきて、かゆくなってきて、とても、目を開けていられなくなってしまった*(すっぱい)*。
「エ?花粉症?」*(青ざめ)*
あいにく目薬は持って来ておらず、仕方なく目をつぶっていると、意識を失って眠ってしまう。*(眠い)*
娘が気がついて、私の手を握り、何度も起こしてくれるのだが、目がかゆくて眠くて、ところどころしか見られず、何がなんだかわからないうちに終わってしまった映画だった。*(ショック)*
こんなに見るのが辛い映画は初めてだった*(泣く)*。
内容はあまり覚えていないが、ポセイドンの息子が水を操るシーンは迫力があって面白そうだった。
娘に後から内容を聞いたら、娘はギリシャ神話を知らないせいか、登場人物の名前がうろ覚えで、説明がよくわからなかった。*(困る)*
この映画は、ギリシャ神話を知らなくても十分楽しめるのだろうが、オリンポスの神々のことや、星座にまつわる話など、ある程度の予備知識があればもっと楽しめる映画だと思う。
期間中に機会を作って、今度は寝不足でない時のもっと早い時間に、ギリシャ神話をある程度読んだ娘と(読むかな~?・・・)見に来ることにしよう。