劇団わらび座『アトム』を見て
10月31日(日)
今日は、演劇部の生徒と、佐倉市民音楽ホールで開催された、わらび座によるミュージカル『アトム』(作・演出/横内謙介)を見てきた。http://www.warabi.jp/atom/
手塚治虫原作の『鉄腕アトム』の『青騎士』をベースに、人間とロボットの世界の葛藤をミュージカル仕立てで描いた感動作だ。
『ロミオとジュリエット』『ウエストサイドストーリー』を思わせるようなストーリー展開やシーンもあり、最後はハッピーエンドに終わるのだが、『暴力からは何も生まれない』(by坂本龍馬)のメッセージがここでも叫ばれていた。
劇団わらび座は、秋田県仙北市のたざわこ芸術村に本拠地を置き、日本の伝統芸能を基盤とした演目に特色のある劇団だ。
現地の人顔負けの伝統芸能もさることながら、その歌唱力と踊りは本当に素晴らしい。
演目も、メッセージ性が強く、民衆の思いが伝わってくるような内容のものが多い。
アトムに出てくる登場人物たちも、未来の話でありながら、現代の世相を映し、共感し自己投影できるようなキャラクターたちだった。
心からこの作品をたくさんの人達、特に思春期の子どもたち、若い人たちに見てもらいたいと思った。
もちろん、『アトム』世代の人たちにも。
ロビーで、役者の皆さんがお客さん一人一人と握手をしてくれていた。
私は主役のトキオ(アトム)役の役者さんに、
「この作品をぜひ、手塚治虫さんご本人に見せてあげたかったですね」
と声をかけたら、彼は目を見開いて、
「本当にそうですね!」
と、力強く手を握り返してくれた。
「これからも、お身体に気をつけてがんばってください」
と言うと、満面の笑顔で
「ありがとうございます!がんばります!!」と答えてくれた。
*(ハート6つ)*ビビデバビデブ~*(キラキラ)*
10月30日(土)
今日は、午後から台風が接近するというので、朝から友人の美容室へカラーリング&カットに行った。
私が髪の毛を染めている間に、小5の女の子がやって来て、カットをしてもらった。
その女の子は、去年から学校に行けなくなって、今も時々しか学校に行けてないらしいということを、彼女が来店する前から友人に聞いてはいた。友人は
「もっと髪の毛を短くして、毛先をカールさせてあげようと思っているの。」
と言っていた。
やって来た女の子は、髪は長いがただ長いだけで、顔の表情が見えないくらいうつむきがちで、上目づかいという感で店に入ってきた。
挨拶は聞こえなかったが、女の子は私の長女を知っていて、友人が私を紹介してくれた時、
「その○○ちゃんのお母さんだよ」
と言ったとたん、女の子の目がまんまるになって、にっこり笑ったのだ。
「信じられないでしょ~?この人が○○ちゃんのお母さんだなんて」
「あはは*(酔払い)*はじめまして。○○ちゃんのママです。よろしくね*(ウインク)*」
女の子は、はにかみながらも会釈を返してくれた。
女の子は友人とどんな髪型にしたいか話し合いながら、長い髪の毛をバッサバッサ切っていった。
私は女の子のお母さんと、最初は世間話をしながら、だんだん私の体験談を交えながら、カウンセリングのような話の内容になっていった。
女の子は肩に付くくらいの髪を大きめのカーラーで毛先をカールさせ、前髪は目湯気が透けて見えるくらいに切りそろえて、見違えるように変身していた。
クルンと巻いて跳ねた毛先は明るく元気な印象で、『ゲげげの鬼太郎』みたいに長い前髪で半分隠れていた顔は、すっきりと見え、笑うととっても利発そうな美人だった。
女の子は自分でもこの髪型が気に入り、すっかり印象が変わった自分の姿にびっくりしていた。
お母さんは携帯で何枚も写真を撮っていた。
女の子は
「将来、美容師さんかコスメ関係の仕事をしたい」
という希望を友人に語っていたが、友人は
「美容師の仕事についてはいくらでも相談に乗るけれど、その仕事に就くためには、高校卒業資格がないと専門学校にも行けなければ、美容師の試験も受けられない。自分の夢をかなえるためにも、学校に行って、勉強しなくっちゃね」
と厳しくも優しくアドバイスをしていた。
私も、家で何もしていないという女の子に、今日のピンクと白と黒のお洋服のコーディネイトをほめながら、
「テストのために勉強するんじゃなくて、自分のために、夢をかなえるために、勉強しよう。絵が好きで、デザインやコスメの道に行きたいなら、色の勉強をして、色彩検定を受けてもいいよ。中学生でもカラーコーディネーターの資格は取れるしね。パソコンが好きならパソコン検定もあるし、英会話もいいね。漢字検定も、今なら7級から受けてみたら?」
読書も嫌いという彼女に、
「うちの中3も、読書嫌いで、図書館から借りてくるのは『カメの飼育』や『野菜作り』、お菓子のレシピ本ばかりだったの。でも、いつだったか「『ハリーポッター』の映画に連れて行って欲しかったら原作を読んでからね。」と夏休みに読ませたら、以来、ハリーポッターだけは、暗記できるほど全巻何度も読んで、今、原文で読んでるよ。何がきっかけになるかわからないよね~。」
と言った。
学校に来ると「普通」にしている(装う)だけで、エネルギーを消耗してしまう『学校不適応児』(不登校児)たち。
学校に行くことよりも、勉強することに興味を失くさないような支援が必要なのだ。
他の人とは違う時間を違う場所で過ごしている自分を嫌い、否定し、情けなく思い、かといって外に出る勇気もなく、人と関わることも怖くて、家の中に引きこもり、時には家の中で暴れながらも、人一倍傷つきやすい『さなぎの』中の子どもたち。
でも、きっと自分はこの長いトンネルや硬い殻から抜け出せる日が来ることを信じて、その日のためのエネルギーを蓄えることを考えてほしい。
それを見守る親も担任も、すごく苦しいのだが、子どもは大人が考えるほど弱くはない。生命力はあるし、夢の力は偉大だ。
『さなぎ』は外から見ると堅い『殻』だったり、動かない『繭』だ。
でもその中にいる幼虫は成虫になるために自分でもわからない劇的な変身中なのだ。
その最中のさなぎの殻を無理やり外から切り開き、こじ開けてその中の様子を見ようとか中の幼虫を取り出すと、すぐに幼虫は死んでしまう。
幼虫は自分で『その時』を選んで自分から殻を破り、繭を溶かして出てくるのだ。
それをじっと信じて待つのも、親の役割だと思う。
まずは、大人が『共感』してあげること。その子の辛いことも、苦しいことも、イライラすることも・・・。
そして、『信じて』あげること。きっと今のこの辛い思いと時間は、乗り越えることができること、今のこの経験があったから夢を叶えられたと思える時が必ずやってくること。
私は、我が子たちにそれを身を持って教えられた。
可愛くイメージチェンジした女の子とお母さんは、満面の笑顔で私たちにあいさつをして帰って行った。
その後、私は『魔法使いのおばさん』に10歳(*(はてな)*)も若返らせてもらって家に帰った。*(酔払い)**(チョキ)*
*(紅葉)*紅葉祭
10月29日(金)
今日は、末娘の中学校の文化祭。
中3の娘にとっては中学校生活最後の文化祭だ。
我が家にとっても、我が子たちの中学校最後の文化祭になる。
当初、午後からの合唱コンクールだけ観に行くつもりでいた。そうしたら、娘たちのグループが夏休みの宿題で取り組んだ理科の実験の論文がコンクールで賞を取ったとかで、午前の部でその発表をするのだという。
親バカな私は、勤務校に相談し、授業調整をしていただいて、1日年休をもらって、どっぷりまる1日文化祭を見てきた。
理科の実験は、娘たちの実験の内容を分かりやすくパワーポイントで発表したのも良かったが、バナナを使った実験だったので、バナナのかぶり物をしたクラスの男子生徒たちに協力してもらって、寸劇仕立てで実験の様子を再現したのも、工夫されていて楽しかった。
展示会に出品したという論文も、読みやすく、いろいろな着眼点で工夫してまとめてあった。イラストが得意な末娘のカットが随所にちりばめられ、小学生での面白く読める内容だった。
午前中は、他に、英語のスピーチ、保健委員会のクイズ、パソコン部による学校行事のスライドショー、吹奏楽部の演奏、生徒会の千葉県議会参加レポート、3年生の千葉市科学館『きぼーる』見学のレポートの発表などがあった。
『きぼーる』の発表の中で、「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」(はやぶさ~バック・トゥ・ジ・アース )のDVD上映を見た。
2003年5月。日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた。その使命は、小惑星に着陸し石を採取して地球に持ち帰ること。数々の困難に立ち向かい、太陽系誕生の謎をさぐる「はやぶさ」の波乱と感動に満ちた探検の旅を、ナレーターの篠田三郎が『はやぶさ』に語りかけるように紹介していく。
見ているうちに、『はやぶさ』のけなげさに涙が出てきた。
小惑星『イトカワ』の石を持ち帰った『はやぶさ』が、ひたすら地球帰還を目指し、大気圏で炎に包まれ、無事、地表にたどり着いたシーンを見たときには、私はほとんど号泣に近かった。最後に回収されたプセルだけになった『はやぶさ』の姿は実に尊く、感動的だった。
いや~、これをぜひ、プラネタリウムで、臨場感あふれる画面で観たかった。
*(星)* *(音符)* *(星)* *(音符)* *(星)* *(音符)*
午後からの合唱コンクールは、どの学年も、どのクラスも素晴らしかった。
何より、全員がよく口をあけて、歌詞を見なくても、何を歌っているかよく聞き取れるような歌い方だった。歌詞を大事にして、その歌詞やメロディーに気持ちを乗せて、聞いている人に伝わるように歌っているなあと思った。
ただ、発声法としては、地声で突っ張るような歌い方なので、地声部分は大きく聞こえるがハーモニーにはなっておらず、高いキーのファルセット(裏声)になるところは声が小さくなるがよくハモっていた。
その中でも、娘のクラスの『聞こえる』は、ハーモニーが素晴らしく、最優秀賞にふさわしい歌だった。
3年生全員で歌った学年合唱の『春に』も、感動的だった。
手前味噌になるかもしれないが、今年、現勤務校をはじめ、前任校、前前任校など、いろいろな学校の合唱コンクールを聴いてきたが、娘のクラスの合唱が、一番良かったと思う。
ビデオを撮りながら、一生懸命歌う娘の表情がまた可愛くてしょうがなかった。(あ~~~~~~!超親バカ*(汗)*)
合唱コンクールをしっかり見届けた後は、自宅に寄り、生意気にも『打ち上げ』に行くという娘への『軍資金』を置いて、退勤時間はとっくに過ぎている職場に戻って仕事をした。
10月31日(日)
今日は、演劇部の生徒と、佐倉市民音楽ホールで開催された、わらび座によるミュージカル『アトム』(作・演出/横内謙介)を見てきた。http://www.warabi.jp/atom/
手塚治虫原作の『鉄腕アトム』の『青騎士』をベースに、人間とロボットの世界の葛藤をミュージカル仕立てで描いた感動作だ。
『ロミオとジュリエット』『ウエストサイドストーリー』を思わせるようなストーリー展開やシーンもあり、最後はハッピーエンドに終わるのだが、『暴力からは何も生まれない』(by坂本龍馬)のメッセージがここでも叫ばれていた。
劇団わらび座は、秋田県仙北市のたざわこ芸術村に本拠地を置き、日本の伝統芸能を基盤とした演目に特色のある劇団だ。
現地の人顔負けの伝統芸能もさることながら、その歌唱力と踊りは本当に素晴らしい。
演目も、メッセージ性が強く、民衆の思いが伝わってくるような内容のものが多い。
アトムに出てくる登場人物たちも、未来の話でありながら、現代の世相を映し、共感し自己投影できるようなキャラクターたちだった。
心からこの作品をたくさんの人達、特に思春期の子どもたち、若い人たちに見てもらいたいと思った。
もちろん、『アトム』世代の人たちにも。
ロビーで、役者の皆さんがお客さん一人一人と握手をしてくれていた。
私は主役のトキオ(アトム)役の役者さんに、
「この作品をぜひ、手塚治虫さんご本人に見せてあげたかったですね」
と声をかけたら、彼は目を見開いて、
「本当にそうですね!」
と、力強く手を握り返してくれた。
「これからも、お身体に気をつけてがんばってください」
と言うと、満面の笑顔で
「ありがとうございます!がんばります!!」と答えてくれた。
*(ハート6つ)*ビビデバビデブ~*(キラキラ)*
10月30日(土)
今日は、午後から台風が接近するというので、朝から友人の美容室へカラーリング&カットに行った。
私が髪の毛を染めている間に、小5の女の子がやって来て、カットをしてもらった。
その女の子は、去年から学校に行けなくなって、今も時々しか学校に行けてないらしいということを、彼女が来店する前から友人に聞いてはいた。友人は
「もっと髪の毛を短くして、毛先をカールさせてあげようと思っているの。」
と言っていた。
やって来た女の子は、髪は長いがただ長いだけで、顔の表情が見えないくらいうつむきがちで、上目づかいという感で店に入ってきた。
挨拶は聞こえなかったが、女の子は私の長女を知っていて、友人が私を紹介してくれた時、
「その○○ちゃんのお母さんだよ」
と言ったとたん、女の子の目がまんまるになって、にっこり笑ったのだ。
「信じられないでしょ~?この人が○○ちゃんのお母さんだなんて」
「あはは*(酔払い)*はじめまして。○○ちゃんのママです。よろしくね*(ウインク)*」
女の子は、はにかみながらも会釈を返してくれた。
女の子は友人とどんな髪型にしたいか話し合いながら、長い髪の毛をバッサバッサ切っていった。
私は女の子のお母さんと、最初は世間話をしながら、だんだん私の体験談を交えながら、カウンセリングのような話の内容になっていった。
女の子は肩に付くくらいの髪を大きめのカーラーで毛先をカールさせ、前髪は目湯気が透けて見えるくらいに切りそろえて、見違えるように変身していた。
クルンと巻いて跳ねた毛先は明るく元気な印象で、『ゲげげの鬼太郎』みたいに長い前髪で半分隠れていた顔は、すっきりと見え、笑うととっても利発そうな美人だった。
女の子は自分でもこの髪型が気に入り、すっかり印象が変わった自分の姿にびっくりしていた。
お母さんは携帯で何枚も写真を撮っていた。
女の子は
「将来、美容師さんかコスメ関係の仕事をしたい」
という希望を友人に語っていたが、友人は
「美容師の仕事についてはいくらでも相談に乗るけれど、その仕事に就くためには、高校卒業資格がないと専門学校にも行けなければ、美容師の試験も受けられない。自分の夢をかなえるためにも、学校に行って、勉強しなくっちゃね」
と厳しくも優しくアドバイスをしていた。
私も、家で何もしていないという女の子に、今日のピンクと白と黒のお洋服のコーディネイトをほめながら、
「テストのために勉強するんじゃなくて、自分のために、夢をかなえるために、勉強しよう。絵が好きで、デザインやコスメの道に行きたいなら、色の勉強をして、色彩検定を受けてもいいよ。中学生でもカラーコーディネーターの資格は取れるしね。パソコンが好きならパソコン検定もあるし、英会話もいいね。漢字検定も、今なら7級から受けてみたら?」
読書も嫌いという彼女に、
「うちの中3も、読書嫌いで、図書館から借りてくるのは『カメの飼育』や『野菜作り』、お菓子のレシピ本ばかりだったの。でも、いつだったか「『ハリーポッター』の映画に連れて行って欲しかったら原作を読んでからね。」と夏休みに読ませたら、以来、ハリーポッターだけは、暗記できるほど全巻何度も読んで、今、原文で読んでるよ。何がきっかけになるかわからないよね~。」
と言った。
学校に来ると「普通」にしている(装う)だけで、エネルギーを消耗してしまう『学校不適応児』(不登校児)たち。
学校に行くことよりも、勉強することに興味を失くさないような支援が必要なのだ。
他の人とは違う時間を違う場所で過ごしている自分を嫌い、否定し、情けなく思い、かといって外に出る勇気もなく、人と関わることも怖くて、家の中に引きこもり、時には家の中で暴れながらも、人一倍傷つきやすい『さなぎの』中の子どもたち。
でも、きっと自分はこの長いトンネルや硬い殻から抜け出せる日が来ることを信じて、その日のためのエネルギーを蓄えることを考えてほしい。
それを見守る親も担任も、すごく苦しいのだが、子どもは大人が考えるほど弱くはない。生命力はあるし、夢の力は偉大だ。
『さなぎ』は外から見ると堅い『殻』だったり、動かない『繭』だ。
でもその中にいる幼虫は成虫になるために自分でもわからない劇的な変身中なのだ。
その最中のさなぎの殻を無理やり外から切り開き、こじ開けてその中の様子を見ようとか中の幼虫を取り出すと、すぐに幼虫は死んでしまう。
幼虫は自分で『その時』を選んで自分から殻を破り、繭を溶かして出てくるのだ。
それをじっと信じて待つのも、親の役割だと思う。
まずは、大人が『共感』してあげること。その子の辛いことも、苦しいことも、イライラすることも・・・。
そして、『信じて』あげること。きっと今のこの辛い思いと時間は、乗り越えることができること、今のこの経験があったから夢を叶えられたと思える時が必ずやってくること。
私は、我が子たちにそれを身を持って教えられた。
可愛くイメージチェンジした女の子とお母さんは、満面の笑顔で私たちにあいさつをして帰って行った。
その後、私は『魔法使いのおばさん』に10歳(*(はてな)*)も若返らせてもらって家に帰った。*(酔払い)**(チョキ)*
*(紅葉)*紅葉祭
10月29日(金)
今日は、末娘の中学校の文化祭。
中3の娘にとっては中学校生活最後の文化祭だ。
我が家にとっても、我が子たちの中学校最後の文化祭になる。
当初、午後からの合唱コンクールだけ観に行くつもりでいた。そうしたら、娘たちのグループが夏休みの宿題で取り組んだ理科の実験の論文がコンクールで賞を取ったとかで、午前の部でその発表をするのだという。
親バカな私は、勤務校に相談し、授業調整をしていただいて、1日年休をもらって、どっぷりまる1日文化祭を見てきた。
理科の実験は、娘たちの実験の内容を分かりやすくパワーポイントで発表したのも良かったが、バナナを使った実験だったので、バナナのかぶり物をしたクラスの男子生徒たちに協力してもらって、寸劇仕立てで実験の様子を再現したのも、工夫されていて楽しかった。
展示会に出品したという論文も、読みやすく、いろいろな着眼点で工夫してまとめてあった。イラストが得意な末娘のカットが随所にちりばめられ、小学生での面白く読める内容だった。
午前中は、他に、英語のスピーチ、保健委員会のクイズ、パソコン部による学校行事のスライドショー、吹奏楽部の演奏、生徒会の千葉県議会参加レポート、3年生の千葉市科学館『きぼーる』見学のレポートの発表などがあった。
『きぼーる』の発表の中で、「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」(はやぶさ~バック・トゥ・ジ・アース )のDVD上映を見た。
2003年5月。日本は小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げた。その使命は、小惑星に着陸し石を採取して地球に持ち帰ること。数々の困難に立ち向かい、太陽系誕生の謎をさぐる「はやぶさ」の波乱と感動に満ちた探検の旅を、ナレーターの篠田三郎が『はやぶさ』に語りかけるように紹介していく。
見ているうちに、『はやぶさ』のけなげさに涙が出てきた。
小惑星『イトカワ』の石を持ち帰った『はやぶさ』が、ひたすら地球帰還を目指し、大気圏で炎に包まれ、無事、地表にたどり着いたシーンを見たときには、私はほとんど号泣に近かった。最後に回収されたプセルだけになった『はやぶさ』の姿は実に尊く、感動的だった。
いや~、これをぜひ、プラネタリウムで、臨場感あふれる画面で観たかった。
*(星)* *(音符)* *(星)* *(音符)* *(星)* *(音符)*
午後からの合唱コンクールは、どの学年も、どのクラスも素晴らしかった。
何より、全員がよく口をあけて、歌詞を見なくても、何を歌っているかよく聞き取れるような歌い方だった。歌詞を大事にして、その歌詞やメロディーに気持ちを乗せて、聞いている人に伝わるように歌っているなあと思った。
ただ、発声法としては、地声で突っ張るような歌い方なので、地声部分は大きく聞こえるがハーモニーにはなっておらず、高いキーのファルセット(裏声)になるところは声が小さくなるがよくハモっていた。
その中でも、娘のクラスの『聞こえる』は、ハーモニーが素晴らしく、最優秀賞にふさわしい歌だった。
3年生全員で歌った学年合唱の『春に』も、感動的だった。
手前味噌になるかもしれないが、今年、現勤務校をはじめ、前任校、前前任校など、いろいろな学校の合唱コンクールを聴いてきたが、娘のクラスの合唱が、一番良かったと思う。
ビデオを撮りながら、一生懸命歌う娘の表情がまた可愛くてしょうがなかった。(あ~~~~~~!超親バカ*(汗)*)
合唱コンクールをしっかり見届けた後は、自宅に寄り、生意気にも『打ち上げ』に行くという娘への『軍資金』を置いて、退勤時間はとっくに過ぎている職場に戻って仕事をした。