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交流

子ども達の初登山~燕岳・大天井岳~

2003-08-31 22:48:00 | 徒然なるままに
8月23日(土)
3:30am.中3の息子と中1の娘と息子の親友(中3)の3人は、私の弟の車に乗り、一路穂高に向かった。
結局、直前の準備となり、おまけに夜10時台のドラマなんぞを見、明日からどんな過酷な状況になるか想像もつかない中学生達だった。
リュックには無用のものから何からが詰め込まれ、やたらに重い。
この荷物を自分で背負って、槍ヶ岳を目指すと言うことがどういう状況になるのか、想像すらできないのか。
弟いわく、「何事も経験。必要の無いものまで山に持っていくということはどういうことになるのか、身を持って体験することも勉強だ。そういう経験から学んだことが、次にチャレンジする時の基礎になる。」

3:00pm頃、娘から携帯にTELあり。
「あと2.4Kmでと言うところまで来たよ。すごくいいお天気で、富士山も見えるよ。携帯で写真撮ったから、帰ったら見せるね~。爺(私の弟のこと)はばててるけど、お兄ちゃんたちは元気。私は足は痛いけど大丈夫。」

6:00PM頃、再びTELあり。
「燕山荘に着いたよ。お姉ちゃん(私の妹)に会ったよ。爺はばててるけど中学生は元気だよ~。燕山荘は綺麗で大きい山荘だよ」

家にいるときは、ムスーッとしているか、何か言えばうざったそうにするか、ああ言えばこう言うという感じで、親子のコミュニケーションがとり難い反抗期・思春期・不登校の娘だ。
それが、弾んだ声でこまめに連絡をくれる。
5月から不登校になり、この1、2ヶ月間はほとんど家から出ず、人に会うのも怖がって嫌がっていた娘だった。
登山靴に足を慣らすのにも家の中ではいていた。

2日目の朝、弟よりTELあり。
男子中学生たちは、弟の友人と一緒に燕岳の山頂を目指しているが、低血圧の娘は一緒に出発できず、まだ山荘にいる。熱は無いが、顔色が悪いので、酸素を買って吸わせたら、顔色は戻った。男の子達はそのまま先に行かせ、弟と娘は尾根づたいにゆっくり次の山荘を目指す。

その日は娘からの連絡は無く、こちらからの連絡も圏外なのか届かず、やきもきしていたら、弟より連絡が入り、今日は全員で大天井岳に登り皆元気に山荘に到着とのこと。天気は上々。
その後、息子や娘が出て、元気な声を聞かせてくれた。
昼は暑いが、夜は外に出られないくらい寒いので、星空は見ていないと言う。
せっかく火星大接近の年なのに~!
でも、後で弟に聞いたら、あんまり星がありすぎてどれが火星だかわからないくらいだったそうだ。
弟曰く、「でも、やっぱり星空は、冬の石巻だよな~!」
同感、同感。

3日目、下山。
夜、弟からTELあり。下山して健康ランドにいると言う。子ども達は入浴中。
今回は帰りの体力を残すためと、天気が崩れそうになってきたため、、槍ヶ岳登頂は見送った。
男の子達は、槍ヶ岳を横目に見ながら、またいつか挑戦すると心に誓って帰路に着いた。
全行程で、今日が一番きつかっただろうと言う。
登山と違い、スリルも起伏も無いただひたすら単調な道を移動するだけの行程。
少し雨に当りながらも、皆元気に下山。仮眠をとったら、早朝には帰宅できるだろうと言うことだった。

翌朝。6:00。皆元気に帰宅。
弟曰く、「中学生は体力ある!!あれほどうるさく『靴擦れ防止のためにも靴に慣れておけけよ』と言っていた俺の足に豆が出来て、こいつらは靴擦れひとつ出来やしねえ。体重の差かなあ」
その豆も痛々しく、筋肉痛の上、夜通し車を運転してきて、明日から仕事だから、ちょっと休ませてくれと言っている弟を待っていたのは、小2の姪っ子!
「爺、かき氷作ってあげる」といいながら、本人に大汗かかせて作らせ、
「爺、せみ取りに行こう!」と公園に連れ出し、
焼きそば用の肉のお使いを頼めば、
「爺、一緒に行こう!」
帰ってくるなり、娘は自分で作るといいながら、結局、弟が焼きそば作りを手伝ってくれた。
弟は、「夜一緒に花火をしようね!」と引き止める小悪魔のような姪っ子に後ろ髪を引かれながら(?)、「明日は朝3時から仕事なんだ~。今度な~。」と言いながら帰って行った。

夜とその翌日、その弟から電話があり、みんなの体調を気にしてくれていた。
子ども達はいたって元気だと言うと、筋肉痛の自分を情けながっていた。
そして、山で見せた子ども達の頑張りを報告してくれた後、帰宅して、私の顔を見たとたん、「何だ、行く前の状態に戻ってしまったか~?」という様子を見て、「姉ちゃん、もうあいつらに任せて大丈夫だ」と言ってくれた。
娘のことも、「みんなに迷惑をかけまいと自分なりに頑張って、自分のことは自分でやっていたし、大天井岳にも登ったし、やらなきゃならない時にはやれるやつだよ。」と言ってくれた。
 
この登山の経験は、子ども達にとっては、一生の宝物になるに違いない。
これから、いろんな困難なことに出会うかもしれない。優しい言葉なんて役に立たない、自分だけで戦わなければならなかったり、やり遂げなければならない時に、この経験を思い出すことだろう。
弟と、その友人に、心から感謝してやまない。
そして、最高のお天気を恵んでくださった、山の神様に・・・。
どうもありがとうございました。

おまけ。弟の話では、燕山荘で働いている妹は、とても35歳とは思えないほどめんこく(可愛く・綺麗に)なって生き生きと輝いて、いい顔して働いていたそうだ。
「あそこでの仕事が合っているのか、人間関係がうまく行っている職場なんだろうなあ」
『自由人』妹は健在だった。
9月15日に帰ってくるのが、今から楽しみだ。

http://www.enzanso.co.jp/
燕岳頂上よりの大パノラマをぜひご覧下さい!

この夏のソーランの総括

2003-08-31 22:47:00 | 徒然なるままに
7月12日(土) 九十九里・殿下海岸での地引き網・バーベキューツアー参加
 自分達でとった魚を、自分で内臓をとったりしたのをその場で料理してもらって食べた。
 黒潮踊る太平洋をバックに、お父さん達が振ってくれる手作り大漁旗に励まされて、重い砂地も何のその、3曲ぶっ続けで力いっぱい踊ってきた。

7月22~25日 夏休みソーラン講座(小学校・体育館)
 4日間の集中講座だったけど、みんなガンバッッて初めての子は一応形になったし、メンバーにはさらに磨きがかかった。
夏の特別企画・夜の部ソーラン講座から参加のお母さん達も、子ども達のパワーに負けじと練習熱心で、後は本番を待つばかり。
 初日に見学にいらした校長先生の励ましのお言葉は、とっても嬉しかったです!

7月26・27日 自治会ふるさと祭り
 今年は、6:00~と一番人出の多い8:00~というゴールデンタイムに踊らせてもらった。
 心配だったお天気ももって、ちょっと肌寒かったけど、30分踊りっぱなしの身にはちょうど良かった。
 みんなの熱演に、たくさんの拍手を頂きました。
 「どっこいしょ」ではいろんな人が踊りに参加してくれました。
 来年は千葉よさこい連絡協議会オリジナルの「よさこい島」を完璧に踊れるようになって、さらにパワーアップしたソーランを踊るぞ~!

8月2日(土) 隣町自治会夏祭り
 私はスクーリングが始まって、前日のリハーサルの指導と、出番が終わってから会場に駆けつけてのご挨拶のみだった。
 本番は、地元の太鼓クラブが参加してくださり、大成功だったようだ。
 みんな、昨日のリハーサル以上の出来だったようで、大満足だった。

8月9日(土)フルルガーデンで踊ろう!
 花火大会での踊りのリハーサルを兼ねた公開リハーサル。
 そこで、我ソーラン隊は単独で「よさこい島」を披露。
今のところ、県下でこの踊りを踊れるソーラン隊の子ども達はうちのチームだけと言うこともあり、みんな、練習どおりの力が出せて、大評判だったらしい。
 他のチームの上手な、カッコいいソーランを見られたこともあり、いい刺激になったと思う。

8月17日(日)千葉三代親子祭
 昨日のリハーサル後の別件の祭が雨で中止だったので、お天気が心配されたが、小雨程度で、雨天決行。
 札幌よさこいソーラン祭参加の「北天魁」を始め、県内の上手なソーラン隊が一堂に集まる祭りの中で、少人数とは言え、2歳からおばあちゃんまでまさに親子三代で踊る我チームも負けてはいない。
 やはり今年から始まった「よさこい島」を元気に踊る子ども達は注目の的だったようだ。
 県内各地のソーラン隊との交流も出来て良かった。次は、秋の「千葉産業祭」で再会だ!

8月23日(土) 八千代ふるさと親子祭
 2:00~ 八千代中央駅前広場でパフォーマンス
 4:00~ 八千代警察署前からパレード
 6:00~ 多目的広場で総踊り
 朝から花火大会日和のピーカン!はっきり言って炎天下!
 前日にスクーリングを終えた私は、4:00からの路上パフォーマンスから参加。
 玉川の丘上り下りで筋肉痛の足にはこたえた~。
 でも、たくさんの観客の目があると、痛みも忘れて全力で踊ってしまう。3曲続けて踊ると、最後を決めた後、頭がクラクラ来る。
 3週間応援に来てくれていた母が明日帰る前に、私たちのソーランを見て欲しいと言う気持ちもあって、気合いが入りすぎたのかも。
 花火大会直前のパフォーマンスの時にはメンバーも増え踊りは盛り上がったが、音響と照明がいまいちで、後で、観客から音が聞こえない、暗くてよくわからないと苦情を言われてしまった。(私に言われてもね~)
 仕方がないので、踊りながら生歌・掛け声で頑張ったら、すっかりのどを潰してしまった。
 来年は、ぜひ、そこのところを改善して欲しいと思う。

8月24日(日)勝田台みずき通り歩行者天国
この夏の踊り納め。
昨日の疲れも何のその!
すぐ目の前に迫るお客さんたちの前で、テレもせず、みんな力いっぱい踊っていた。
「どっこいしょ」のときに、見ている子に「鳴子」を渡して「一緒に踊ろう!」と誘ってあげると、テレながらも一緒に見よう見まねで踊ってくれるのが嬉しい。

 カッコいい「南中ソーラン」、一緒に踊りたくなる「どっこいしょ」、面白くて早く覚えて踊ってみたい「よさこい島」
 9月は敬老会、10月・11月は秋祭り、バザー、公民館祭、子どもの想像表現フェスティバルetc.と出番は目白押し。
 「見るほうも、踊るほうもみんな元気になるソーラン」を目指して、これからも頑張るぞ!

一期一会・・・熱い夏をありがとう!

2003-08-27 19:00:00 | 徒然なるままに
夏のスクーリングが終わった。
22日間に渡る、寝不足の『熱い日々』が終わった。
最終日、講堂で行われた『丘の終鈴』という閉校式で、『学生歌』の指揮をした。
 
 我行く道は 遙けきかなた
 手をとれ我友 腕組め我友
 歌声高く 勇みて進め  (三番)

この夏出会った友だけでなく、全国で頑張っている同志達に向かって、そして、また明日から新しいスタートをきる自分自身に対して、エールを送るつもりで指揮をした。

このスクーリングで得たものは、日が経つに連れ、自分の中で、大きく培養されているのを感じる。
短期集中型の講義は大変だったけど、熱意ある先生方の講義には、私の中にしっかりいろいろな種を植え付けてもらった。
普通の学生が半年かけて取る単位を、一週間で修得するということは、そんなに簡単でお手軽なものではない。
今回学んだことは『導入』であって、本当の勉強はこれからなのだ。学んだことを実践し、疑問に思ったことはとことん調べる、理解不十分だったことは再度見直すという作業があって、本当に学習したことが身に付くのだと思う。
 中には、「学校で教わることは机上の空論。最低限のことを適当にやって(レポート提出)、早く単位をとり、資格をとって、現場で実地に学ぶことのほうが遙に大切。」という考えもある。私自身、一保護者として現場の現状を知っているだけに、スクーリングを受ける前まではそういう気持ちもあった。
 でも、この22日間、「学ぶ」ということの意味と姿勢、教育者を目指すという志の原点を、先生方や、全国から集まった同志達に確かに教えてもらった。
 現場で、自信を持って生徒や保護者、同僚の先生方の前に立つには、基本的な知識や教育者としての姿勢ができていなければいけないと思う。
 私の勉強はようやくエンジンがかかったところ。43歳の「中古車」だからまたいつエンストするかわからないけど、自分のペースを探りながら、細く長く走り続けていきたい。

昨日、末娘を連れて多摩動物公園に行ってきた。
娘が、
「ママの通った大学を見てみたい」
と言ったので午前中、一緒に大学に行ってみた。
夏休みでほとんど人影はなく、あの22日間が夢だったのかと思われるようだった。
炎天下、起伏の激しい構内を一緒に歩きながら、娘は、
「ママは毎日ここを歩いたの?大変だったね。」
と言ってくれた。
守衛さんを始め、草むしりをしてくださっているおばさんや、剪定の仕事のお兄さん、工事現場の人にまで、娘は「こんにちは」「さようなら」と挨拶をしていた。

スクーリング中は、毎朝4時おきで、子ども達が寝ている間に家を出て、夜の9時近くに帰ると、玄関の扉を開けて、「ママー、お帰りなさーい!」と飛びついてきた娘だった。
どんなに淋しい思いをさせてきたのだろう。
冷蔵庫に、はちまきをしたウサギの絵が貼ってあり、
「まま、べんきょうがんばってねー!」
と書いてある。
「スクーリングが終わったら、大学の近くにある多摩動物公園の本物のコアラに会いに行こうね。」
そのお約束を楽しみに、お留守番を頑張ってくれていたのだ。
でも、そのコアラに会いに行く前に、大学が見たいと言った娘の気持ちが嬉しく、一方で、身を引き締めて1日も早く目標を達成しなければと思った。
「ママは、いつ私の学校に(教育実習に)来るの?」
と楽しみにしていてくれる娘のためにも!

今回は、母にも大変な苦労をかけ、お世話になった。
余震おさまらない故郷宮城の家の片付けを終え、父を一人残して応援に駆けつけてくれた。
帰宅するたび、見違えるように片付いている家の中と、お袋の味、子供達の世話など、本当にありがたく、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
暑さと、片付けの疲れ、慣れない子どもたち(世代間ギャップから来るストレス)とのことなど、言いたいことがいっぱいの母の話を、夜中のレポート書きや試験勉強で、あまり聞いて上げられなかった。
スクーリングが休みの日でも、ソーランの指導があったり、合唱指導の合宿に参加したりと、本当に母に何から何までおんぶに抱っこ状態だった。

その母や、田舎に一人残った父が、私が、通大祭や閉校式で指揮をすることになったことを話すと、しっかりやれと励ましてくれ、今日はこんな出会いがあった、こんなことを勉強したと報告すると、興味を持って聞いてくれるのが嬉しかった。
体調を壊した母に留守を頼んで登校するのはとても後ろ髪を惹かれる想いだったが、母の苦労を無駄にしないためにも、途中で投げ出すわけには行かなかった。

娘達が具合の悪い母を手伝ってくれたり、息子が「学校、頑張れよ」とメモを書いてくれたり、みんなの励ましと協力があってこそ、1日も休まず通い通せたと思う。心から感謝している。
みんなへのお礼は、これからの頑張りと私の生き様で返していこうと思う。
だって私には、心から励まし合える仲間や、親身になって応援してくださる先生方がいるのだから。

梅雨明けも遅く、寒い夏だったけど、『熱い夏』をどうもありがとう。

玉川大学夏季スクーリング中間報告

2003-08-13 09:20:00 | 徒然なるままに
昨日は、夏季スクーリングの折り返し地点。
授業は午前中のみで、午後から「通大祭」があり、参加した。今日は、授業は午後のみなので、久しぶりにゆっくり起きてPCに向かっている。
たくさんの方が、「留守中」にいらしてくださり、励ましの書き込みまで頂き、ありがとうございます。それぞれの方々へのお返事は、スクーリング終了後になってしまいますが、ここで、まず、お礼をさせていただきます。

玉川大学の通信教育をはじめて、3ヶ月。今回はじめてのスクーリング参加ですが、とにかく毎日が充実している。
朝は4時30分に起き、5時30分には家を出る。6時の電車に乗り、大学に着くのは、8時20分頃。
授業は9時からですが、広い敷地の丘の上に点在するその授業が行われる校舎にたどり着くのに、正門からさらに歩かなければ、もとい、登ぼらなければならない。始めの頃は、地図を見ながらの移動だったが、今はまあ、大体の位置関係はわかるようになった。

1期は、教育学演習「子どもの表現活動」と全人教育「音楽(合唱指導)」、2期は総合演習「総合教育とは」と算数科指導法、3期は教育原理と図工科指導法。
先生方は、どの方もユニークで、授業はとても楽しく、工夫されていて、なんと言っても、とても熱心で、エネルッギッシュだ。
ご自分の分野に、確固たるポリシーがあり、自分の持てる知識とノウハウを注ぎ込もうとしてくださる熱意がひしひしと感じられる。
それは、「通大生」に対しての心からの理解と尊敬と励ましの心があるからなのだと思う。
「あなた方が、ここにこうして座っているということは、奇跡的なことです。」
その状況を先生方は、たくさんの通大生の姿を通して充分わかってくださっている。

ほとんどの人が『自分の意思』でこの通信教育を受け、スクーリングを受講している。働いている人は、休暇を利用し、上司や仲間の理解と協力のもとに。家庭の主婦は、家族の理解と協力の元に。北は北海道、南は九州・沖縄からも、海外からも来ている仲間。通えない人は、近くに宿をとったり、近郊に住む親戚を頼ったり、何とか通える距離の人や、どうしても通わざるを得ない人は、片道2時間、3時間、4時間かけて通っている。
バイトを休めない人は、午後の講義終了後、夜バイトをし、朝方やっと終わって、また授業。
教育実習を控えている人は、夕方から夜にかけて講義や、実技(ピアノやPC)の練習。
もう、みんなフラフラになりながらも、必死に授業を受け、レポートを書き、試験に臨んでいる。

通信教育は、家で、ひたすらテキストを読み、レポートを書くための作業を孤独にやっているようなイメージだった。いろいろなことを理由にレポートをため、自分のペースがつかめず、出したレポートは「何で~?!!!」と言うような評価だったりして、自身をなくしたり、いやんなっちゃったりしていた。
でも、スクーリングに来て、これだけの仲間とともに学んでいるという実感と、ものすごいエネルギーをもらった。
友達というより、「同志」だ。
自分だけが大変じゃない。自分より過酷な状況でも、志高くがんばっている人たちがいる。自分の夢を叶えて、目標に向かって、更のがんばっている先輩達がいる。目標達成のために、親身になって応援してくださる先生方がいる。
「学ぶ」という意味を少しだけだけど、自分の中でやっと実感できたように思う。
私は、義務教育9年間、高校、短大と進学し、塾の講師をやり、今、小学生、中学生の母親となって、本当に「学ぶ」という意味をわかって、自分も学習し、子供達に接してきたのだろうか・・・。
今、それを自分自身に問われているのだと思う。
これからの残りの人生を「教育」にかけようと心に決め、この道を選んだ自分の意思を生涯貫き通す。その思いを日々新たにし、確信している。

昨日は、そんな仲間達との最大の交流の場「通大祭」だった。
「通大祭」とは、運動会と文化祭が一緒になったようなもので、各ブロック(出身地)ごとに団結力を競ったり、地域性をアピールしたり、各活動の報告や成果の発表の場でもあるが、なんと言っても、仲間作り、思い出作りの「祭」なのである。
あのエネルギーは何処から来るのだろう。
もう、「感動」の一言である。
オリンピックの閉会式のような感じ。
みんな入り乱れて、お互いを讃え合い、この感動を共有できることを心から喜び合う「祭」。
残りのスクーリングの過程を必ず、元気にやり遂げて、また来年この丘で再会するまで元気にお互いがんばろう!と励ましあう「祭」。
『私の主張』というコーナーで、「去年出会ってお互いに『親友だ』と確信し合った友が、亡くなってしまい、また今年、この丘で再会するという約束を果たせなかった。この思いを今ここにいる誰にも経験して欲しくない。彼の分まで、今日のこの『通大祭』を楽しもう!」というメッセージがあり、みんな一瞬、シーンとなった後、地鳴りのような雄たけびが上がった。泣いている人もいた。すごい一体感だった。

私は合唱指導を代表して、『スマイルアゲイン』という歌の指揮をした。
みんな、見知らぬ同志手をつなぎ、体を揺らししながら大きな声で歌ってくれた。
あんなに大勢の人たちの前で指揮をするのは初めてだった割には、全然あがらず、すごく気分よく指揮ができ、みんなもノリノリで歌ってくれた。
歌の内容もすごく泣ける歌詞なので、歌いながら泣いている人もいた。私自身、授業で始めて習った時、中1の娘のことを思い出し、泣けて泣けて歌えなかった歌だ。
この歌を『通大祭』の全員合唱で指揮を振れたというのは、この夏最高の思い出だ。
こんなチャンスを下さった実行委員、先生方、合唱指導の先輩方の心から感謝します。

今日は午後から、算数科指導法と、合唱指導。
22日までの10日間、、寝不足にも暑さにも負けないで、健康に気をつけて最後までがんばり通すぞ!!