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私と「赤毛のアン」

2014-04-13 07:18:25 | 担任雑記
私と「赤毛のアン」の出会いは、小学校1年生の春休み。
父が買ってくれた本でした。
ばあちゃんと鳴子温泉の湯治場の部屋で、夢中になって読んだのを覚えています。
子どもの頃、頬っぺたが真っ赤っかでよくいじめられていた私と、髪の毛が真っ赤っかでいじめられるアン。
空想好きで、口から先に生まれてきたみたいに話し好きなところとか、自分と共通点がいっぱいのアンの物語を、暗唱できるくらい何度も読みました。

中学2年生の時、TVで当時大ファンだった天地真理がアンの役、西城秀樹がギルバート役をしていた番組を見たのがきっかけで、赤毛のアンシリーズを読みふけりました。

「赤毛のアン」には続編があるのを知ったのも中学時代で、「アンの青春」「アンの愛情」と読み進むうちに、アンの影響で、当時の私の将来の夢は、中学校の国語の教師でした。

思えばそれが、私の今の仕事の原点になっているかもしれません。
教科は美術ですが…。

その頃、私が行きたい外国はカナダのプリンスエドワード島のグリンゲイブルズでした。
簡単には行けない場所なので、いつか私に娘ができたら、一緒に行ってみたいなぁと憧れていました。

高校生の時に、日本アニメーションが「赤毛のアン」をTVアニメ化しました。
第一話をみた時の感動は、今でも忘れられません。
小さ頃から繰り返し読んでいたシーンが、見事に想像通りでした。
実際にグリンゲイブルズまで取材に行った成果が、背景画の全てに表現されていました。

4月からNHKの朝ドラで「花子とアン」が始まりました。
村岡花子さんは、第二次世界大戦中も、女学校時代にお世話になった先生に頂いた「赤毛のアン」の原書を肌身離さず持って逃げたそうです。
その努力があってこそ、今私たちは「赤毛のアン」に親しむことができているのです。
花子さんと「赤毛のアン」がどのように出会い、花子さんがどんな思いで「赤毛のアン」を訳したのか、今後のドラマの展開が楽しみです。

ドラマを楽しみながら、もう一度「赤毛のアンシリーズ」を読み返そうと思っています。