8月28日(土)
今日、TVで『愛はみえる~全盲夫婦の“たからもの”~』(2009年6月28日(日)フジテレビ)の再放送を観た。
全盲の夫婦がハンデを乗り越えて子育てをしながら、奥さんは自分の夢だった歌の活動を続け、ご主人はその奥さんを、音楽の面からも同志として支え、父親として、また一家の主として自分の音楽の夢をあきらめて、鍼灸師として働く姿を見て、心から感動した。
『ハンデ』を乗り越えることは容易なことではない。
『ハンデ』を『ハンデ』としか思えないうちは、それを乗り越えるのは苦痛で、辛い試練として常に自分のストッパーや壁でしかない。
でも、その『ハンデ』を個性としてとらえ、そのハンデがあるからこそ、逆に得たものがあったことに気付いた時に、人は大きく成長し、『ハンデ』の代わりに失ったり欠落したものを、補って余りある『賜物』を得ることができる。
それを実感できた時、自分は一人で生きてきたのではない。たくさんの人の支えや愛情や理解や応援があって、今の自分があることに、感謝の気持ちがわいてくる。
大変なことや不自由なこともあるだろうに、いつも笑顔を絶やさず、周りを明るくする。その二人が奏で、歌う音楽は本当に素晴らしい。
お二人のまだ2歳のお子さんが、両親の障害に対して小さいながら気遣い、思いやり、
「僕の後ろをついてきてね」
と親の前に立って道案内をする姿には涙が出た。
年頃になって、周りの親と自分の両親を見比べるようになった時もその気持ちはきっと変わらないことでろう。
この子を産むとき、目が見えない子育てよりも、自分たちと同じ障害を持って生まれてきたら…という不安の方が大きかったご両親。
幸い、お子さんに目の障害は無いということが分かった時のご両親の喜びと安心はどれほどのものだったことだろう。
親子でギターやピアノを奏でる光景は本当に微笑ましかった。
ご両親の愛情を一身に受け、音楽に囲まれた環境ですくすく育つお子さんの成長が楽しみだ。
念願のCDデビューを果たした奥さん。ご主人とのハイタッチの手の写真がCDジャケットだ。
全盲という『ハンデ』があったからこそ出会えた人たちや、得る事ができたものが私の宝物と言えることこそが本物の『たからもの』だと思う。
このアルバムから流れ出る彼女の美しい歌声がたくさんの人を癒し、勇気づけ、聞く人みんなから愛されますように…。
また、ご主人が家族を守るために音楽の道を諦め、鍼灸師の仕事に専念する決意を語る時の彼の言葉は本当に力強く、見えない目にそのゆるぎない決意の灯を感じ、生き生きとしていて、まさに『男気』を感じた。
この素晴らしい親子に心からのエールを送りたい。
『たからもの~みえないけど、きえないもの~ 』■ 立道聡子 http://kakaku.com/book_cd_dvd/ss_0010_0002/0015/0001/ma_143412901/S9081623401/
今日、TVで『愛はみえる~全盲夫婦の“たからもの”~』(2009年6月28日(日)フジテレビ)の再放送を観た。
全盲の夫婦がハンデを乗り越えて子育てをしながら、奥さんは自分の夢だった歌の活動を続け、ご主人はその奥さんを、音楽の面からも同志として支え、父親として、また一家の主として自分の音楽の夢をあきらめて、鍼灸師として働く姿を見て、心から感動した。
『ハンデ』を乗り越えることは容易なことではない。
『ハンデ』を『ハンデ』としか思えないうちは、それを乗り越えるのは苦痛で、辛い試練として常に自分のストッパーや壁でしかない。
でも、その『ハンデ』を個性としてとらえ、そのハンデがあるからこそ、逆に得たものがあったことに気付いた時に、人は大きく成長し、『ハンデ』の代わりに失ったり欠落したものを、補って余りある『賜物』を得ることができる。
それを実感できた時、自分は一人で生きてきたのではない。たくさんの人の支えや愛情や理解や応援があって、今の自分があることに、感謝の気持ちがわいてくる。
大変なことや不自由なこともあるだろうに、いつも笑顔を絶やさず、周りを明るくする。その二人が奏で、歌う音楽は本当に素晴らしい。
お二人のまだ2歳のお子さんが、両親の障害に対して小さいながら気遣い、思いやり、
「僕の後ろをついてきてね」
と親の前に立って道案内をする姿には涙が出た。
年頃になって、周りの親と自分の両親を見比べるようになった時もその気持ちはきっと変わらないことでろう。
この子を産むとき、目が見えない子育てよりも、自分たちと同じ障害を持って生まれてきたら…という不安の方が大きかったご両親。
幸い、お子さんに目の障害は無いということが分かった時のご両親の喜びと安心はどれほどのものだったことだろう。
親子でギターやピアノを奏でる光景は本当に微笑ましかった。
ご両親の愛情を一身に受け、音楽に囲まれた環境ですくすく育つお子さんの成長が楽しみだ。
念願のCDデビューを果たした奥さん。ご主人とのハイタッチの手の写真がCDジャケットだ。
全盲という『ハンデ』があったからこそ出会えた人たちや、得る事ができたものが私の宝物と言えることこそが本物の『たからもの』だと思う。
このアルバムから流れ出る彼女の美しい歌声がたくさんの人を癒し、勇気づけ、聞く人みんなから愛されますように…。
また、ご主人が家族を守るために音楽の道を諦め、鍼灸師の仕事に専念する決意を語る時の彼の言葉は本当に力強く、見えない目にそのゆるぎない決意の灯を感じ、生き生きとしていて、まさに『男気』を感じた。
この素晴らしい親子に心からのエールを送りたい。
『たからもの~みえないけど、きえないもの~ 』■ 立道聡子 http://kakaku.com/book_cd_dvd/ss_0010_0002/0015/0001/ma_143412901/S9081623401/