7月30日(木)
今日は、千葉県立美術館主宰の、教師のためのアートガイダンス&実技研修に参加してきた。
実技研修は、色砂を使ったガラスアートで、私は前からも後ろからも楽しめるリバーシブルな作品を作った。
表は流れる川に満開のが散っている様子。裏は流れる川に紅葉したが散り浮かんでいる様子。
テーマは『スラムダンク』
国立博物館で作った貝合わせも同じテーマだった。
一対とか、表裏一体とか聞くと、頭の中で『流川楓と桜木花道』に自動変換されてしまう。(ほとんど病気)
作品は我ながらそれなりの仕上がりで、まだ未完なので、もう少し手直しして机の上に飾って置こうっと!
授業でも使えそうだが、大勢と言うよりは、選択美術みたいな少人数向きかな?
研修後、美術館のアートコレクションを鑑賞した。
「ガラスの彩り」のコーナーでは岩田ガラスの創始者の親子の作品や、藤田喬平の作品が美しく、印象に残った。
特に、琳派を意識した藤田の『飾筥(かざりばこ)』はガラスなのにまるで漆のような仕上がりだった。
海外の展覧会で「飾筥は何に使うのか?」という質問に、藤田は『夢を入れます!』と答え大喝采を受けたことから「飾筥」は、海外で『ドリームボックス』と呼ばれているそうだ。
ネットで調べたら、故郷宮城県の松島海岸に美術館があるというので、帰省中に行って見ようと思う。
http://www.ichinobo.com/museum/kazaribako.html
また、石井雙石(いしい そうせき)の篆刻も素晴らしかった。
特に物のない時代に、印材が手に入らないため、竹の地下茎やかぼちゃのヘタを印材にして作った印面に、『一笑』と刻んだ『一笑百態』が印象に残った。
敗戦の打撃からの復興を願い、人々に「笑い」を取り戻そうと、1日に1回でも笑えることがあったら、『一笑』と刻むことにしていたそうなのだが、100個作るのに2年間かかったそうだ。敗戦のショックもあったのだろうか、1週間に1度しか笑わなかったと言うことか。
その印面は、まるで笑っている人の顔のようで、1つ1つ違う大きさや形の印面に刻まれた『一笑』が百個捺印された作品からは、本当に当時の老若男女の笑い声が聞こえてきそうだ。
http://homepage3.nifty.com/oamikyoudo/ishiisouseki.htm
3年生が篆刻の授業をするときにはぜひ紹介したい作品だ。
他にも『浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派』展など、なかなか見ごたえのある展示があった。
研修の帰り、1年ぶりに会った友人(同じ宮城県出身で美術教師)とお茶をし、8月5日の代々木で行われるアートフォーラムでまた会うことを約束して別れた。
今日は、千葉県立美術館主宰の、教師のためのアートガイダンス&実技研修に参加してきた。
実技研修は、色砂を使ったガラスアートで、私は前からも後ろからも楽しめるリバーシブルな作品を作った。
表は流れる川に満開のが散っている様子。裏は流れる川に紅葉したが散り浮かんでいる様子。
テーマは『スラムダンク』
国立博物館で作った貝合わせも同じテーマだった。
一対とか、表裏一体とか聞くと、頭の中で『流川楓と桜木花道』に自動変換されてしまう。(ほとんど病気)
作品は我ながらそれなりの仕上がりで、まだ未完なので、もう少し手直しして机の上に飾って置こうっと!
授業でも使えそうだが、大勢と言うよりは、選択美術みたいな少人数向きかな?
研修後、美術館のアートコレクションを鑑賞した。
「ガラスの彩り」のコーナーでは岩田ガラスの創始者の親子の作品や、藤田喬平の作品が美しく、印象に残った。
特に、琳派を意識した藤田の『飾筥(かざりばこ)』はガラスなのにまるで漆のような仕上がりだった。
海外の展覧会で「飾筥は何に使うのか?」という質問に、藤田は『夢を入れます!』と答え大喝采を受けたことから「飾筥」は、海外で『ドリームボックス』と呼ばれているそうだ。
ネットで調べたら、故郷宮城県の松島海岸に美術館があるというので、帰省中に行って見ようと思う。
http://www.ichinobo.com/museum/kazaribako.html
また、石井雙石(いしい そうせき)の篆刻も素晴らしかった。
特に物のない時代に、印材が手に入らないため、竹の地下茎やかぼちゃのヘタを印材にして作った印面に、『一笑』と刻んだ『一笑百態』が印象に残った。
敗戦の打撃からの復興を願い、人々に「笑い」を取り戻そうと、1日に1回でも笑えることがあったら、『一笑』と刻むことにしていたそうなのだが、100個作るのに2年間かかったそうだ。敗戦のショックもあったのだろうか、1週間に1度しか笑わなかったと言うことか。
その印面は、まるで笑っている人の顔のようで、1つ1つ違う大きさや形の印面に刻まれた『一笑』が百個捺印された作品からは、本当に当時の老若男女の笑い声が聞こえてきそうだ。
http://homepage3.nifty.com/oamikyoudo/ishiisouseki.htm
3年生が篆刻の授業をするときにはぜひ紹介したい作品だ。
他にも『浅井忠・フォンタネージとバルビゾン派』展など、なかなか見ごたえのある展示があった。
研修の帰り、1年ぶりに会った友人(同じ宮城県出身で美術教師)とお茶をし、8月5日の代々木で行われるアートフォーラムでまた会うことを約束して別れた。