なんだか今週はテンションが上がらず…それでも1週間を振り返ってみよう。
例によって、スクロールして気になるところだけ読んでくださって構いませんので…。
*(いっぷく)*超親バカっぷリ!
9月19日(日)
昨日の鎌倉からの帰り、津田沼で一人暮らしをしている息子のところに寄ったら、おでこに冷えピタをして玄関に出てきた。
「体調悪くてバイトを休んでいる」
というのだ。
熱があるわけでもなく、どうしたのかと聞いたら
「栄養失調」
というのだ。
「毎日何食べてるの?」
「パスタにラー油かけて食ってる」
「この前はごはんにラー油だったよね」
「米ない」
「奨学金やこの前あげたお金は?」
「合宿代に消えた」
冷蔵庫には野菜も卵もなかった。
見かねた私はこのまま置いていくのも忍びなく、家へ強制連行。
今から帰っても料理する時間がないから、途中で何か食べて行こうということになり、息子の
「寿司食いてえ」
のリクエストに応え、回転寿司*(ウニ)**(トロ)*へ。
そこで息子が食べた皿が30枚*(びっくり2)*
どんだけ欠食児童だったのよ!*(ジロ)*
次の日は、私も津田沼に用事があったので、米やら常備薬やら持たせて車で送って行った。
津田沼での用事を済ませた後、息子に電話をしたら、携帯まで切れていた。
IONEでしこたま食料を買い込み、アパートに届け、バイト先や彼女と連絡が取れなければ支障があるだろうと、携帯代の立て替え金を渡した。
顔色も昨日よりはだいぶ良くなっており、声にも力が入っていた。
自分でもつくづく親バカだとは思いながら、過保護かもしれないけれど、内定決まったのに、病気で入院でもして単位を落としては元も子もない。
それにしても、今回はよほどこたえたのか、私のウザい小言も注意事項も黙ってよく聞いていた。
まあ、若いころにこのくらいの苦労をして、親のありがたみを感じることぐらいは必要なことだろう。
残り少ない大学生活を健康で元気にがんばって、楽しんでほしい。
そして無事に卒業してほしい。
*(グッド)*JOB!
9月20日(月)*(日本)*敬老の日
今日は、友達の美容院へ白髪染めに行った。
髪が根元まで黒くなると、気分も見た目も5歳は若返るから不思議だ。
昨日、皮膚科で
「肌年齢が若いですね。」(しみ・そばかすはあるけれど、私には皺というものがない)
と言われたのもうれしい*(酔払い)*
でも、見ための体形のほうは立派なメタボで、いわゆるポッコリお腹だ。
その上、かすみ目の乱視と来ている。
歯だって結構ガタが来ているかもしれない。
太ってきたのと貧血がたたって、動悸・息切れも時々あるし…。
最近、ちょっとさぼりがちなウォーキングをしっかりやって、頭も体も、心も実年齢より若くありたいと思う!
そのためには努力あるのみ!!
*(キラキラ)*学校環境見直し
9月22日(火)
今日は24日の管理課訪問のために、学校環境のチェック、掲示物の貼り替えや植物の配置換えなど、職員総出でがんばった。
いつかやろうと思っていて、忙しくて後回しにしていたところや、気になっていたところなど、この機会に見直し、直せるところは直せたのは良かったかもしれない。
環境だけでなく、諸帳簿の点検もあるので、それをきちんと整理し、提出できるように、ずいぶん前から何度も提出しては直され、再提出をして準備を進めてきた。
後は、当日の授業参観だ。
板書の仕方や、生徒の活動の様子、たった5分間の参観が勝負になる。
私の授業は1年生の美術で、モダンアートテクニックだ。「スクラッチ」をやることになっているのだが、誰か一人でもクレヨンを忘れたらやらないことになっている。
忘れてきた場合は別の手法をやることになっているのだが・・・・。
美術室の廊下に、夏休みの宿題に出した「美術館・博物館に行ってみよう!」のレポートを貼りだした。8人ぐらいを選抜して貼りだしたのだが、
「せっかくだから1クラス8人ぐらいにして、もっと貼ってあげましょう」
とアドバイスを受け、休み中に追加の掲示物を作成してくることになった。
*(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)*
今日から妹は母の実家に稲刈りの手伝いに行った。
台風が近づいてきているので、ちょっと心配…。
*(バラ)*『僕は全部記憶している』~ドガ展より~
今日は、同僚の栄養士さんと一緒に、横浜美術館で開催されている『ドガ展』を観に行った。あいにくの土砂降りだったがおかげで会場は空いていてスムースに見ることができた。
ルーブル美術館で熱心に巨匠たちの絵を模写して絵を学んだというドガ。
かつてアングルがドガに向けて
「若者よ、記憶から、あるいは自然に基づいて線を引きなさい。 たくさんの線を。 そうすることによって、すぐれた画家になれるのだ」
彼のたくさんのデッサンは、後年、視力が落ちて、油絵からパステル画に画材を変えなくてはならなくなり、やがて、光を失った眼の代わりに、触覚と記憶だけを頼りに塑像を作る時、どれほど役に立ったことだろう。
印象派の画家として知られるドガだが、他の印象派の画家たちのように、戸外で光や空気感を感じるような絵を制作することはできなかった。これには彼が俗に『まぶしがり症』といわれる網膜の病気を患っており、外に出ることがままならなかったことも関係しているとされる。
でも、競馬には興味があったらしく、たくさんの馬や騎手の絵を描いている。
ドガといえばバレリーナの絵が有名だ。今回の展覧会にも代表作エトワールが展示されている。
photo by toliton717 from OCNフォトフレンド
初来日というこの名画は、本当に生き生きとしていて、今にもこのバレリーナが飛び出して踊りだしそうだった。パステルも、今塗ったばかりのように鮮明で、スピード感のあるタッチといい、しばらく見とれてしまった。
それにしても驚いたことが2つ。
1つ目。ヨーロッパの美術館は、画学生たちに美術館内で本物の絵を見ながら模写をするという行為を許可しているということは、本当にうらやましいことだと思った。(日本の美術館ではないことだ)
その美術館には、大先輩たちも見に来ることだろう。そこでの出会いが、若き画家の卵たちにとってはどんな運命の出会いになるのか。それは、美術史上、人類にとっての宝物を生み出すような歴史を変える出会いになるのかもしれないのだ。
ドガにとって、アングルやマネとの出会いはその後の彼の画家としての貴重な礎になっていった。
また、北斎からの影響も多大にあったことや、当時のジャポニズムがどれほどの人気だったのかもよくわかった。
2つ目。彼のパステル画は、弱っていく視力に負けずに絵を描き続けるために考案された画風だったということ。
そして視力を失ってから、絵が描けなくなっても、彫塑という形で、かつての記憶をかき集めながら、大好きなバレリーナや馬の塑像を作り続けていたことを知った。(これらの作品は彼の死後、アトリエから発見された)
『僕は全部記憶している』といった彼の描く線や作り出す形は、衰えていく視力への恐怖と葛藤の日々を訴えてきて、見ていて涙が出てきた。
完全に視力を失ってもしっかり覚えていようという、画家の執念を見た。
*(チョキ)*失敗は成功のもと
9月24日(金)
今日は、管理課訪問。
早朝出勤し、最後のチェック。1年生の教室やフロアーの点検をしていると、早々登校してきた生徒が興味を持って寄ってきた。
「黒板消しをきれいにしてくれる?」
「黒板の溝、拭き取ってくれないかな」
「ロッカーの中の本、整理してくれる?」
と頼むと、けっこうおもしろがって手伝ってくれて、とても助かった。
私が珍しくお化粧をして、普段とは違う服装をしていたせいかな?
さて、1年生の美術は、朝のうちに忘れもの調べをさせたところ、案の定、4人もクレヨンを忘れてきていたので、急遽課題変更をせざるを得なくなった。
授業の初めに、忘れ物をした生徒に、皆の前で指導し、次回は持ってくることと、今日忘れて予定の授業ができなくなって皆に迷惑をかけてしまったことを詫びさせた。
で、課題を「にじみとドリッピング」に変更したのだが、まあ、それなりにみな楽しく制作はできたようだ。
今やっているモダンアートテクニックは、『自分のお誕生月のカレンダー』を制作するためのレッスンといったところ。
練習のうちに、いっぱい失敗しておくことも勉強のうち。絵の具の濃さや水加減、色の取り合わせ方や、紙質との関係など、いい作品を作るためには練習のうちに失敗しておくことは大切。
その失敗を繰り返さないためにはどうしなくてはならなかったのか。
その失敗を「成功のもと」にする工夫はないか。
そこは教師の言葉かけ一つにかかっている。
失敗を恐れずにいろいろ試してみたくなるように、いろんな角度から「その気にさせる言葉かけ」をして行くのだ。
そういう時の自分は自分で言うのも変だが、何かが降りてきているような気がする。
それはまた、わたしが背景マンとしてたくさん失敗をして、そこからたくさんのことを学ぶことができたからなのかもしれない。
どんな技法よりも、それが私の財産にもなっているかな…。
*(波)*ちびっこロックソーランに胸キュン*(ドキュン)*と千葉国体開催
9月25日(土)
今日は、休みの日なのだが、台風近付く中早朝から、演劇部の生徒たちを引き連れて、勤務校の隣の保育園の運動会のボランティアに行った。
朝から暴風雨の中、中学校の体育館での運動会だった。(体育館部活は大会や練習試合に行って事前に空けてもらっていた)
働く両親にとっては、我が子の運動会のためにお休みを取るのは至難の技なのだろう。
たとえ、明日が台風一過の晴天になるとはわかっていても、順延はせず、その日に運動会を強行しなくてはならないのだろう。
幼稚園児ではなく、保育園児なので、年少さんよりまだ小さい子どもたちがいて、保育士さんは両腕に2人の泣き叫ぶ子どもを抱え、お母さんから離れない子どもをあの手この手で誘い出し、見ているだけで疲れが倍増する様な仕事を笑顔を絶やさずがんばる保育士さんには頭が下がった。
演劇部の生徒たちも皆よく働いていた。
年長さんがロックソーランを踊ってくれたのだが、そのあまりの可愛さ、けなげさに涙が出た。
中学生だってなかなか覚えられない、疲れてフニャフニャ踊る生徒もいる踊りを、その気になって一生懸命踊る姿に感動した。
かつて、2歳児から70代のおばあちゃんまで3世代のソーラン隊を引き連れていろいろなイベントで踊っていた時、小さい子が前列になるので、いつも私が手本を兼ねて一番前で踊っていた。
でも、老人ホームや敬老会で踊る時などは特に、私ではなく眼はちびっこたちを追っていた。
その後ろで小学生たちががんばって踊っていても、主役は常にちびっこたちだった。
その、目を細めてちびっこたちを応援し喜ぶおじいさん、おばあさんたちの気持ちが今日改めでよくわかった。
小さいながらもいろいろ見せ場を作り、笑わせてくれ、ドラマを見せてくれた保育園の運動会は午前中には無事終わり、帰る頃には台風はどこかに行ってしまい、晴れ間も見えていた。
あの子たちは今からお昼ごはんを食べたらみんなバタンキューでお昼寝タイムに突入しちゃうんだろうなあ…。
保育園からお礼に頂いたサンドウィッチとジュースを、部員と一緒に食べて解散した。
午後から職員室でTVを見ていたら、台風一過の秋空の下、千葉国体の開会式の様子を放送していた。
今日から10日間、千葉県のあちこちの会場で、全国から集まったアスリートたちの熱い戦いが始まる。
ぜひ、37年ぶりに千葉県が会場になったことだし、千葉県勢の活躍を期待したい。
例によって、スクロールして気になるところだけ読んでくださって構いませんので…。
*(いっぷく)*超親バカっぷリ!
9月19日(日)
昨日の鎌倉からの帰り、津田沼で一人暮らしをしている息子のところに寄ったら、おでこに冷えピタをして玄関に出てきた。
「体調悪くてバイトを休んでいる」
というのだ。
熱があるわけでもなく、どうしたのかと聞いたら
「栄養失調」
というのだ。
「毎日何食べてるの?」
「パスタにラー油かけて食ってる」
「この前はごはんにラー油だったよね」
「米ない」
「奨学金やこの前あげたお金は?」
「合宿代に消えた」
冷蔵庫には野菜も卵もなかった。
見かねた私はこのまま置いていくのも忍びなく、家へ強制連行。
今から帰っても料理する時間がないから、途中で何か食べて行こうということになり、息子の
「寿司食いてえ」
のリクエストに応え、回転寿司*(ウニ)**(トロ)*へ。
そこで息子が食べた皿が30枚*(びっくり2)*
どんだけ欠食児童だったのよ!*(ジロ)*
次の日は、私も津田沼に用事があったので、米やら常備薬やら持たせて車で送って行った。
津田沼での用事を済ませた後、息子に電話をしたら、携帯まで切れていた。
IONEでしこたま食料を買い込み、アパートに届け、バイト先や彼女と連絡が取れなければ支障があるだろうと、携帯代の立て替え金を渡した。
顔色も昨日よりはだいぶ良くなっており、声にも力が入っていた。
自分でもつくづく親バカだとは思いながら、過保護かもしれないけれど、内定決まったのに、病気で入院でもして単位を落としては元も子もない。
それにしても、今回はよほどこたえたのか、私のウザい小言も注意事項も黙ってよく聞いていた。
まあ、若いころにこのくらいの苦労をして、親のありがたみを感じることぐらいは必要なことだろう。
残り少ない大学生活を健康で元気にがんばって、楽しんでほしい。
そして無事に卒業してほしい。
*(グッド)*JOB!
9月20日(月)*(日本)*敬老の日
今日は、友達の美容院へ白髪染めに行った。
髪が根元まで黒くなると、気分も見た目も5歳は若返るから不思議だ。
昨日、皮膚科で
「肌年齢が若いですね。」(しみ・そばかすはあるけれど、私には皺というものがない)
と言われたのもうれしい*(酔払い)*
でも、見ための体形のほうは立派なメタボで、いわゆるポッコリお腹だ。
その上、かすみ目の乱視と来ている。
歯だって結構ガタが来ているかもしれない。
太ってきたのと貧血がたたって、動悸・息切れも時々あるし…。
最近、ちょっとさぼりがちなウォーキングをしっかりやって、頭も体も、心も実年齢より若くありたいと思う!
そのためには努力あるのみ!!
*(キラキラ)*学校環境見直し
9月22日(火)
今日は24日の管理課訪問のために、学校環境のチェック、掲示物の貼り替えや植物の配置換えなど、職員総出でがんばった。
いつかやろうと思っていて、忙しくて後回しにしていたところや、気になっていたところなど、この機会に見直し、直せるところは直せたのは良かったかもしれない。
環境だけでなく、諸帳簿の点検もあるので、それをきちんと整理し、提出できるように、ずいぶん前から何度も提出しては直され、再提出をして準備を進めてきた。
後は、当日の授業参観だ。
板書の仕方や、生徒の活動の様子、たった5分間の参観が勝負になる。
私の授業は1年生の美術で、モダンアートテクニックだ。「スクラッチ」をやることになっているのだが、誰か一人でもクレヨンを忘れたらやらないことになっている。
忘れてきた場合は別の手法をやることになっているのだが・・・・。
美術室の廊下に、夏休みの宿題に出した「美術館・博物館に行ってみよう!」のレポートを貼りだした。8人ぐらいを選抜して貼りだしたのだが、
「せっかくだから1クラス8人ぐらいにして、もっと貼ってあげましょう」
とアドバイスを受け、休み中に追加の掲示物を作成してくることになった。
*(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)* *(バス)*
今日から妹は母の実家に稲刈りの手伝いに行った。
台風が近づいてきているので、ちょっと心配…。
*(バラ)*『僕は全部記憶している』~ドガ展より~
今日は、同僚の栄養士さんと一緒に、横浜美術館で開催されている『ドガ展』を観に行った。あいにくの土砂降りだったがおかげで会場は空いていてスムースに見ることができた。
ルーブル美術館で熱心に巨匠たちの絵を模写して絵を学んだというドガ。
かつてアングルがドガに向けて
「若者よ、記憶から、あるいは自然に基づいて線を引きなさい。 たくさんの線を。 そうすることによって、すぐれた画家になれるのだ」
彼のたくさんのデッサンは、後年、視力が落ちて、油絵からパステル画に画材を変えなくてはならなくなり、やがて、光を失った眼の代わりに、触覚と記憶だけを頼りに塑像を作る時、どれほど役に立ったことだろう。
印象派の画家として知られるドガだが、他の印象派の画家たちのように、戸外で光や空気感を感じるような絵を制作することはできなかった。これには彼が俗に『まぶしがり症』といわれる網膜の病気を患っており、外に出ることがままならなかったことも関係しているとされる。
でも、競馬には興味があったらしく、たくさんの馬や騎手の絵を描いている。
ドガといえばバレリーナの絵が有名だ。今回の展覧会にも代表作エトワールが展示されている。
photo by toliton717 from OCNフォトフレンド
初来日というこの名画は、本当に生き生きとしていて、今にもこのバレリーナが飛び出して踊りだしそうだった。パステルも、今塗ったばかりのように鮮明で、スピード感のあるタッチといい、しばらく見とれてしまった。
それにしても驚いたことが2つ。
1つ目。ヨーロッパの美術館は、画学生たちに美術館内で本物の絵を見ながら模写をするという行為を許可しているということは、本当にうらやましいことだと思った。(日本の美術館ではないことだ)
その美術館には、大先輩たちも見に来ることだろう。そこでの出会いが、若き画家の卵たちにとってはどんな運命の出会いになるのか。それは、美術史上、人類にとっての宝物を生み出すような歴史を変える出会いになるのかもしれないのだ。
ドガにとって、アングルやマネとの出会いはその後の彼の画家としての貴重な礎になっていった。
また、北斎からの影響も多大にあったことや、当時のジャポニズムがどれほどの人気だったのかもよくわかった。
2つ目。彼のパステル画は、弱っていく視力に負けずに絵を描き続けるために考案された画風だったということ。
そして視力を失ってから、絵が描けなくなっても、彫塑という形で、かつての記憶をかき集めながら、大好きなバレリーナや馬の塑像を作り続けていたことを知った。(これらの作品は彼の死後、アトリエから発見された)
『僕は全部記憶している』といった彼の描く線や作り出す形は、衰えていく視力への恐怖と葛藤の日々を訴えてきて、見ていて涙が出てきた。
完全に視力を失ってもしっかり覚えていようという、画家の執念を見た。
*(チョキ)*失敗は成功のもと
9月24日(金)
今日は、管理課訪問。
早朝出勤し、最後のチェック。1年生の教室やフロアーの点検をしていると、早々登校してきた生徒が興味を持って寄ってきた。
「黒板消しをきれいにしてくれる?」
「黒板の溝、拭き取ってくれないかな」
「ロッカーの中の本、整理してくれる?」
と頼むと、けっこうおもしろがって手伝ってくれて、とても助かった。
私が珍しくお化粧をして、普段とは違う服装をしていたせいかな?
さて、1年生の美術は、朝のうちに忘れもの調べをさせたところ、案の定、4人もクレヨンを忘れてきていたので、急遽課題変更をせざるを得なくなった。
授業の初めに、忘れ物をした生徒に、皆の前で指導し、次回は持ってくることと、今日忘れて予定の授業ができなくなって皆に迷惑をかけてしまったことを詫びさせた。
で、課題を「にじみとドリッピング」に変更したのだが、まあ、それなりにみな楽しく制作はできたようだ。
今やっているモダンアートテクニックは、『自分のお誕生月のカレンダー』を制作するためのレッスンといったところ。
練習のうちに、いっぱい失敗しておくことも勉強のうち。絵の具の濃さや水加減、色の取り合わせ方や、紙質との関係など、いい作品を作るためには練習のうちに失敗しておくことは大切。
その失敗を繰り返さないためにはどうしなくてはならなかったのか。
その失敗を「成功のもと」にする工夫はないか。
そこは教師の言葉かけ一つにかかっている。
失敗を恐れずにいろいろ試してみたくなるように、いろんな角度から「その気にさせる言葉かけ」をして行くのだ。
そういう時の自分は自分で言うのも変だが、何かが降りてきているような気がする。
それはまた、わたしが背景マンとしてたくさん失敗をして、そこからたくさんのことを学ぶことができたからなのかもしれない。
どんな技法よりも、それが私の財産にもなっているかな…。
*(波)*ちびっこロックソーランに胸キュン*(ドキュン)*と千葉国体開催
9月25日(土)
今日は、休みの日なのだが、台風近付く中早朝から、演劇部の生徒たちを引き連れて、勤務校の隣の保育園の運動会のボランティアに行った。
朝から暴風雨の中、中学校の体育館での運動会だった。(体育館部活は大会や練習試合に行って事前に空けてもらっていた)
働く両親にとっては、我が子の運動会のためにお休みを取るのは至難の技なのだろう。
たとえ、明日が台風一過の晴天になるとはわかっていても、順延はせず、その日に運動会を強行しなくてはならないのだろう。
幼稚園児ではなく、保育園児なので、年少さんよりまだ小さい子どもたちがいて、保育士さんは両腕に2人の泣き叫ぶ子どもを抱え、お母さんから離れない子どもをあの手この手で誘い出し、見ているだけで疲れが倍増する様な仕事を笑顔を絶やさずがんばる保育士さんには頭が下がった。
演劇部の生徒たちも皆よく働いていた。
年長さんがロックソーランを踊ってくれたのだが、そのあまりの可愛さ、けなげさに涙が出た。
中学生だってなかなか覚えられない、疲れてフニャフニャ踊る生徒もいる踊りを、その気になって一生懸命踊る姿に感動した。
かつて、2歳児から70代のおばあちゃんまで3世代のソーラン隊を引き連れていろいろなイベントで踊っていた時、小さい子が前列になるので、いつも私が手本を兼ねて一番前で踊っていた。
でも、老人ホームや敬老会で踊る時などは特に、私ではなく眼はちびっこたちを追っていた。
その後ろで小学生たちががんばって踊っていても、主役は常にちびっこたちだった。
その、目を細めてちびっこたちを応援し喜ぶおじいさん、おばあさんたちの気持ちが今日改めでよくわかった。
小さいながらもいろいろ見せ場を作り、笑わせてくれ、ドラマを見せてくれた保育園の運動会は午前中には無事終わり、帰る頃には台風はどこかに行ってしまい、晴れ間も見えていた。
あの子たちは今からお昼ごはんを食べたらみんなバタンキューでお昼寝タイムに突入しちゃうんだろうなあ…。
保育園からお礼に頂いたサンドウィッチとジュースを、部員と一緒に食べて解散した。
午後から職員室でTVを見ていたら、台風一過の秋空の下、千葉国体の開会式の様子を放送していた。
今日から10日間、千葉県のあちこちの会場で、全国から集まったアスリートたちの熱い戦いが始まる。
ぜひ、37年ぶりに千葉県が会場になったことだし、千葉県勢の活躍を期待したい。