TOLITON's WEB SITE

日記中心
 
情報提供(アニメ・映画・美術関係)

交流

帰省

2005-12-31 10:29:00 | 徒然なるままに
30日

お正月を祖父母の下で過ごす末娘を、連れて帰省してくれる妹に預けに行った。
高速バスで5時間。
今日は帰省ピーク。おまけに仙台のイルミネーションを見てから電車で石巻に帰るという強行軍。
無事に着いたという連絡が入ったのは、10時30分を回っていた。

今年は、長女の受験もあり、息子の部活動の試合もあり、みんなで帰省はできなかったが、春休みには明るい報告をお土産に帰省しよう。

新幹線が通っても、電話ですぐ話が出来ても、本当に、故郷は遠くなってしまったなあ・・・。

発想を変えて見ると、あと何年かしたら、今度は子どもたちが家に帰省して来るんだ・・・。
そうなると、ますます実家は遠くなっていくんだなあ・・・。
でも、何年たっても何があっても私にとっては大切な故郷。
いつか、故郷に帰ることそれが私の目標かもしれない。

18歳で上京し、いろいろな経験をしてきた。
辛いとき、病気になったとき、故郷は私に元気と勇気とやる気を出させてくれた。
そのとき、思った。
たとえ、故郷に錦は飾れなくても、いつか私がいっぱい元気の素をお土産に、故郷に帰ってこようと。
「今はまだそのときではない。」と思いながら今までがんばってこれたのかもしれない。

一方で、子どもたちにも故郷を大切に思える人に育ってほしいと思って、地域づくりをがんばってきた。

「故郷は遠きにありて思うもの」
私の場合、犀星の想いとは違うかもしれないが、離れているからこそ分かる良さ、大切さもあると思う。
そこにいる頃は、当たり前すぎて見えていなかったもの、分かっていなかったことが、外側から見て、時を経て見えてくるもの、分かるものがある。

だから、私は、子どもたちにもいつかは故郷から旅立たせようと思っている。

そして、子どもたちが疲れて、気弱になって、もし逃げ帰ってくるようなことがあったら、「おかえり」と温かく迎えて、元気になるまで羽を休ませ、再び旅立たせよう。

故郷に残り根付いて、地域のためにがんばっている同級生たち。
今は同じ場所で一緒にはがんばれないけれど、場所は違っても志は同じでがんばっているつもりだ。

2年後、同級会がある。
皆に会えるのを楽しみにしている。

餅つき

2005-12-31 09:25:00 | 徒然なるままに
29日

体調の戻った息子にも手伝ってもらい、正月用の餅をついた。
杵と臼で本格的に餅をついたのは、4年ぶりぐらいかなあ・・・。
うっかりもち米を水に浸すのを忘れ、つき出したのは夜になってしまった。

言いだしっぺは長女。
最近彼女は、小さいときに好きだったことを懐かしんでいろいろなことをやりたがる。
いい意味で、彼女にとっては「リハビリ」になっていると思う。
一番張り切っていたのは末娘。
蒸かしたもち米の味見の仕方や、餅の返し方は、久しぶりにしては手馴れた手つき。さすが未来のパテシエは感覚も手際もいい。
最初、面倒くさがっていた息子もだんだん乗ってきて、腰が痛いとか文句を言いながらもリズミカルに、杵を臼に当たることなく上手についてくれた。

つくときに、みんなの願い事を唱えながらついた。
つきたての餅を丸めてお供え餅を作った。
どうぞ、来年がみんな健康でよい年になりますように・・・。



恐るべし、ノロウィルス!~下痢のときの食事の注意など~

2005-12-29 08:30:00 | 徒然なるままに

日曜日からノロウィルスによる風邪を引いていた息子が、ようやく快方に向かってきた。
今日、学校に行ったら、養護の先生が嘔吐下痢症を伴う風邪の症状の対応を教えてくださった。
それを聞いて、息子の下痢が長引いた原因は、私の食事にあることが判明。自分の無知と認識の甘さを大いに反省し、忘れないうちに書きとめておくことにした。

まずは、予防編
・ ウィルスは、経口感染。外から帰ったら、必ずうがい、手洗いの慣行。
  トイレの後は必ずよく手を洗い、感染した人とは別のタオルで手を拭くこと。タオルやドアノブを触っただけでも菌がつき、その手でものを食べたら即感染するそうだ。

・体力をつける。
 そのためにも寝不足・不規則な生活を改め、食事もしっかり取ること。
 抵抗力が落ちているときほど感染しやすい。


・症状
 ・急激にだるさが襲い、39℃を越す発熱とともに激しい悪寒。
 ・翌日、熱は下がるが(37度台)、今度は吐き気を伴う激しい下痢が始まる。
  背中や腰が痛み、とても寝ていられない状態。
  この時点で唇が荒れ、口臭がする場合は脱水症状が始まっている。
  熱や下痢で体力を消耗し、脱水症状が進むとますます症状は悪化、早めに受診し、点滴を受ける。

・症状が出ているときの食事
 ・まずは、温かいお湯を2さじ。なんでもなかったら10分後に2さじ、という具合に水分を取る。
  冷たいものはだめ。ゴクゴク飲むのもだめ。
 ・食事はどろどろのおかゆから。
 ・下痢が続いているうちは、糖分、油、繊維質、動物性たんぱく質は取ってははだめ。腸を刺激して、ますます下痢が悪化する。
 ・味噌汁は上澄みだけを飲み、下痢の症状が出なかったら、徐々に普通食に近づけていく。

 ・ウィルス性の風邪の下痢のときは、体がウィルスをおなかの中から排除しようとして下痢の症状が出ている。そういうときに、下痢止めを飲んではいけない。
   水分を補給しながら、菌が体外に排出されるまで出すだけ出させるようにしたほうが治りが早いそうだ。
   熱もそう。体が菌と戦っているから熱が出るのであって、熱が出きらないうちに解熱剤で下げてしまうと、体に抗体が出来ない。熱を出すだけ出して、体の内と外から冷やす。熱は上がり切ったら下がる。ただし、38.5℃を越す熱には解熱剤を服用し、熱による消耗を抑えたほうがよい。

・水分は、氷を一かけ口に含んで噛み砕かずにゆっくり溶かして飲み込む。
・または常温のアルカリイオン水を水で薄めたものを少しずつ、こまめに取る。

・みかんなどの果糖は腸を刺激するので、下痢がおさまるまでは取らない。


予後
・体力が回復するまでは、人ごみには出ない。ほかの菌に感染する危険性が高い。
・どうしても出かけるときはマスクを着用。トローチは殺菌作用があるので、のどが痛くないときでも、なめているだけで予防にもなる。
・うがいをするときは最初に口をよくすすいでから、のどの置くまで水が届くようにうがいをする。


以上、思い出せた分だけ書きとめてみた。
風邪の症状にもいろいろあるが、脱水症状と食事が出来ないのは、見ているほうも辛い。

やっと元気になった息子、「のどもと過ぎれば熱さを忘れる」にならないよう、健康管理には気をつけて、年明けのサッカーの試合に備えてほしい。
 



2005年を振り返って・・・。

2005-12-28 05:36:00 | 徒然なるままに
2005年もあと3日。今年はどんな年だっただろう・・・。

1月から3月は、小学校で、4月からは中学校で、子どもたちに図工・美術を教え、忙しくも実に充実した毎日だった。
失敗も多く、いかに自分が経験不足か、想像力が足りないかを思い知らされることも多かった。
要領が悪くて、自分で仕事を増やし、抱え込み、同僚の先生方や家族に相当迷惑をかけてしまった。
我が家にも、小・中・高校生がおり、正直言って、他人の子の面倒を見ている場合じゃないのだけれど、給料をもらっている以上はプロとして仕事を全うしなければならない。
その鬩ぎ合いの毎日だった。

そんな私を励まし支えてくれたのは、生徒や我が子たちだった。
子どもたちに吸い取られるエネルギーも多いけれど、もらうエネルギーはそれ以上だ。
10のうち9は大変で面倒で、うまくいかないことや思い通りに出来なくて落ち込むことばかりでも、1だけでもやった甲斐があったり、報われることがあると、それまでの苦労も辛いことも帳消しになってしまう。
子育てって、家庭でも学校でも一緒なのかもしれない。

当初、12月いっぱいの任期だったが、3月までの続投が決まった。
生徒たちも喜んでくれ、私自身、1・2学期の反省を生かして最後までみんなの作品を見届けて上げられる幸運に感謝している。
講師という立場上、4月以降のことは自分ではどうしようもないけれど、せっかくもらったチャンスを生かしてベストを尽くすのみ。

以前、校長先生に任期が短く時数も少ない中で教えたいことも教えておかなければならないこともあるが、やりすぎると後任の先生の負担になるのではないかという悩みを相談したとき、「任期は短くても、すべてを教えられなくても、『記憶に残る授業』をしてあげてください」と言われた。
かのクラーク博士の様に・・・。
私にそんな授業が出来るかどうかわからないが、一人でも図工・美術好きの子を増やすことを目標に自信を持って頑張ろう!


それにしても、あまりの忙しさに、今年はなんて多くのことをほったらかしてきてしまったのだろう。
たとえば、このホームページ。PCが故障した時期もあったが、ほとんど開くこともないほど持ち帰りの仕事に追われていた。
たまに開いてもLogを見るのが精一杯で、せっかくいらしてくださった方のところにたずねることもなく、古くからの方にはご無沙汰ばかりで本当に申し訳なく思っています。
お正月はちょっとゆっくりできるので、久しぶりにLogめぐりをして、新年のご挨拶に伺うことにしよう。

ソーランのほうも練習時間はしょっちゅう職員会議と重なったり、イベントも学校行事とダブって参加できなかったりして、まったく名ばかりの『代表』だった。
『後進』が育ってきてくれているので、そろそろ世代交代かなあ・・・。
体育祭では1~3年生の女子全員にソーランを教えた時は、みんな恥ずかしいのか気の抜けた踊りでちょっと不満だったけど、中には上手な子や、やる気満々の子もいてみんながだんだん上手に踊れるようになっていくのを見るのはとても楽しかった。
来年もどこかの学校でソーランを教えられたらいいなあ・・・。

今年の最大の反省は、玉川大学の通信教育の勉強を全くしなかったこと。
出来なかったのではなく、しなっかたのだ。
実際、忙しくてレポートが書けなかったとか、行事とぶつかって、スクーリングも試験も受けられなかったと言い訳はいろいろだけれど、それは通信教育生は誰でも一緒。
要は意志の問題。
来年は初心に戻って、初志貫徹の精神で真剣に頑張ろう。
目的達成の後は高校免許取得を目指すぞ!


今年に限らず、毎年なのだが、私は本当に出会いに恵まれている。
いろいろな意味で失うものや通り過ぎていくもの、置いていかざるを得ないものも多いけれど、得るものはそれ以上に多いような気がする。
3年前までは、いろいろなものを捨てられず、一人で抱え込んで、引きずって生きてきたように思う。
働くようになって、物理的にそれは無理なこと、優先順位をつけてこなしていかなくてはならないこと、時には人に委ね、任せ、譲るということも覚えた。
それは一方で、常に私を支え、理解し、協力してくれる仲間や家族に恵まれているという環境にあるからできるのだということを忘れてはいけない。

そのおかげで、どんなに忙しくても倒れることなく体だけは元気で仕事を続けてこられている。
1校に1人しかいない教科でもあり、空き時間は少ないがよっぽどのことがない限り、自習にするわけにはいかない。
健康管理は、最低限の責務だ。
どんなに精神的にも肉体的にもボロボロになっていても、生徒達からの「美術が面白い!」「もっといろんな手法を教えて!」「次はどんな作品を作るの?」のメッセージで即、充電完了、復活できるから不思議だ。
よっぽどおめでたい性格なんだと自分でも思う。


今年の収穫のひとつに、韓国ドラマ「チャングムの誓い」がある。
「冬のソナタ」との出会いに始まる韓流ドラマブームのおかげで、こんなすばらしいドラマに出会えて本当にラッキーだと思う。
どんな逆境にあってもめげないだけでなく、必ずそこからいろいろな出会いと経験から多くを学び取り、自分の肥やしにしてたくましくしなやかに成長していく彼女は私の理想とする女性だ。
生きて経験することに、無駄なことはひとつもない。
どんなに辛く苦しいことがあっても、それは自分にとって、必要があって起きていることで、それを乗り越える力と答えは自分の中に必ずあるのだと信じて生き抜くことが大切なんだ。

今、地上波放送で再放送を見ながら、物語の『複線』を楽しんでいる。

私の物語にも、たくさんの『複線』があるらしい。
それがどんなドラマを構築していくのか、楽しみながら生きていこう。
とりあえず、2005年の章はもうじき終わり。
皆が幸せで健康な新年を迎えられるよう、もうひと頑張りだ。