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またまたまとめ日記 4月19日~4月25日

2010-04-25 23:55:00 | 徒然なるままに
今週は、ようやく新しい学校の生活にも慣れ、3年生の選択美術の生徒たちとの顔合わせも済んだ。
美術を選択するだけあって、作品づくりに興味・関心・意欲が高い生徒たちのようで、私の説明も一生懸命聞いてくれ、私のことについてもたくさん質問してくれた。
2年生は残念ながら来週も授業がないのだが、昇降口や廊下ですれ違う生徒たちの中に、
「美術選択しましたので、よろしくお願いします」
と挨拶をしてくれる生徒がいたりして、2年生の選択美術も楽しみだ。

数学の授業は、2人の先生の助手のような立場なのだが、専門の美術の授業よりコマ数が多く、毎日1年生3クラスに入って教えているので、ずいぶん生徒の名前を覚えた。
一緒に給食を食べているとき、
「数学どう?」
ときいたら、
「おもしろい!」
という答えが返ってきてホッとした。

1年生の美術で「色の3要素」を教えた。
補色の実験では、みんな興味津津。赤い色紙を見た後、白い画用紙を見ると、緑色の残像が見え、その逆もあることを知った生徒たちは、評価カードにたくさん感想を書いてくれていた。
次回からは赤・青・黄の3原色だけ使っての色作り。
今から楽しみにしてくれている生徒がたくさんいてうれしい!

部活動の体験入部も日に日に見学者が増え、2年生たちも後輩ができて張り切っている。
願わくは男子部員もほしいところだが、ぜいたくは言えないか。


*(クローバー)*4月23日(金)

今日は、前任校のPTA主催の歓送迎会に出席した。

ちょっと早めに学校に行ったら、ちょうど部活動を終えた生徒たちが下校する時間だった。

昇降口付近で生徒たちは私を見かけるなり、
「あ~!幽霊だ!!」
「先生~!何でいるの~?!」
「戻ってきたの~?!」
と大騒ぎになり、下校指導している先生に私まで注意されてしまった*(汗)*

それでも、PTA総会の保護者待ちの生徒たちといろいろ話すことができた。
今日は歓送迎会に招待されて来たことを告げると
「先生、化粧濃いよ」
だの、
「そのペンダント、ドーナツだのクッキーだのぶら下げてるみたいだよ」
とか、上から下までチェックが厳しい。特に男子!
「そうなの。これ非常食なんだ」
とわざとかじって見せただけで大騒ぎになるから可愛い!
「先生、相変わらず話長いの?」
「うん、色の3要素の話では補色の実験やったり、その効果について語っているね。」
「あ~!覚えてるそれ!!」
「あの、赤いの見た後に緑色のが残るやつ!」
「よく覚えてんじゃん。」
「結構面白かったし」
「今度色作りに入るんだよ。その次は土器作り。ドベって覚えてる?」
「粘土のドロッとしたやつでしょ。接着剤代わりにするやつ」
「そうそう、それ付けんの忘れると後でくっつけたつもりのところがポロッと取れて大変なことになったっけ」
なんて、話が飛び交った。
私がいなくなってからソーランを踊り出した生徒がいて、私の前で踊って見せろとみんなに言われ、照れまくっていた。
在任中にちゃんと教えてあげればよかったなあ・・・(状況的に無理だったんだけど)

梨園の生徒が、
「先生、夏になったら梨買いに来てくれるんですよね。俺、夏休み家でバイトしてますから」
と言うので、
「じゃあ、毎週梨買いに行かなくちゃ」
と答えた。
実際、去年も何軒もの生徒の家の梨園に梨を買いに行ったものだ。
今年は家の手伝いをしながら私を待っていてくれるなんて、これは買いに行かないわけにはいかないだろう。

それにしても離任式から3週間しかたっていないのに、みんな大きくなったなあ・・・。
一番小さかった男子も、並ぶと同じ目線だった。
今度会うときは、私が見上げるようになっていて、
「先生、縮んだ?」
とか言われるんだろうなあ。

6月に、どういうわけか前任校で漢字検定を受けることになっているので、
「6月の漢字検定までに、合格するようにちゃんと漢字練習しておきなさいよ!」
とみんなに宿題を言い渡して別れた。

歓送迎会では、懐かしい面々に会い、役員を引退するPTAの方々や新しく役員を引き受けて下さるPTAの方々とも歓談でき、特に、生徒の保護者の方とのお話は面白かった。
また、私が今度演劇部の顧問になったことを自己紹介で話したことに興味を持ってくださった方ともいろいろ話せたりして、いろいろな新しい出会いがあって楽しかった。



*(ペン)*4月24日(土)

今日は、千葉県公立学校教員採用試験の説明会に参加してきた。

昨年も参加はしたが、提出日締め切りまで悩み、結局願書を提出することはできなかった。

でも、今年は違う。
今年は私にとって、節目の年だ。
『五十にして天命を知る。』
去年1年間は
『四十にして惑わず』の自分を、あらゆる意味で試された1年間だったと思う。
『艱難汝を玉にす』
この言葉に支えられて頑張り抜いた。

今年は勝負の年。
その年度初めに、まさに私を試すかのような事件が起きた。

説明会場の一番後ろの席から、若い教師の卵たちを見ながら、採用不採用に関わらず、今の気持ちを忘れることなく、自分のなりたい教師を目指して、何度でも挑戦し、あきらめずに努力し続けて行ってほしいと思う。

私も負けてはいられない。
どうせやるなら勝ちにいけ!

     *(学校)*     *(学校)*     *(学校)*     *(学校)*     *(学校)*

午後からは、末娘の授業参観と保護者会に参加した。
5月の修学旅行に向けての班活動計画の様子を参観し、保護者会では修学旅行の説明といよいよ高校受験に向かっての各テストの日程や受験についての説明があった。
反抗期真っ最中の娘と二人三脚でこの一年を乗り切っていこう。


*(音符)*4月25日(日)

今日は朝から汗ばむような穏やかなお天気で、盛大に布団干しをした。

午後から前前任校の吹奏楽のスプリングコンサートを聴きに行った。
当時1年生だった教え子たちが、みんな立派な最上級生になって、3年生が卒業した後をしっかり後輩を率いて演奏する姿に思わずウルウルしてしまった。
美術室の前で、夏は汗を拭き拭き、冬は寒い中、ずっと立ちっぱなしで一生懸命練習していたみんな。
私が通りかかるたび、律義にあいさつをしてくれ、「がんばって!」と声をかけるたび、元気に返事を返してくれたっけ…。
美術室で採点や作品を展示しているときに聞こえてくる演奏は、たどたどしくて、いつも同じ所で間違えて・・・。でも、あきらめずに練習していたよね。
コンクールに応援に行ったとき、聞き覚えのあるフレーズがちゃんと演奏できていたのを聞いた時、思わず涙があふれてきたっけ…。
あの1年生たちがこんなに立派になって…と思うと、これを打ちながらも、目頭が熱くなってくる。
演奏が終わって、出口でみんながお客様方に挨拶をしているところで、私に気づいてくれた時はうれしかった。
「夏のコンクールでは必ず金賞とって、東関東大会に行くんだよ!絶対に応援に行くからね!」
とエールを送ると、みんな、キラキラというよりはギラギラした熱い目で答えてくれた。
がんばれ!吹奏楽部!!
  
     *(音符)*     *(星)*     *(音符)*     *(星)*     *(音符)*

夕方、娘とその友達を連れて、勝田台文化センターに『ダルマ食堂』という劇団の公演『暮らしのト長帖』を見てきた。
ダルマ食堂のHPはこちら 
http://hw001.gate01.com/darumashokudou/

いや~、久しぶりに腹の底から大笑いをした。
舞台装置がなくても、十分楽しめる舞台だった。
ぜひ、わが演劇部の生徒たちにも見せたくて、思わずDVDまで買ってしまった。*(チョキ)*



*(バスケ)*あきらめたらそこで試合終了ですよ。

2010-04-25 12:34:00 | 徒然なるままに
4月17日(土)

今日は朝から41年ぶりだかの遅い積雪だとかで、ほんとに寒かった。
そんな雪の中、朝から前任校のバスケ部の*(バスケ)*大会の応援に行った。
出がけにちょっと末娘と口論になり(ついに来た反抗期!)出遅れてしまったため、高速を使うはめになったのだが、途中事故渋滞にはまり、試合会場に着いたら4クォーター目に入るところだった。
幸い勝っていたため、このまま勝てば次の第2試合は最初から応援できそうだった。
生徒たちは、私に気づいていたかどうかわからなかったが、ゲームセットで勝ちを確認したら、今度は、近くの陸上競技場で開催されている陸上大会の応援に向かった。
が、試合会場に着いたら、残念なことに荒天のために中止になっていた。
でも、内心、みんなに会えなかったのは残念だったけど、こんな雪の中、無理して開催されなくてよかったと安心もした。こんな天気では、体が縮こまって良いタイムも出なけりゃ、怪我のもとだし風邪ひいたら大変だ。

取って返して、今度は隣町で開催されている女子バスケット部の*(バスケ)*試合に駆け付けた。
こちらは新2年生チームが、3年生チームに苦戦中だった。
しょうがないよ。1年間も差があるんだもの。でも、来年はあなたたちの時代がやってくるよ!
試合後、私を見つけた生徒たちが駆け寄ってきた。
「がんばってたね!新入生はたくさん入ってきた?」
「はい!9人入る予定です」
「みんな、『先輩』になるんだね~!頑張って、先輩!」
と言ったらみんな照れまくっていた。かわい~*(酔払い)**(ハート3つ)*

男子バスケの第二試合は、車出しのお母さんたちと一緒に思いっきり応援した。
1年生大会の時、ボロ負けしたチームとの対戦だったが、さすがに強豪、なかなか点を取らせてはくれない。というか、相手チームのスタメンは皆こちらの選手よりも頭一つ分背の高い選手ばかり。それだけ身長差があるということは、手足も長いので守備範囲も広いわけだ。大差がついてきた頃、今度は2番手の選手がチェンジしてきた。身長は同じぐらいだが、すばしこさが違う。こちらも負けずにすばしっこい選手が懸命に応戦し、だんだん点も入ってきた。
みんな、最後まであきらめることなく頑張ったが、30点差は縮まらず敗退。
でも、本当によく頑張った。
ロビーで「お疲れさん」と声をかけたら、みんなびっくりしていた。
みんなちょっと会わないうちに、ずいぶん大きくなっていた。
「ずいぶん上達したよね。前回大差だったチームから50点取れたなんてすごいよ!次のブロック大会でリベンジだね!でもその時は今の学校の応援に行ちゃうかもしれない。今日はそっち振ってこっちに来たんだ。高速で来ただけある試合だったよ!」
負けたのは残念だったけど、みんな精一杯やったという顔をしていた。
次は絶対リベンジ、がんばれ!そして勝ちあがって、総体の県大会で思いっきりがんばれ!!

久々に子どもたちが全員そろって・・・。

2010-04-25 08:47:00 | 徒然なるままに
4月17日(土)

今日は、久々に息子、長女、末娘の3兄妹がそろった。

息子はデートで遅くなるというので、女3人でカラオケに行った。

気がつくと、長女の選曲は、なんだか私へのメッセージのような感じの歌が多かったような気がした。
特に沖縄出身のグループが、故郷の母を思って歌う歌がジーンと来てしまった。
タイトルも歌うグループの名前も知らないのだけれど…。
それに対しての私の「返歌」は、さだまさしの「案山子」。
この歌は、私が大学に合格して上京する時に聴いて、寮でいつも聴いていた歌だ。
今、家を出て都会で友人とアパート暮らしをしている長女はどんな気持ちで聞いてくれただろうか・・・。

最後は、みんなで『エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」を歌って、盛り上がった。

駅に息子を迎えに行ったとき、
「彼女とカラオケした来たんだけど、あいつ酔っ払っちゃって、『私も一緒にみんなとカラオケ行く~!』ってきかなかったんだよ」
と言っていた。
いつか、息子の彼女も、長女の彼氏も一緒に、みんなでカラオケ大会できるといいな*(音符)*



4月18日(日)

今日は、朝から弁当持ちで末娘は部活に行き、昼近くまで寝ていた息子と長女を起こして、お勧めラーメン屋に食べに行き、帰りに陶板浴に行ってきた。

夕食は張り込んで、豪勢にすき焼きにした!のだが、用意をしているうちに、頭ががんがん、ズキズキしてきて、そのうち立っていることも、頭を振ることも、かがむこともできなくなってしまった。
痛くて痛くて頭を抱えていると、娘が冷やしたタオルを頭に乗せてくれ、しばらく横になっていた。
子どもたちはちゃんと私の分もすき焼きを取っておいてくれたのだが、残念ながら、その日は食べられる状態ではなかった。

きっと、この1ヵ月ぐらい気が張って休みなく働き、ショッキングなことがあったりして、かなりストレスも溜まっていたのかもしれない。
久々に子どもたちの元気な顔を見て、ホッとして気が抜けたら、いろんな疲れが一気に出たのかもしれない。
この子らを残して、まだまだ逝けないので、あんまり無理はするなという、体からの「SOS」 なのだろう。

久々の家族だんらんを台無しにしてしまってごめんね。

「休むことも仕事のうち」だよね…。

次回はG.W。リベンジさせてね*(ウインク)*。

まとめ日記4/11~4/16

2010-04-18 09:58:00 | 徒然なるままに
今週は、悲喜こもごも、波乱万丈な1週間だった。

*(音符)*4月11日(日)

年度末の忙しさでずっと行けてなかったカット&カラーリングに行き、とりあえず、見た目だけは5歳は若返って帰ってきた。

帰り道、美容室をやっている友人から、あけぼのびわ灸医院院長の島あけみ先生講演会に誘われて参加してきた。
演題は、「治癒への道『癌は自分で治すもの』」

鍼灸師をしながら、「食」や「くらし」を東洋医学の観点から深く研究し、様々な角度からの生活改善・人らしいくらしを追求しています。そのとことんまでこだわるスタイルは多くの人々の「いのち」の支えとなっています。ご自身も病弱を克服し、33年間医者にかからず、どんな検査も受けたことがありません。

癌を東洋医学の観点から、自然治癒力をもって治療するという持論は、目からウロコの内容でした。

特に、「ユキノシタ」という植物の効能や「玄米食」の勧めは説得力があった。
逆に、白米と白砂糖は逆効果だというのは、わかっていても現実的には摂らないようにするには無理があると思った

西洋医学(薬)に頼らず、とにかく自分の自然治癒力や免疫力を高めること。
『膿を出す』こと。

「癌は運悪くできてしまったものではなく、癌をひきおこす身体づくりをしてしまっている必然ということになるのです。癌にならない身体づくりに取り組むことが、一番の治療法なのです。」
と、島先生はおっしゃっていたが・・・・。
ストレス社会や、添加物を当たり前のように口にする現代社会において、「癌にならない身体づくり」を実行するのは結構難しい。
でも、それを意識して生活しているかいないかでは全然違ってくると思う。


2時間にわたる講演の後、シャンソン歌手でもある島先生の、大人の女を感じさせるシャンソンのコンサートも素敵だった。

その模様は下記のアドレスからご覧になれます。
http://www.earth-mate.jp/simaakemi.html


*(学校)*4月12日(月)

いよいよ今日から授業が始まった。
今年度は、美術と数学を教える。
数学の方はTT(ティーム・ティーチング非常勤講師)で、正式の数学の先生のお手伝いといったところだ。
「算数」から「数学」になっただけで、苦手意識を持ってしまっている1年生の「通訳」みたいな役割だ。

私自身、高校の「数?B」で数学に挫折した経験を持つ。
当時の先生に、
「数学苦手でもいいから、嫌いにならないでくれ」
と言われ、いつかリベンジしたいとは思っていたチャンスを32年ぶりに頂いたと思って、頑張ろう!
7月の高校の同窓会で、恩師に私が数学の教師をやっていると言ったら、どんなに驚かれることだろう?
良い報告ができるよう、頑張ろう。

今日は、初回ということで、自己紹介がメインだったのだが、くじを引いて、自分の好きな?色、?形、?におい、?手触り、?音、?味について紹介する項目があった。
おもしろかったのはにおいで、「畳の匂い」とか、「新しい木材の匂い」という答えがあって、12歳にしてはシブいなあ~と思った。
ちなみに私の場合は
?色・・・オレンジ、エメラルドグリーン
?形・・・球体
?お日様に干した布団の匂い
?赤ちゃんの肌
?穏やかな波の音
?石巻の水の味(甘い!)

学生時代、はじめて故郷に帰省した時、
「石巻の水は甘い、うまい!」
と水道の水をゴクゴク飲む私を見て、母が、
「蛍みたい」
と笑っていたっけ…。
そういう水で作るから、ご飯もみそ汁も美味しいわけだ。


*(涙)*4月13日(火)

今日、3時10分に大変残念なことが起きた。
私の今回の採用は、病気療養中の先生の代替講師ということだった。
今までは、産休補助や、美術の常勤教師がいないところの補充のような立場が多かった。
今回の、療養休暇の延長申請があるかどうかで任期が不確定という採用は初めてだった。
でも、早く良くなって、職場復帰でいるよう願い、いつでも、バトンタッチができるように仕事を進めていた矢先…
その先生が亡くなられたことを知った。
この件に関しては、個人情報でもあり、詳しいことについては記載を控えるが、近日中に、違った形での採用の辞令が下りることになるだろう。

私にできることは、亡くなられた先生のご遺志を引き継ぎ、任期一杯、誠意をもって任務を全うすることだけだ。

一面識もない先生だが、その先生が使用していたPCをはじめ、机、椅子など、その先生が復帰するまでお借りしているものがたくさんある。
27歳という若さで、志半ばで旅立たれた無念はどれほどだろう。
大学院まで出た大変優秀な先生だったとも聞いた。
息子に先立たれたご両親、ご遺族の方々のご心痛は察するに余りある。

心よりご冥福をお祈りいたします。


*(チューリップ)*4月14日(水)

今日は、この地域の全教科の教員が集まる総会に出席した。
久しぶりに会った前前任校の先生方に会ったりして、とても懐かしかった。

終わった後、印旛沼の近くで今日まで開催されている「チューリップ*(チューリップ)*祭り」を見学してきた。
でも、夕方だったので、ほとんどの出店も撤収を完了した後で、チュ-リップも花びらを閉じていた。
でも、久しぶりにチューリップ*(チューリップ)*畑を訪て、このところ落ち込みがちだったテンションが少し上がってきたかな…?

さらにその帰り道、娘から頼まれていた映画の前売り券を買いに映画館に立ち寄った。
奇しくも、今日は「レディースデイ」で、今日まで1週間限定で*(映画)*『カラヴァッジョ/天才画家の光と影』を上映していた。
今日は娘はお友達の家で「春巻パーティー」に呼ばれて、お泊りまですることになっていたので、迷わず見ていくことにした。

【予告動画】http://eiga.com/movie/55020/video/

とても見ごたえがあり、美術家として共感するところも多かったが、見た後は感情移入しすぎたせいか、とても胸が苦しくなってしまった。
モーツァルトの生涯を描いた『アマデウス』を思い出してしまった。

先日、東京都美術館で「ボルゲーゼ美術館展」を見たが、そこにも出品されていた絵も登場して、その絵がどんな状況で描かれたものなのかを知ることができた。
この映画の方を先に見ていたら、もっと興味深く鑑賞することができただろうに、順番が逆だったのが残念でならない。


*(学校)*4月15日(木)

今日から部活動の仮入部が始まった。
各部活動、新入部員獲得に、一生懸命だ。
わが演劇部も、一人だが、先日の新入生歓迎会の部活動紹介の演劇部の寸劇に感動したという女子生徒が、体験に来てくれた。
「先輩」たちの面倒見も良く、一緒に『シンデレラ』のパロディー版の脚本を一緒に読み合わせたりした。

来週は、もっと見学に来てくれるといいな。
できれば男子生徒も大歓迎なんだけどな!
役者としてだけでなく、スタッフとしても男子がいてくれたらどれだけ助かるか。
力仕事はもちろん、電気関係の配線など、メカに強い男子がいるだけで、どれだけ助かることか。
さらに『男子の視点』というのも、芝居作り、役作りには重要なのです。
それから、女子だけだと一寸…というようなとき、「男子の目」があるのとないのとでは女子の態度や言葉遣いも結構違ってくるし…。
男子の先輩がいない、女子ばっかりの演劇部は、男子にとっては敷居が高いかもしれないなあ・・・・。


運動部に入部届けを出しちゃう前に、給食の時間でも、一緒に食べに行ったりして、スカウトしちゃおうかなぁ!


*(雨)*4月16日(金)

今日は、先日亡くなった先生のお通夜に出席した。
若すぎる青年教師の死は、本当に痛々しい。
冷たい雨の中、たくさんの教え子たちが参列し、ご焼香する姿を見て、亡くなられた先生のご兄弟の方が、目頭を押さえ嗚咽をこらえている姿に涙が止まらなかった。

私は心の中で、亡くなられた先生に、
「残念で悔しいあなたの気持はわかりますが、どうぞ迷わず成仏してください。そして、1日も早く丈夫な新しい身体と、強い新しい気持ちを持って、御兄弟の子供としてこの世に生まれ直してきてください。
悲しませ迷惑をかけたご家族を助けに、人生をリベンジしに来て下さい。

私は、あなたが果たせなかったご遺志を引き継ぎ、任期が延びた分、精一杯任務を果たせるように頑張ります。生徒たちをお預かりします。守っていて下さい。」
と祈った。

正直、ここ2日ばかり、学校では元気いっぱいなのだが、帰宅するなり気持ちが落ち込んで、どうにもこうにも浮上してこなかった。

でも、今日、お通夜に参列して、故人に自分の思い伝えることができて、少しは気持ちの整理がついたかな。

私が彼から引き継いだPCは、子どもたちや学校の様子を生き生きと報告できる学年便りや数学や美術が好きになれるような資料作りに活用させてもらおう。

ここに、改めてご冥福をお祈りいたします。

演劇魂に火がついた*(爆弾)*

2010-04-13 05:21:00 | 徒然なるままに
4月10日(土)

今日は、演劇部の生徒を引率して、隣町の県立高校の演劇部の公開稽古を見学に行った。

開場時間より早めに到着したので、学校見学を兼ねて、校庭や校舎の周りを見学させてもらった。
文武両道の名高い高校だけあって、どの運動部も盛んだった。
中学生たちは、女子高校生たちには元気よく挨拶ができるくせに、男子高校生が集団でいると、いきなり声が小さくなる。
「そんなんじゃ、舞台に立てないよ!度胸試し。大きな声で元気にあいさつ!」
と発破はかけてはみるが、どうも恥ずかしがって、蚊の鳴くような声しか出ない。お年頃だから仕方ないかぁ…*(いっぷく)*

開演時間となり、会場のセミナーハウスに入ろうとしたところ、ここでもまた偶然にも素敵な出会いが待っていた。
4年前の教え子がこの高校の3年生になっていて、受付で私たちを迎えてくれたのだ。
でも、本当に申し訳ないことに、私を見るなり、満面の笑顔で出迎えてくれたか彼女を、私はひと目見てすぐには思い出せなかった。
何となく話を合わせてあいさつを交わしながらも、パンフレットに記載された名前を確認して、やっと思い出せたのは劇が終わったころだった。
今のショートカットからは想像もできないほど、長い三つ編みのお下げで、おでこのかわいい、中学2年生の頃の彼女をはっきりと思い出した。土器もゾートロープもとても丁寧なかわいい作品を作ってくれた。
笑顔はあの頃のままだったが、これは町ですれ違ったくらいでは気がつかない。
ああ、でも、あの彼女にまたこうしてこんなふうに再会できるなんて、本当にうれしい!
会場から出てきたとき、真っ先に名前を呼んで、劇の感想を言ったら、
「先生、私のこと覚えていて下さって、うれしいです!」
と言って、本当にこれ以上ないくらいの満面の笑顔で喜んでくれた。
「ごめんね。すぐに名前が思い出せなくて。パンフレットの名前見て思い出したの。あの長いお下げ切っちゃったんだね。今のショートカットもかわいいけれど、あの頃のお下げも可愛かったよね」

先日も、大学受験を控えた彼女より一つ上の代の男子生徒たちと駅でばったり会ったのだが、特に、当時野球部で坊主頭だった生徒は全然わからなかった。
でも、話しているうちに、彼の作ったBOX ARTが、今もどの学校に行っても、野球部の生徒たちのいいお手本になっていることを思い出した。
その作品を作った時にどんな事を話したのかまですっかり覚えていることを伝えると、本当にうれしそうにしていた彼の笑顔が印象的だった。

私は、1年間しか教えられない講師だが、美術を通しての生徒たちとの出会いが、こんなふうに何年か経って再会した時に、作品を通して思い出を語り合えるなんて幸せだなあと思った。
      
     *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*

高校生の芝居の演目は『トシドンの放課後』という現代劇だった。
等身大の高校生の友情がテーマなのだが、主人公たちは、人とのコミュニケーションが苦手な女子生徒たち。
あかねはしょっちゅうトラブルを起こしては反省文を書かされて、自宅謹慎や学校謹慎を受けている。
典子は、集団が苦手ですぐに腹痛を起こすので、自主的に別室登校をし、毎日一人きりの教室で、勉強も掃除も時間通りにまじめに取り組んでいる。
その正反対の二人が、鹿児島の小さな島に伝わる「トシドン」というなまはげのような妖怪の伝説をモチーフにして、友情を育んでいく話だ。

小さな劇場空間にも関わらず、しっかりとした発声、滑舌、動作に至るまで、丁寧な役作りや演出が光っていた。
たった4人でやっているとはわからないほど段取りも良かった。
わが校の演劇部も今のところ5人しかいないが、少人数でもこれだけの内容の芝居ができるという良いお手本を見せてもらった。
これが公開稽古ということは、どこかのコンクールに出場するのか、大きな発表会があるのかと尋ねたところ、『公演』というほど大げさなものではない発表会という意味での公開稽古だという。
今回は新入部員獲得のために、校内で発表するのが目的なのだとか。
「校内発表だけではもったいないよ!ぜひ、高校演劇コンクールとかにも出場してみたら?」
と言ったら、みんな大喜びしていた。
本当に、お世辞ではなくそう思う。
内容的にも、今の中・高校生たち、それ以上に教員たちに見てほしいと思った。
  
      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*      *(桜)*

お芝居を観終わった後、高校の敷地内の満開の桜の下で、記念写真を撮った。
近くのおいしいパン屋さんで、生徒たちにパンとジュースをおごってあげ、そのパン屋さんのテラスでお花見をした。
とにかくよくしゃべる生徒たちで、特に、アニメの話や漫画の話になるととどまるところを知らないぐらい。
ベトナムからの帰国子女の生徒が、あちらでも日本のアニメや漫画がどれだけブレイクしているかという話になるとさらに盛り上がった。
私も最近の漫画はあまり知らないが、中3の娘からの情報も入ってくるので、みんなの話の内容は結構わかった。

前の学校では美術部だったが、この学校には美術部がないので、演劇部に入ったという生徒がいた。
私は演劇科のある大学に入りたかったが、反対され、それでも芝居がしたくて、舞台美術をべんきょうできる美大に進学したことや、アニメの仕事をしながら劇団の養成所に通ったことなどを話すと、とても興味を持ってくれた。

その後、現地解散となったのだが、帰国子女の生徒が来るときは送ってもらったのだが、帰りの電車の乗り方がわからないというので、駅まで送って行き乗り方を説明した。

来週からこの子たちと演劇部の活動ができるのが今からとても楽しみだ。      

素敵な再会*(キラキラ)**(クローバー)*

2010-04-11 23:12:00 | 徒然なるままに
*(桜)*4月9日

今日の1,2時間目は身体測定だった。
私は女子の体重測定担当だったのだが、3年生の女子が面白かった。
測定直前まで腹筋運動や腕立て伏せをやっている生徒がいたのだ。
みんなお年頃なんだなぁ~*(ニヤ)*

お昼は、校庭の満開の桜*(桜)*の下で、レジャーシートを敷いて、各クラスごとにお花見弁当給食を食べた。
その後、各クラス毎に桜をバックにクラス写真を撮った。

5時間目は授業参観だった。
昇降口の受け付けに立っていたら、思わぬ再会があった。
「やっぱり!娘から話を聞いて、きっとそうだと思っていました!この学校の3年生に娘がいるんです。」
昇降口から駆け込んできたその女性は、息子が幼稚園の時にお世話になった先生だった。
私が始業式での自己紹介の時に
「子どもたちが通った幼稚園の『不思議な帽子』という人形劇団で人形劇をやっていました。」
と言ったのを覚えていた娘さんがお母様に話したのだろう。
それにしても素敵な再会だった*(笑顔)*。こんな偶然て、あるんだなあ*(キラキラ)**(クローバー)*

1年生の授業参観は、3クラスとも「自己紹介カード作成」だった。
私が用意したぬりえ&書き込み式の「自己紹介カード」はなかなか好評で、時間内に終わらなかったり、もっと凝りたい生徒は土日に家で続きをやってくることとなった。
みんながどんなふうにカードを仕上げてくるのか楽しみだ。

それにしても、最近の子は自分の長所・短所について、なかなか書けない。
自己肯定感が持てないでいるのか、他人の目を気にする割には自分を客観的に見ることが苦手なのか…。
「道徳」の取り組みで、「お友達のいいところを見つけよう」という発表があるのだが、いい話はぜひ学年便りでも取り上げていこう。

部活動紹介

2010-04-11 21:37:00 | 徒然なるままに
4月8日

入学2日目。
今日は朝から行事が目白押しだった。
1時間目は学級開き。
2時間目は学年集会と教科書配布。
3時間目は校舎案内。
4時間目は避難訓練。
5,6時間目は新入生歓迎会(対面式)
学年便り担当として、デジカメを片手にタイムリーな学年便りを目指して、第3校舎から体育館に至るまで飛び回って写真を撮りまくった。
おかげで今日1日で万歩計が2万歩を超した。(うち8,650歩は早朝ウォーキング分)

避難訓練は、先日の雨の水たまりが引かずに校庭がぬかるんでいるため、体育館への避難に変更になった。
色とりどりの防災ずきんをかぶった中学生はなかなかかわいらしく、みな真剣に訓練をしていた。

新入生歓迎会での各部活動、委員会の紹介はそれぞれ趣向を凝らしてあり、なかなかおもしろかった。
ユニフォーム姿の3年生たちは、新入生たちの目にはどんなふうに映ったのだろう?
わが演劇部も「赤ずきんちゃん」のパロディーで会場を沸かせていた。

明日は授業参観。
教室や廊下の掲示物作りや、授業参観用のプリント作りなど、やってもやっても仕事は山ほどあるのだが、この学校はあちこち(特に美術室のある4階!)に、何やら出るらしく*(青ざめ)*、みんなが帰る時には一緒に帰ったほうがよさそうなので、仕事を持ち帰ってやることにした。

まとめ日記4/1~4/7

2010-04-07 23:07:00 | 徒然なるままに
今日、入学式が終わって。やっと早めに帰宅することができたので、この1週間を振り返ってみる。

*(桜)*4月1日(木)
 
新しい学校に無事着任。
校長先生をはじめ、皆さん気さくで温かい先生方ばかり。
校長先生が、
「職員がみな仲がいいのが自慢」
というだけあるなぁというのが第一印象だった。

年度初めの会議が続き、机の上にはあっという間に書類の山ができた。
とにかく、頭をリセットして、新しい学校のやり方を1日も早く把握し、実践できるように頑張らなくては。
それにしても、仕事の早い先生方ばかりだ。皆さんの足を引っ張らないようにしなければ。

校務分掌は、1年生の副担任で、学年便りと学年会計を担当する。
教科は、1年生の美術と数学(TT)、2年生と3年生の選択美術を教える。
部活動は、演劇部の顧問になった。
苦手なものと得意な分野との見事な組み合わせ。
苦手なものはスキルアップのための修行、得意なものは本領発揮の大チャンスと思って、出し惜しみすることなく思い切りやろうと思う。

なんてったって、私には着任1年目にありがちな「様子見」なんて悠長な時間はないのだ。
まずは、5月13日までの任期を、全力で完全燃焼できるように頑張ろう。
任期が延長になるかどうかは、その時になったら考えればいい。

夜は歓迎会だった。
車で出かけたのでお酒は飲めなかったけれど、とても温かい、楽しい歓迎会だった。
明日からの毎日がさらに楽しみになった。

 

*(桜)*4月2日(金)

確かこの日は、千葉県は朝からすごい嵐だった。
そんな春の嵐にも負けず、早朝ウォーキングに出かけたら、桜の蕾が小枝ごと折れて吹き飛ばされ、道に散乱していた。
それを拾い集めながら帰宅し、小瓶に活けた。

風は妙に生暖かく、校舎内はすごい結露だった。
昼食を近所のレストランに食べに行こうと昇降口まで行ったところで、私は結露で水を撒いたように濡れた床で、思いっきり滑って転んでしまった。
頭こそ打たなかったものの、肩とひじをこれでもかというくらいしたたかに打ってしまい、1分くらい立ち上がれなかった。

その後、平気な顔してレストランに出かけたものの、時間が経つほど、痛くて腕が上がらなくなってきた。
とりあえずは定時で退勤し、背中まで痛みが来ていたので、そのまま陶板浴に行ったのだが…。
この場合、温めたら逆効果なのかなあ…。


*(桜)*4月3日(土)

高校の同窓会の幹事の集まりに出席。
案内状の発送作業を手伝った。
作業をしながら、懐かしい話や思わず石巻弁が出て、みんなで笑い転げながら楽しく作業をした。

解散してから、高校時代の友人と、新国立美術館に、父が出品している公募展とルノアール展を見に行った。

「六本木と言えばアマンドでしょう!」
ということで、美術館を出た後、六本木交差点に行ったが、アマンドは改装工事中で、今は違う場所で営業しているのだという。
その場所を聞きに交番に寄ったのだが、こともあろうに私は
「マロンドはどこですか?」
と聞いてしまったのだ。
なかなか話が通じないので変だと思ったら、
「あ、マロンドは私のうちの近所のパン屋だった!アマンドです、アマンド!」
と言ったら、私よりも先に交番に来ていた外国の方に大爆笑されてしまった…*(シャイ)*

教えてもらったアマンドで、二人でお茶しながらいろんなことを語り合った。
楽しかった*(ハート6つ)*


4月4日(日)

腕がなかなか治らない。腕が痛くて上がらないのだ。手首から先は動くのだが、ひじも肩も動かないというよりは上げられないのだ。*(泣く)*

今日は、前回終わらなかった前任校の美術室の掃除と作品掲示、作品返却の仕訳などの最後の残務処理に出かけた。
風邪で部活動には出られない末娘に、
「バイト代(自給500円))払うから」
と言って、手助っ人として一緒に行ってもらった。
娘は、私の31日の日までに終えるはずの作業が、自分のせいでできなくなってしまったことに責任を感じてか、肩や腕を痛めて家事どころか、着替えもろくにできなくなった私を見かねてか、すごくよく働いてくれた。
とても自給500円では安すぎるくらいだった。
おかげで、すっかり片付き、遅ればせながら「発つ鳥跡を濁さず」状態にして帰ることができた。

出たゴミを1階まで運んだ時、校庭で練習試合をしていた野球部の新2年生の生徒たちに会った。
離任式から1週間も経たないのに、なんだかみんなが大きくなったように見えた。
「もうすぐ後輩が入学してきたら、みんな『先輩』って、呼ばれるんだね。がんばれ、先輩!」
というと、みんな照れちゃって、可愛かった。
「県大会に行けたら応援に行くからがんばれ!」
と言ったら、自信なさ気にしてはいたが・・・、ぜひ、新人大会に引き続き出場してほしいものだ。


*(桜)*4月5日(月)

今日は着任式と始業式。
やっと2,3年生の生徒たちと顔を合わせることができた。
登校時から元気な明るいあいさつを返してくれる生徒たちに、さわやかな気持ちでいたら、転校生が立ち往生していたので、職員室まで案内をした。
道すがら、出身を聞いたら、私と同じ宮城県石巻市だというではないか!でも、最近までベトナムに住んでいた帰国子女で石巻のことはあまり覚えていないのだという。
それにしても、なんという偶然だろう!!
さらに、職員室での彼女のあいさつの時「部活動を頑張りたいです」
という言葉に、
「何の部活動ですか?」
という質問に対し
「演劇部です」
と答えてくれた時には、思わず私は万歳をしてしまった。*(シャイ)*

着任式で、
「美術の講師になる前は、TVアニメの背景美術の仕事や人形劇活動をしていました」
と自己紹介したせいだろうか、掃除の時や廊下で生徒たちとすれ違うと、いろんな質問をされた。
『ガンダムの背景を描いていた』というのは、どこの学校に行っても、特に男子生徒たちには興味津々らしい。
授業でも、3分間でだれでもかける宇宙空間の描き方『ガンダムの星飛ばし』や、メカ線の引き方(溝引き)は、結構熱心に取り組んでくれる。

今回は必修の美術は1年生だけで、2,3年生は選択美術しか教えない。選択しない生徒とはあまり関わりが持てないのが残念だ。(演劇部は全員女子なので)


*(桜)*4月6日(火)

明日の入学式の準備も着々と進み、明日配布する学年便りも完成した。

娘は、今日入学式のお友達の弟のお祝いに招待されて、ごちそうになるというので、明日の準備を遅くまで残ってみんなで頑張った。
やっと帰れると思った矢先、息子から携帯に連絡があり、
「明日で定期が切れるのに金欠だから応援願う!」
ということで、最寄駅で待ち合わせた。

息子が駅に現れたのは、夜の10時を回っており、何も食べてないというので、近くのうどん屋に行った。
就活で今まで90社廻ってもなかなか厳しいらしく、今日も4社訪問し、くたくたな様子だった。
息子は某有名私立大学の法学部在籍なのだが、それでもこれほど厳しいとは、息子以上に厳しい大学生は相当数いることだろう。

今回、ある企業の最終選考まで残り、あとは役員面接のみというところまでこぎつけたというのだが、去年とは全然違う職種だったし、彼の希望していた業界でもないので、それについて聞いたところ、
「就職すること自体難しいのに、職種を選んぶようなぜいたくは言えない」
と怒られた。

今の世の中、自分のやりたいことでお給料をもらえている人なんて、ほんの一握りもない。
息子の場合、どんな職業についても大学で学んだことは活かせるのだろう。
最終選考で聞かれるらしいその業界の目指すコンセプトについて、息子なりのビジョンを尋ねたところ、結構しっかりとした意見を持っていた。
本当に必死で勉強し、就活にも意欲的に、真剣に取り組んでいる様子が伝わってきた。

「せっかく内定がもらえても、単位不足で卒業できないなんてことにならないように」
というと、
「それだけはないように、授業もレポートも頑張っているよ」
「体ずいぶん痩せたみたいだけど、ちゃんと食べて、寝てる?体が資本だよ」
というと、
「丈夫なのだけが取り柄だから。」
と、何とも頼もしいというか、ずいぶん成長したなあ・・・。と思った。

明日は5社廻るという息子に、定期代や小遣いの他に、教科書代やら食費の分も少し上乗せしてお金を渡して別れた。
がんばれ!大学生!!


*(桜)*4月7日(水)

今日は入学式だった。
あいにくの曇り後雨のお天気だったが、新入生たちのピッカピカの笑顔と2,3年生たちのがんばりで、いい入学式を終えることができた。

早速、今日の様子を学年便り№.2に掲載した。
明日からあの1年生たちに会えるのが楽しみだ。

着任して早1週間。
いまだに校舎内で迷子になってしまうのだが、1年生に教室の場所を聞かれても答えられないようではかっこ悪いので、明日の校内案内のときに、しっかり覚えようっと。

プラス思考

2010-04-04 23:06:00 | 徒然なるままに
3月31日(水)

今日は午前中は、風邪で声が出なくなった娘を病院に連れて行き、午後一で、4月1日から勤務する学校に書類を届けに行き、その足で前任校の美術室の片付けに行った。
 
結局、朝から片付けに行く予定が、午後3時近くになってしまったため、全部は片付け終わらず、4日の日曜日に続きをやりに行くことになってしまった。

帰り道、久々に陶板浴に行った。

娘は風邪の引きがけということで、しばらくはテニスなどの激しい運動は控えるようにということだった。

明日から、いよいよ新しい学校での毎日が始まる。
今回は療養休暇中の先生の代用教員なので、任期は5月13日までで、その後は、療養休暇の申請が出た時点で、延長の辞令が出るのだそうだ。
任期が半年延びるのか、3月までいられるのか、何の補償も約束もできないと聞いた。
これほど不安定な雇用は今回が初めてだが、今時の教育現場には、こういうフットワークの軽い講師の存在が必要なのも現実なのだ。

これも、私が「なりたい教師」になるために、必要なプロセスなのだろう。
私がこれまで身につけてきた経験やスキルをフルに活用し、さらにスキルアップできるよう、限られた任期にベストを尽くして頑張ろう!
何と言っても、今年は本採用試験を受けるのだ。
何事もプラス思考で、臨機応変に対応できるように頑張るぞ!

贈る言葉

2010-04-03 22:39:00 | 徒然なるままに
3月30日(火)

今日は離任式。私が現勤務校を“卒業”する日だ。
ステージ上で校歌を聞いたとたん、涙が溢れそうになるのを必死でこらえていたのに…。
一緒に転出する養護の先生の挨拶に、つい、もらい泣きしてしまった。
その次の次に順番が回ってきた。
「おはようございます!」
いつも以上に大きな声であいさつをすると、しんみりしていたムードはどこへやら、生徒たちから元気な返事が返ってきた。
「とうとうこの日がやってきました。
去年の春にこの学校にやってきて、また、桜の咲く季節にお別れです。
遠かったけれど、はるばる毎日頑張って通ってきた甲斐があった1年間でした。
この学校で学んだことがあります。話は長くなりますが、聞いて下さい」
と言って、『艱難、汝を玉にする』という言葉を紹介した。
「勉強や、厳しい練習、失敗や挫折、失恋だって、全部、なりたい自分になるために必要な鑢(やすり)です。
3年生の篆刻では、石を削り、形を整えるのに、棒やすりや目の粗いやすりを使います。
その次に耐水ペーパーでキズを消しながら表面をすべすべにしていきます。
その後、新聞紙で、ピカピカになるまで磨き上げていきます。
磨けば磨くほど、石は周りの光を反射し、周りが映り込んでピカピカに光ります。
よく見ると、天然石ならではのその石しか持たない複雑な模様が浮かび上がり、まるで、石自体が発光しているように輝き出します。
提出直前に傷つけてしまっても、前以上に磨き上げて出せた人もいれば、受験で忙しくて、荒削りのまま提出するしかなかった人もいたでしょう。
みんなは、たくさんの可能性を秘めた「原石」です。
先生方の厳しい指導で不貞腐れている場合ではありません。
「なりたい自分」になるための必要なありがたい「やすり」だと思って、頑張ってください。
5年後、10年後、自分はどうなっていたいですか?
勉強でも、練習でも、どうせやるなら精一杯、どうせやるなら心を込めて、得意不得意は関係ない。一生懸命、自分を磨いて下さい。
みんなが自分らしく輝ける未来のステージが、きっと待っていることを信じて。
私も、次の学校では数学の先生をやるという「棒やすり」が待っています。
自分がなりたい先生になるために必要な「やすり」だと思って、一生懸命取り組みます!

もうすぐ、先輩になる1年生の皆さん、
もうすぐ、最上級生になって、全校を引っ張って行く2年生の皆さん、
卒業式にすてきな「YEEL」を歌って未来(次)の空へ巣立っていった卒業生の皆さん、
そしてお世話になった先生方に、心を込めてエールを送ります。」

そして、マイクがハウリングを起こさないように、3歩下がって
「フレー!フレー!」
とエールを送った。

花道では、花束やお手紙、寄せ書きを手にした生徒たちが待っていてくれたのだが、2年生のやんちゃ娘たちに
「先生、ソーラン踊って!」
とリクエストされ、
「こんなに荷物持っていたら踊れないよー」
と言ったら、そばにいた男子が
「俺が持っているから、踊って下さい」
と荷物を持ってくれたので、
「じゃ、見納めに」
と、イントロ部分だけを踊って見せた。
「どっこいしょー、どっこいしょー」
「ソ-ラン!ソーラン!」
とみんなが掛け声をかけてくれた。
1年生の列に行ったら、またリクエストされ、
「今踊ってきたもん」
と言ったら、
「ずりーよ、俺たちにも踊って見せてよ!」
「じゃあ、一緒に踊ろう!」
と言ったのに、結局、私だけが踊っていたのだけど…。

今年になってから、帰りの車の中で、離任式には何を言おうかと考えるだけで涙が出てきたのに、こんなに大爆笑でさわやかにみんなと別れられるとは思わなかった。
不思議だったのは、しょっちゅう口げんかしてたり、反抗していたり、突っかかってきていたやんちゃ坊主たちほど黙ってじっと私を見ていた。
「今度の美術の先生は、私のお友達だからね。逆らったり、困らせたり、提出物が遅れたり出さなかったりして、迷惑かけちゃダメだからね。かわいがってもらうんだよ。」
というと素直にうなづいていたっけ…。

運動部の子たちには
「県大会に行けるように頑張るんだよー!応援に行くからねー!!」
と言うと、
「おー!!!」
と応えてくれた。
創作部の子たちは
「遊びに来て下さいね。待っています」
とそれぞれお手紙を渡してくれた。

昨日のなごり雪がまるで嘘のように暖かな春の青空が目に沁みた。

その後、転出、退職する先生方とお茶をして、生徒が下校した後、学校に戻り、美術準備室の片付けをした。

夜は、末娘と美味しいうどん屋さんに行って、ささやかな退職祝いをした。