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ラストスパート!

2012-03-25 11:29:46 | 担任雑記
3月25日(日)

23日(金)に、無事修了式が終わり、クラスの子どもたちともお別れをした。

3月に入ってから、学年末の仕事に追われ、毎日深夜帰宅で、仕事を持ち帰っても疲れて寝てしまい、夜明けとともに起きだして続きをやるものの、追いつかない。
家に帰るとこたつに入ったとたん寝てしまうので、日付が変わるまで一人学校に残って仕事をした。
土日も出勤して、やってもやっても終わらない。
修了式の前は、前夜からそのまま翌日の夜明けまでやって、ようやく終了した。
子どもたちを下校させてからの私は、ほとんど使い物にならないくらいの「燃え尽き症候群」状態だった。
帰宅後から、昨日の午前中までは、妹に、
「お姉ちゃんが、そのまま溶けてなくなってしまうかもしれないと思った」
と言われるぐらいの疲労困憊状態だった。
それでも、自分の中には、「やりきった!」という、ささやかな達成感は持てた。
ただ、無我夢中で頂上を目指し、ようやくたどり着いたものの、そこは土砂降りで、そこからしか見えないはずの「いい景色」は、何も見えなかった。
それよりも、ここまで来た道のりを、短時間で『下山』しなければならない。
少しでも気を抜けば、転がり落ちてしまいかねない難所がいくつもある。
そこで失敗してしまったら、今までの努力も、これからの未来も台無しになってしまうのだ。
慎重に、スピードアップしながら、「離任式」というゴールをめざす!


小学校の担任の仕事というのは、本当に大変だ。やってもやっても終わらない、きりがない。
どこかで自分の中に『線』を引くことと、先の見通しを持って、計画的に、早め早めに対処して行かないと、自分が苦しむだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまうことになる。
今年は『1年目』で、何もかもが『初めて』の『畑違い』の仕事ということで、周りも多めに見てくれていたところはあるだろうが、それにしても『未知の世界』の『未経験の仕事量の多さ』には、身体も、頭も、心も付いていけなかった。

自分の無能さ、認識の甘さ、言葉の足りなさを痛感し、自己肯定感のカケラも持てず、自己嫌悪に押しつぶされそうになった日は数えきれない。
最後の方は、医者から処方された『精神安定剤』を飲みながら、寝不足とストレスで頭が割れるような頭痛と、疲労と、挫けそうな自分との闘いの日々だった。
「あきらめたら、そこで試合終了だ」と自分に言い聞かせながら…。

そんな私を全面的に受け入れ、信じ、ついてきてくれたクラスの子ども達。
理解と協力で支えてくださった、保護者の方々。
励まし、フォローしてくださった同僚の先生方。
仕事に追われ、家のことまで手が回らない主婦・母親失格の私を、労り、我慢してくれた家族…。
おかげさまで、1年間、一日も休まず、途中でリタイヤすることもなく、走り続けることができました。
本当に感謝しています。

でも、まだ離任式まで5日間。最後の残務整理と、教室掃除、荷づくりなど、やるべきことは満載だ。
心置きなく、次の空へ飛び立てるように、ラストスパート、頑張るぞ!

ちなみに、来年も小学校勤務になった。
中学校で美術を教えられない残念さはあるが、今年度小学校で経験したこと、失敗から学んだことを生かせるチャンスを頂けたと思って、今からワクワクしている。


仕事が一段落したら、3月中に久しぶりに「まとめ日記」を書く予定です。
ちょっとした学園ドラマです。乞うご期待!

コメントありがとうございます。返信、もう少しお待ちください。新しいブログにご挨拶に伺いながら、書き込ませていただきます。