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Hey Jude  自分次第

2012-07-29 08:54:11 | 徒然なるままに
7月29日(日)

ロンドンオリンピックが始まった。
開会式の演出は、とても興味深かった。
大英帝国というイメージではなく、イギリスの農民の生活から、産業革命の様子に変わっていくのが面白かった。
「指輪物語」~「モダンタイムス」という感じ?
聖火リレーも良かった。
ラストで、7人の10代のアスリートたちが聖火を交代しながら場内を一周し、歴代の金メダリストから受け取った火を、入場行進で各国が持っていた銅の花びらに点火すると、一つ一つの花弁が立ち上がり、大きな聖火台になった。聖火→聖花になったのだ。
開会式のエンディングを飾ったのは、ポール・マッカートニーが歌う「HEY JUDE」だった。
この歌は、ポールが、ジョン・レノンの息子(当時5歳)を励ます歌として作られたと言う。
ジュリアンの愛称がジュールで、当初は「Hey Jules」と歌っていたのが、ある時、「Jude」と歌ってしまったところ、こちらの方がいいということになって、「Jude」になったのだとか。

彼女(=思うようにならない現実)ととらえると、いろいろな場面での素晴らしい応援歌になる。

歌と画像は、下記にアクセスして、ぜひお聴きください。

http://www.youtube.com/watch?v=p2O9C2W1hA8

Hey Jude /Sir James Paul McCartney Jr

Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

Hey Jude, don't be afraid
You were made to go out and get her
The minute you let her under your skin
Then you begin to make it better

And anytime you feel the pain, hey Jude, refrain
Don't carry the world upon your shoulders
For well you know that it's a fool who plays it cool
By making his world a little colder
 Na Na Na Na Na Na-Na-Na-Na-Na

Hey Jude, don't let me down
You have found her, now go and get her
Remember to let her into your heart
Then you can start to make it better

So let it out and let it in, hey Jude, begin
You're waiting for someone to perform with
And don't you know that it's just you, hey Jude, you'll do
The movement you need is on your shoulder
  Na Na Na Na Na Na-Na-Na-Na-Na

Hey Jude, don't make it bad
Take a sad song and make it better
Remember to let her under your skin,
Then you'll begin to make it
Better better better better better better, YEAH.
 Na na na, na-na-na-na, na-na-na-na, hey Jude...
 Na na na, na-na-na-na, na-na-na-na, hey Jude...
 Na na na, na-na-na-na, na-na-na-na, hey Jude...
 Na na na, na-na-na-na, na-na-na-na, hey Jude...
(repeat X times)


「ヘイ・ジュード」和訳歌詞

ヘイ、ジュード 落ち込むなよ
悲しい歌も少しはましにできるさ
忘れないで 彼女(現実)を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

ヘイ、ジュード 恐れるなよ
君は彼女(現実)を手に入れるために生まれてきたんだ
君があの子(現実)を抱きしめた瞬間
その時 全てが上手くいき始めるだろう

そして、君が辛い時はいつでも
ヘイ、ジュード 思い出して
全てをひとりで背負い込むことはない
冷静に振舞って、しらけたふりをするなんて馬鹿なことさ
それは君の人生を少しつまらなくするだけさ

ヘイ、ジュード がっかりさせるなよ
君は彼女(現実)を見つけて手に入れる事ができるさ
忘れないで 彼女(現実)を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

全てを捨てて 全てを受け入れろ
ヘイ、ジュード 始めよう
君は誰かが助けてくれるのを待っている
でもそれは君がやるべきことなんだ
ヘイ、ジュード 君ならできるさ
君に必要なことは君にしかできない

ヘイ、ジュード 落ち込むなよ
悲しい歌も少しはましにできるさ
忘れないで 彼女(現実)を君の心の中に受け入れるのさ
そうすれば 全て上手くいくさ

今、オリンピック選手や、甲子園を目指し、インターハイで頑張っている若いアスリートたちは、その厳しい現実に立ち向かっている。
本当のライバルは、強豪国でも、相手チームでもない。
昨日までの自分。
一番こわい敵は、自分の中の弱気な自分。
そして、誰よりも自分がほしい答えを知っている人は、自分自身。
そう、答えは自分の心の中にある。
だから、何事も、自分次第。
自分に必要なことは、自分にしかできない。

現実を受け入れることで、全てが好転に向かうかどうかはわからない。
でも、失敗から学ばなければ、次の成功はありえない。
なぜなら、失敗から学ばないものは、同じ失敗を繰り返すから。
ピンチをチャンスに変えられるかは、自分の気持ちの持ちようなのだ。

タイムが伸びない、いつもは失敗しないところで失敗した、結果が出せない…。
でも、それは、自分がやるべきことなんだ。
自分に必要なことは、自分にしかできない。
現実を受け入れ、ピンチを少しでも好転させられるのは、自分次第。

これは、スポーツには限らないと思う。
試験だって、恋愛だって、子育て、震災復興など全ての事に通じると思う。

7分11秒に及ぶこの歌の後半は、大合唱だ。
この大合唱が、オリンピックの開会式のエンディングで、会場に居合わせた人だけでなく、TVを見ていたたくさんの人達も、TVの前で「na na na・・・」とうたっていたことだろう。
歌いながら、すごく体の奥底からエネルギーが湧いてくる歌だと思った。

ジュリアン・レノンは、今、この歌をどこで、どんなふうに聞いたのだろう?

この「HEY JUDE」をきっかけに、新たなビートルズブームが巻き起こるかもしれない。

名曲は、次代を越え、世代を超え、国境を越えて、輝きを増しながら、人々を感動させるのだ。

私がこの歌に初めて出会ったのは、小学生の頃だった。
あの頃は、歌詞の内容も良くわからなかった。
あれから44年後、人生の岐路で、この歌にこうしてまた巡り会うことができたことを幸運に思う。


夏休み突入! 個別面談を終えて

2012-07-28 13:03:24 | 担任雑記
7月28日(土)

暑中お見舞い申し上げます


連日のうだるような猛暑、やっと夏らしくなった。

でも、7月も終わりというのに、蝉の声を聞かない。

梨も、8月20日を過ぎないと食べられないと言う。

6月は、水温気温が低すぎてプールの授業ができなかった。

季節が少しずつずれているのだろうか…。


先日、個別面談があった

私の個別面談のテーマは、暑い中、仕事の休みまで取って面談に来てくださった保護者の方に、

・来て良かった。

・話が聞けて良かった。

・話を聞いてもらってよかった。

・今日は、子どもの好物でも作ってあげよう。

というような、明るい元気な気持ちで帰ってもらうための面談を目指している。

35人中、ほとんどの保護者の方々とそのような面談ができたのでは?という自負はあるが、今回も、むしろ、私の方が励まされる場面がたくさんあった。

教室では、大人しい子ほど家ではおしゃべりで、教室では活発な頑張り屋さんが、家ではたれパンダ状態なのだと言うことだった。

大人しくてあまりめだたない子
「教室では、決まりを守って大人しくしていることが多いです。その分、お家ではのびのびして、お母さんには学校であった事を、ランドセルを下す時間も惜しんでたくさん話してくれているなんて、安心しました。2学期は学校でものびのびと、友達と一緒に、いろんな活動ができるように、声をかけていきます」

頑張りすぎるくらい頑張っている子
「教室で頑張っているくらい、家でも頑張っていたらどうしようと心配していました。家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でもあんなに頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ。
 お家に帰った時に、ダラーっとなれたり、安心できたり、我がまま言えたりできるから、学校では頑張りすぎるくらい頑張ることができているんだと思います。
お家でも頑張っていたら、どこで「気を抜く」ことができているのかしらと心配していました。学校では、ちゃんとお掃除も勉強も頑張って、給食も残さず食べていますよ」

下に小さい弟や妹がいて、一生懸命お兄ちゃんお姉ちゃんしている子
「○○君は、お母さんが家族のために頑張っていることも、自分を大事に思ってくれていることも分かっています。下のお子さんが眠っているような時や、月に1日だけでも、○○君にお母さんを独り占めさせてあげてくださいね。まだ3年生です。まだまだ、お母さんのだっこや、添い寝、一緒のお風呂は大事です。一杯いろんなことを我慢していると思うので、1日1回は抱き締めてあげて、安心させてあげてください。
兄弟を比べるのではなく、『お兄ちゃんはすごいねえ、お兄ちゃんがいるから、あなたもできるようになったんだね』と兄を立ててください。そうすると、お兄ちゃんもプライドにかけて頑張るし、下の子も、お兄ちゃんを目指して頑張れるのです。
『どっちがお兄ちゃんだかわからない』とか、『お兄ちゃんでしょ!我慢しなさい』『お兄ちゃんのくせに!情けない』なんて、否定的な叱り方をすると、言った通りの情けないお兄ちゃんになってしまいます。そうなると、目標とするべきお兄ちゃんが自分より劣っていると思う弟は、兄をないがしろにし、お兄ちゃんに追いつこう、負けないぞと言う向上心は育たなくなってしまいます。
その上、『弟なんかいらない』『お兄ちゃんなんか俺よりできないくせに』という、仲の悪い兄弟になってしまいます。」



なんて、自分の子育てを振り返り、子育てSOSオーラを発しているお母さん方のガス抜きをしてあげられるように面談をした。

子ども授かった喜び、子どもが元気でいてくれるありがたさ、当たり前の日常の幸せが、日々の喧騒や慌ただしさの中に埋没し、心はささくれ、お互いを傷つけあうような、とんがった会話しかできなくなっていることに、ちょっと気づくきっかけを作ってあげる。

これが、私が教員を続けている要因の一つになっている。(カウンセラーとも違う)

40日間、夏休みに子どもが家にいるということは、うれしい半面、お互いにストレスも相当たまる。下手をすると、毎日バトルだったりする。
面談の中で、子どもたち一人一人に合わせた、夏休みの勉強法やおすすめ自由研究のヒントを伝えたところ、お父さん、お母さんの方がノリノリだった。
頑張れ、お母さんたち。今、我が子が手元にいてくれる幸せな時間を大切に過ごしてほしい。子どもは、やがて親元を巣立っていくもの。
しっかり、子どもの目を見て、子どもの声を聴いてあげて。
「忙しいから、あとでね」
というのは、嘘。取り込み中だったら、
「これが終わったら、お話きかせてね」
約束したら、必ず守る。そうすれば、話したい人の様子を見てから話しかけられる人に育つ。
小さな手を握って。まだまだきゃしゃな体を1日1回は「大好き」と抱き締めてあげて。
そうやって育まれた子どもたちは、自己肯定感を持って、自己実現のために努力し、自己達成感を感じて、自立して行くことができるでしょう。


私の人生大成功!

私も3人の子を育てているが、いつも失敗ばかり。
でも、いつか3人それぞれに、
「ママの人生は、あなたたちに出逢えたことで、半分は成功している。一緒に泣き笑いして、あなたたちが、それぞれ自分のやりたいことを見つけて、私の元をちゃんと巣立って行けたなら、ママの人生の90%は大成功だよ。後の10%は、あなたたちに迷惑をかけないように、自分のやりたいことをやって大往生できたら、完璧だね!」
と言ったら、泣かれてしまった。
10年前の私は、自分の子育てに自信をなくし、
「私があなたたちのママでごめんね…。私じゃなかったら良かったのに」
なんて本気で思っていた。
5年前の私は、自分の子育てに行き詰まり
「なんで私がこの子たちの母親なんだろう。どんな因果関係があるんろう」
と現実逃避していた。
そして今、お互いに思いやり、労わり合い、応援し合える親子関係になって、やっと、今まで言えなかった『ありがとう』の言葉を素直に言えるようになった。
子どもたちも成長したが、私も親として、少しは成長できたのかもしれない。

クラスの子も同じ。人生の中で、あの子たちに出逢えた喜び、幸せをかみしめ、そして私が担任であることの意味と責任をしっかり自覚して、後8カ月を、1日1日大切に、ドラマチックに過ごそう!
皆、2学期、楽しみにしていてね!
元気で、楽しくておもしろい夏休みになりますように。

“change”(変革) ~誕生日の前に~

2012-07-15 12:04:14 | 徒然なるままに
7月15日(日)

久々のブログ更新。久々の休日。

前回から1カ月間、激動の毎日だった。
良かったことは、自分自身のスキルが少し上がったこと。
悪かったことは、声が枯れたまま、戻らなくなったこと。

連休が明けたら、あと三日で夏休み。
動静表(スケジュール表)を作ってみたら、結構過酷なスケジュールになってしまった。
子どもたちには夏休みでも、教師にとっては、出張や研修や教材研究、校務分掌、備品チェック、日直など、やることはたくさんある。中学校と違って、部活動がない分、楽は楽だが、担任としてのやるべきことは満載だ。
でも、この期間の私の最優先事項は、体調の回復だ。

明後日で1歳年齢が上がる。
去年の身体とも、5年前の身体とも、ましてや、10年前の身体とも全く違う身体になって来ている。
加齢のせいもあるのだろうが、本当に無理がきかない身体になって、そこを無理すると、弱いところに影響が出るという繰り返しだ。
土日に整体に通ってても、月曜日には元の黙阿弥、水曜日には傷みに耐えきれず、揉みほぐしに行くしかない。木金を耐え抜いて、土日にまた整体に行く・・・・。
お金がかかる。
でも、ぎっくり腰や、体調を崩してお休みしたり、入院するよりは、『未病』のうちに元気を取り戻し、維持する方がまだお金はかからない。

気持ちは、誰にも負けないぐらいの情熱も向上心もある。
でも、ストレスや疲れには弱い。ストレスには回避や発散の仕方にもっと工夫の余地がある。
疲れは、要領の悪さからも来ているので、効率よく、短時間で仕事を片付けること。ちゃんと休憩や早く帰って、身体を休めるのも仕事のうち。
なのに、なかなかそれができないでいる。

もうすぐ、私の51歳が終わろうとしている。去年の大震災に始まって、実に様々な出会いや事件があった1年間だった。失ったものの多かったが、得るものはそれ以上にたくさんあった。たくさんの人に感謝することの多い一年間だった。

52歳は過酷な運命と向き合うことになるスタートから始まる。
ある意味で、機は熟したのかもしれないし、今が潮時なのかもしれない。
過去は変えられないが、未来は変えることはできる。
壁は乗り越えられる人の前に現れる。きっと乗り越える。
かつて、中学生の教え子たちに教えてきたことを、身を持って実践する好機が来たのだ。
ピンチをチャンスに変える。
なりたい自分になるために。
子どもたちの未来を守るためにも。
変わることは怖い。変えることは面倒だ。
でも、恐れず、面倒くさがらず、まずは最初の一歩から、今できることから確実に進めていかなければ、壁は乗り越えられない。
ピンチをチャンスに変える。
失敗から学ばない者は成長しない。
自分の生きざまを子どもたちに見せるために。

52歳は、52年間頑張ってきた私と、支えて来てくれた家族や仲間、何より、私をこの世に送り出してくれた両親がいてこそ、今の私がある。本当に感謝している。
まだまだ未熟者だが、だてに人生経験豊かではない。
苦労した分、涙の数以上に、人には優しく、情け深い性格だと思う。
でも、時には、冷静に、冷徹に、取捨選択をしなけれねばならないと思っている。
それもまた、修行である。

5年後、10年後の自分は、今の自分をどう振り返るのだろう。

5年前の私は、辛い現状を直視せず、仕事に逃げ、心から笑った日が1日もないような追い詰められた毎日を送っていた。
あの時の私の支えは生徒たちとの美術の授業だった。充実した授業ができていたと思う。
でも、我が子たちには、申し訳ないほどいろいろな我慢をさせてしまっていた。

10年前の私は、暗中模索で、自信がなく、声まで失うほど心身ともに病んでいた。
あの時の私の支えは、ソーラン節だった。我が子たち、その友だち、地域の人たちとともに作ったソーラン隊の隊長として、各地のイベントに出演し、小中学校、公民館にソーランを指導しに行っていた。
自分の心の闇を引き飛ばそうと、みんなに元気な踊りを見せ、笑顔をふりまいていた。

思えば今はあの時よりはずっとましで、あの時の苦労が、いろいろな場面で少しずつ報われて行きているのを感じられるようになってきた。
だから、今立ちはだかっている壁も、きっと乗り越えられる。
乗り越えられたその先には、今の自分を『あの時逃げずに頑張ったおかげでこうなれた』と笑って懐かしんでいる私が必ずいるだろう。
難局だから“change”(変革)が必要だし、難局だからこそ“change”を実行できるとも言える。ピンチをチャンスに変えるために。

Yes. I can! 

Yes. I Change!

未来の自分のために。