2009年最後の観劇は日生劇場の『シェルブールの雨傘』。プリンス井上芳雄くんと元宝塚雪組娘役トップの白羽ゆりちゃん主演の切ないラブストーリーです。
映画でも有名な「シェルブールの雨傘」は、結婚を誓い合った若い恋人が戦争で引き裂かれお互いを想いながらも別の幸せの道を歩むという、美しく切ない余韻が残る話。映画でも有名な哀愁漂うメロディが全編を通して流れます。
映画同様にセリフも全て歌になっていて、場面転回時にはアンサンブルのバレエ的ダンスが繰り広げられます。歌だけで構成されているのに会話に不自然さは全くありません。歌だけが独立することがない演出なので、代表ナンバーを歌い上げた後観客から拍手が出るといったミュージカルでは当たり前の光景は見られず、幕が降りた後も余韻に浸れる作品になっていました。
この作品は芳雄くんとゆりちゃんの2人だったからこその作品だなぁと思います。2人共美しいし、とにかく歌が上手いですから。そして今までの作品とは比べられないほど、芳雄くんのキスシーンが多いさすが、フランス映画(笑)
うるうると泣けてくる話なんだけど、哀しい気持ちだけでは終わらない素敵な話なので何度も見たくなります。あぁ、もう1回くらい見たかった・・・。
さて、帝劇の2010年公演が発表されました。8~10月が「エリザベート」、11,12月が「モーツアルト!」ってことで私と友人Jは歓喜の雄叫びをあげちまいました。8月に市村正親さんとの新作が入っている武田真治さんは「エリザベート」に出演するのか?!そして来年がデビュー10周年の芳雄クンのルドルフ復活はあるのか?!それともサプライズなキャスティングがあるのか?!今から、と~っても楽しみです