天罰 パートⅢ

又、又　『　ザンゲ室　』　で

神父　：　今日は、何かね？
　　　　　 君も、例の　“　バチカン日本大使の娘殺人事件　”　の取材に来たのかね。
ヒ ゲ　：　めっそうもありません。　今日は、神父様にお尋ねに。
　　　　　 ヒゲの昔の事ですが、それが　“　天罰　”　が下る程の大罪だったのか？　と。
　　　　　 周りの者は、　「　ほら見てみ、あぎゃん大酒飲んで悪ふざけするけん、
　　　　　 罰　（！）　の当たったつたい。」　と申します。
神父　：　解った。　先ず君のその罰当たりな事を聞こう。
ヒ ゲ　：　マウント・あそに初雪が積もりました。
　　　　　 １２月、雪を見ると、日本人は　“　忠臣蔵　”　を想い出します。
　　　　　 そして、忠臣蔵というとやっぱり　“　刃傷松の廊下　”
　　　　　 なんと、ヒゲのカラオケ１８番なんですが、チクチクと傷が痛む出来事が・・・

　　　　　九年前の五月　・・・
　　　　　毎週土曜日１０時の男・カァー様の御登場です。
　　　　　ひとしきり飲んで、田園ビル５Ｆの　“　さんすい　”　で二次会になりました。
　　　　　日付も変わった頃、盛り上がった我らは、カラオケに。
　　　　　お鉢が回ったヒゲは、馬鹿ノリして
　　刃におよぶ刃傷の～～　
　　　　　　　　　お放し下され梶川殿　！！！　　　　　　　こ～の～無念
　　　　　ここで、“　浪江　”　という錦之助映画に出てくる腰元みたいな名の従業員の登場！
　　　　　割り箸を刀に　「　殿！　お覚悟。　」　ぐりぐりと脇腹に切り付けて、
　　　　　浅野内匠のヒゲは相果てたので御座いました。
神父　：　なる程。　亡くなられた方を冒涜した訳だ。
ヒ ゲ　：　そして、その日の１２時。
　　　　　 母親に頼まれたヒゲは、重い家具を運んでやって、そのチカラ仕事が直接（？）の
　　　　　 原因となって、発症したのでした。
　　　　　 神父様、ここで御座います。
　　　　　 ヒゲは、　“　親孝行　”　の挙句、天罰を受けた事になります。
　　　　　 これでは余りに無慈悲な主の仕打ちでは御座いませんか？
神父　：　君はまさに、一旦は地獄の門をくぐったのだ。
　　　　　 ただ君の唯一の　“　孝　”　を見て、イエス様が君が
　　　　　 ルビコンＲ　（　三途の川？　）　を渡るのを止められたと考えるべきではないのかい。
　　　　　 さあ、十字架に主への感謝を祈りたまえ！