１９の春

リフォームが済んだ我が家に戻った猫・トンカツ。
床がツルツル滑るのが苦手みたいだが、それでも自力で風呂場に向かう。
温かい水を呑む為です。

相変わらず寝てばかりの習性は変わらない。
所が今年になり、寒い日が続く夜には、何時もとは違う動きを。
寝ぐせの悪いカァちゃんと、一緒寝んネする様になった。　
今までは、決して寝なかったのに。
そして朝、カァちゃんが起き、サッシのカーテンが開くと、不思議に起きてくる。
ガラス越しの太陽光を浴びる為です。
のびのびとデングリ返り、腹を見せて日向ぼっこ。
目を細めて、ご機嫌です。
時々、体をねじって日当たりに合わせて動くと、昨年の手術痕が見えて痛々しい。
背中に出来たオデキを切開する時に、毛をキレイに剃った跡です。
まあ～、笑って仕舞うみたいに広面積でした。
今どうなっているかと？
それが、面白いのです。
まるで、丸い湖の中にポツンと浮かんだひょうたん島。
中央にだけ、黒いチョボ毛が生えています。
中間部には、薄いウブ毛が少しです。
その発生ムラが、何とも珍百景？
　　　　　　　　　　　　　　　　　
もう二ヶ月すると、１９歳に。　　♪　 枯れ木に花 ～ を　　咲かせましょう～　♪♪
子供達より長く、ヒゲ夫婦と暮らしている事に。
最近、ちょっと目がトロくなった様な仕草も見えます。
既製品の焼きメザシを、かつお節で和えた餌が、最近お気に入り。

昼寝の時は、ヒゲと狭い布団をシェアしながら寝んネします。
仲良し親子（？）ですから、ヒゲの腹辺りに頭をくっつけて幸せ寝んネです。
つい最近の昼寝の時でした。
ヒゲも熟睡中、突然、右手に激痛を感じました。
おそらく、ヒゲが寝ぼけて、猫トンの股間辺りでもまさぐったのでしょうか？
ムカついたトンが、一本牙で激しく手のひらを咬みついたのでした。
余りの傷口の酷さに、カァちゃんが急いでマキロン消毒を。
血がにじんだ傷口がよくシミテ、ヒリヒリします。
それにしても、一応（！？）仲良し親子なんだから、手心を加える咬み方出来んのかな？　（怒・笑）

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