田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

この一年(突然、喪主になり~2)

2014-12-19 04:28:13 | 2人3脚チンタラ道中
こういうものは、段取り良く準備出来るものではないから、慌てふためく問題が
数多く出てくるに違いない。
我が家の場合、最大の問題は “ 台風 ” でした。
何しろ、気象庁の発表では、記憶に無いほどの凄いスケールの奴が近づいていると。
しかも、そのコースは、どう転んでも熊本を通過するのは、間違いない様だ。
その通過予定日が、どうやら木曜日。
通常なら、葬儀の期日になるべき日だ。 困ったナ~

カァちゃんが第一案を。
「 そうだ! 今から御通夜をやろう。 そして明日には、本葬を。
  コレなら、台風は関係ないタイ。 」
ナイスなアイデアですが、業者から不可能と却下。
暫らく考えあぐねた末 ・・・ 一か八か、普通の日程でやろうと。
「 どうせ、何時も台風は熊本を避けて行くみたいだから、それを期待しよう。 」 (笑)

日程が決まった頃、長男のクシャミが止まらなくなった。
どうやら、線香のけむりをアレルゲンとする鼻炎らしい。
気にはなりながらも、斎場との打ち合わせが次から次へと続く。
カタログを見ながら、事細かにあって煩わしくなる。
父親の遺影写真・ビデオ用のスナップ写真も必要だが、これは予てからカァちゃんが
パソコンに整理しておいたのが役に立った。

大方の打ち合わせを済ますと、文字通りの夜伽だ。
問題は、一日余分(?)な通夜です。
ヒゲは、上手く立ち回らないと体力が尽きるかも。
親子連続で葬式なんて、シャレにならない。
とりあえずは、通夜の挨拶の下書きを用意しなくちゃ。
アレ?  紙とえんぴつがない。 しょうがない、iPadのメモ機能を使おう。

次の日朝早くから、部屋外の音が激しい。
ドアを少し開けて見ると、消防車みたいなホースが何本も床を這っています。
やがて、葬祭場の業者が来て、打ち合わせ。
病院の診断書・埋葬許可証・ビデオの編集確認・挨拶状の校正 ・・・ たいへん!
カァちゃんは、電話の対応にも追われている。
ヒゲと息子も別室に呼ばれる。
先ほどのホースが接続された台に、父親の亡骸が横たえられている。
湯灌の儀を執り行うという。
ほら、映画 『 おくりびと 』 のシーンにも登場したような。
チェロで、G線上のアリアでも流して欲しい所ねと、息子と話しながら儀式を済ませる。
着々と準備が進む合間に、簡単な食事やうたた寝していると、時間はだいぶ経過している。

本通夜の為の着替えをしようとしていると、早くも弔問客が!
着物の着替え途中のカァちゃんは、帯も締めてないのに、応対に出なければならなくなった。(笑)
やはり、予定時間以外の弔問は、遺族の負担を考えると、善し悪しでしょう。

さて、そうこうしている間に通夜の始まる時間。
カァちゃんの妹が、受け付け等の業務を手伝ってくれるのが有り難い。
弔問客もちらほらと見え始め、ヒゲ達も壇上の所定の席へと進む。
喪主としてご挨拶する、いちばん苦手な時がやって来た。

 ~~~ 父親の思い出 ~~~
 
  《 若かりし頃の父母 》
 
  《 二人の孫と 》
 
  《 田園ビル建築の鍬入れ 》
   
      《 二人の曾孫と/最後の写真となる 》

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